陵クミコのレビュー一覧
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ネタバレとある商店街に並んで建つ、大変仲の悪い久保田家と芳野家。
話をすることも厳禁な二つの家族の中で、久保田和菓子店の次男で、学業優秀な博紀は、会計事務所と喫茶店を営む吉野家の次男・哲と、隠れて友情を育んでいる。
和菓子の大好きな哲は、博紀の持ってくるお菓子にいつも大喜びをしている。
ところが、ある日、もう一人の幼馴染みから、「お前らそれでいいの?」と疑問を呈されたことから、哲の存在が博紀にとってどういうものなのか、改めて考えさせられてしまう。
という弟カップルの話と。
高校の頃のある事件をきっかけに、家族とは無関係にぎくしゃくしだしてしまったのは、久保田家の長男・多紀と芳野家の長男・力。
の兄カップルの話。
個人的には、頭の悪い哲と、そんな哲にゲロ甘で、結局ヘタレな博紀のカップルの方が好みです。
なんというか、まどろっこしいけど、若いからそんなに先を焦らなくてもいいのかなー……という感じが、とっても。
でも、基本的には割とありきたりなカップルの話なので、王道が好きな方にオススメしておきます。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ水沢那智は焼き菓子店を経営している。
そんな焼き菓子店にある日、閉店間際になって一万円を握り締め、「全部ください」という男の子が現れる。
そんな日が2、3日続いた後、水沢は不思議に思って、「保護者を連れておいで」と告げる。
すると、保護者として現れたのは、水沢のかつての恋人・加賀有隆だった。
高校時代に、ひょんなことから関係を持った水沢と加賀は抱き合わずにはいられないほどにお互いを想い合う。
けれど、大企業の社長の息子である加賀と一般人である水沢とでは立場が違いすぎた。
どこからか加賀と水沢の仲を知った加賀の父親が、水沢の母親を通して水沢に加賀と別れるように圧力をかけてきたのだ。
最後は二人で共に死ぬ約束までした二人だったが、水沢は加賀を置き去りにして逃げてしまう。
そんな裏切ったはずの加賀が八年ぶりに現れ、以前の面影を残しつつ、水沢に対して穏やかに微笑んだ。
そんな加賀の真意が見えず、水沢は心惑う……
という話でした。
ぼろぼろになって別れた二人が年月を経て再会し、再び付き合いだすまでのお話。
どちらかというと、若き日々の恋愛がメインで、大人になってからの二人はちょっとした戸惑いもありつつも、やがて元鞘に……という感じでした。
子どものどうにもならない悔しい気持ちが、歳月を経てようやく結びつく……って、純愛ですよね。
こんなことって実際にはないんだと思うんですが、こういう話はいつ読んでも憧れるし、切ない気持ちになります。
特に子どものどうにもならなさは、すごく身につまされるのでじんわり沁みてきました。
純愛物が好きな方にはオススメです。 -
Posted by ブクログ
好感度が高い絵柄が好みです。挿絵ではおなじみですがストーリーものはどうかな?と思い購入しました。
大学生の衛は38歳のカフェ店主柳井に片想い中。男しか好きになれないと打ち明けている衛にも、偏見なく優しく接してくれる柳井。
この柳井が、とても衛に親身になって優しいんです。でも、衛の気持ちは受け入れてくれません。
そんな二人に柳井の友人である鵜瀬が割り込んできて、端から見れば三角関係の相関図ぽく見えなくもないけど、実は。
ストーリーは意外な真実が明らかになって、後で柳井の優しさや鵜瀬の職業に納得させられます。鵜瀬が衛を好きになった理由を深読みするとフクザツです。
話がちょっとひねり過ぎな感じもするし、よく考えると切ない本筋だけど、コメディタッチで乗り切っているので読後は爽やかです。
かわいい路線意識なのかHシーンは付け足し的な雰囲気で、私的にかなり残念です…濡れ場をもう少し描いて欲しかったですね。鵜瀬の魅力や衛への本気度を寝技?で確認したかった。むしろ、カバー下の「事後」マンガがかわいくてよかったかも。
同人誌では、その後の鵜瀬と柳井のワケアリなムードがおおっ!と気になるかんじでした。二人の昔話もめちゃくちゃ気になります。衛がちょっとのけ者扱いだったけど、オトナの危険な愛?には胸キュンです。 -
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「茅島氏の優雅な生活」のスピンオフです。
月に一度大学病院から茅島氏のお屋敷に定期検診をしに来る大学病院内科医の高倉聖司のお話です。
クオーターで庶子腹の美貌の聖司と高倉総合病院の医院長である義理の兄、義明との異常な関係や聖司を使って仕事を取ったりと暗い内容ではありましたが、聖司を愛している事を聖司を拒否した後に気が付いて悩む森下友臣との関係が良い方へ向かって安心しました。
とは言え、茅島氏シリーズ程胸に迫らなかったのは何故でしょうか?
途中もどかしさを覚えたりしましたので、もう少し二人の絆を深く読みたかったです。
義兄の捻れた執着愛は素敵でした☆愛と憎しみは裏腹なのですね〜
絵も、茅島氏シリーズと同じ日高ショーコさんにして頂きたかった。それもなんとなくお話に違和感を感じた要因ではあります。