魚柄仁之助のレビュー一覧

  • 冷蔵庫で食品を腐らす日本人

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    [ 内容 ]
    冷蔵庫の巨大化が、崩食を呼び寄せた!
    冷蔵庫の片隅で、鮮度を失う野菜や果物。
    冷凍庫の奥底で、食べごろを逸する肉や魚。
    「不要買いだめ」「食の浪費」の戦犯は、あなた自身だった!
    「なんでも実践」がモットーの食文化研究家が、ここに懺悔し、試行錯誤し、「日本の食のルネッサンス」を提言する。
    知る人ぞ知る、食文化の豆知識も伝授。
    あとがきでは涙まじりの実話を披露、食の喜びも教えてくれる。

    [ 目次 ]
    第1章 巨大化する冷蔵庫―詰め込みすぎて食品をミイラ化させる現代人
    第2章 「しまつ」をしよう―よりよい食生活を続けるために
    第3章 食の下克上―高級食と大衆食が簡単に入れ替わる時代

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    2010年07月04日
  • 冷蔵庫で食品を腐らす日本人

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    文体の好みは分かれるだろうが、著者ならではの視点で
    食を取り巻く状況がまとめられ面白い。
    固定観念を払拭したり、自分の嗜好を柔軟にするのに良い。

    実際に根ざした有益な視点等が多い。

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    2010年07月02日
  • 元気食 実践マニュアル155

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    この著者の本を一度読んでみたくて買いました。
    確かに為になる役に立つ、手軽でしかも栄養満点食の作り方が
    載ってはいますが、同時に冗談も多い!ww
    一種のマニュアル本かと思ってましたが、ある種、お笑いの本ですなww

    目からうろこの調理術や食材の有効な調理法など
    役に立つ情報満載ですが、著者独特なユーモアあふれる文章から
    必要な情報を抜き出すのが意外に面倒なので★一つ評価さげましたww

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    2010年03月18日
  • 冷蔵庫で食品を腐らす日本人

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    前半部分は現在の日本の食生活について書かれている。
    冷凍食品や食材のストックは無駄であるという意見に、目からうろこだった。
    「しまつの掟」は当たり前だけど、できていない部分が多くて非常に参考になった。
    ・調理台にものを置くな。
    ・使わぬ道具はしまつする。
    ・流しに物を置かない。使った道具、器はその時・その場で荒い、水切りに移す。
    ・台所道具のメンテナンス
    ・台所の洗い道具は乾燥させる。
    ・食品保存編−水分を抜く。
    ・足りないくらいしか料理するな。

    後半部分の日本の食の変遷も、知らないことばかりでとても面白かった。
    実体験含めての話だからこそ、説得力がある。

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    2009年10月04日
  • 冷蔵庫で食品を腐らす日本人

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    “食”に対する著者の鋭い指摘。
    「食の下克上」など、今まで全然知らなかった歴史を知ることができて面白い。

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    2009年10月04日
  • 冷蔵庫で食品を腐らす日本人

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    タイトルから内容はまあこんなものと理解したつもりだったのだが、それはほんの序の口。濃い話が鋭くかつ楽しく次々と展開され、飽食に慣れきった生活を反省させられることしきり。ものすごく感性の鋭い著者だ。「農なんか症」にはネーミング大賞を贈呈したい。

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    2009年10月04日
  • おかわり飯蔵 11

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    1月からドラマ化されているらしく、本屋に平積みされていたのでためしに読んでみたらなかなかおもしろかった。
    老舗の料理屋の息子で家出していて古道具屋をしている主人公。ヒロインは雑誌の編集者。「料理」でいろんなことを解決していく…となんとなく「美味しんぼ」に似ている設定ではあるけど、主人公の飯蔵の性格が嫌味なく、でてくる料理が高級料理じゃなくてとても身近なもので、しかもその説明が押し付けがましくないところがよいです。
    実際作ってみようかな〜と思う料理もいくつもあったりするし。
    でも、ホテルのポットを使ってしゃぶしゃぶをしたり茹で料理をする…というのにはたまげたデス。使ったあとのポットはどうするの〜

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    2009年10月04日
  • 国民食の履歴書 カレー、マヨネーズ、ソース、餃子、肉じゃが

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    食の歴史や文化に詳しい魚柄氏による、日本の国民食と言える5つの食べ物の歴史。題材はカレー、マヨネーズ、ソース、餃子、肉じゃが。肉じゃが以外はいずれも海外から入ってきたものを日本人お得意の自分化への取り込みで、日本独自の発展をし、根付いていったものだ。

    「いつ入ってきて、誰が考案したのか」を可能な限り様々な文献から探っている。「主婦の友」などの、昔の「婦人向け雑誌」でレシピが紹介されている。時代とともにアレンジされ、洗練され、今の形になっていった変遷が面白い。

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    2025年11月10日
  • 幻の麺料理 再現100品

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    食と文化に関する書籍が得意の作家が、戦前からのレシピ本に載っていた珍しい麺料理の数々を自ら再現している。

    うどん、スパゲッティ、マカロニ、ラーメン、焼きそばの創意工夫溢れるアレンジ…とは限らず、かなり怪しげだったり「雑誌の紙面を無理やり埋める」ためにひねり出したと思われるようなレシピもあるようで、「幻」になってしまった理由がそれなりにある。まっとうなレシピも中にはあるが、「再現できないから幻」ではなく「消えるべくして消えた幻」が大半なようだ。

    グルメ本というよりはネタを集めた本ではあるが、おいしくないレシピでも再現して食べ、昔の人たちのちょっと無理がある創意工夫と悪戦苦闘に対する愛情が感じ

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    2025年03月18日
  • 台所に敗戦はなかった ――戦前・戦後をつなぐ日本食

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    明治から昭和40年ごろまでの100年ほどに、日本の家庭ごはんがどう変化したかを、料理本や婦人雑誌2000冊を漁り、献立を再現して考察! 飢餓ばかりが語られる戦中戦後にも、母ちゃんたちは知恵を絞ったんだなあ。すき焼きの真実、うどんでパンを作る、梨もどき、サンドウィッチと寿司の同一、玉子からすみ…唸るぜ。そのまま載せられてる昔のレシピもコンタクトはずして必死で読み取りたくなります。

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    2024年08月18日
  • 幻の麺料理 再現100品

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    「幻の麺料理…」とはそそる書名です。しかし世界の秘境の、とかいにしえの王宮の、とかいう「幻」ではなく、戦前から戦後にかけて婦人雑誌に掲載された麺を使ったレシピで、今では食卓のメニューに乗ることもないようなアイディア料理の数々が著者によって再現されてます。我が家の食卓に出現したかもしれない、でも全然定着しなかった「幻」メニューです。第1章 うどんの麺と西洋料理法の合体、第2章 かれーうどんの謎、第3章 和風スパゲティの爆発的進化、第4章 マカロニ類の興亡、第5章 ラーメンのルーツから列島制覇まで、第5章 ソース焼きそばの生存戦略…和風の麺がいかに洋風料理になるか、逆にまだなじみのないスパゲティ、

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    2023年07月26日
  • クックドッポ 1

    無料版購入済み

    なんでも知ってるわけじゃないところは逆に好感持てます。父親の話とかお色気ショットはあんまり興味ないですw

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    2022年11月23日
  • 台所に敗戦はなかった 戦前・戦後をつなぐ日本食

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    海外から入ってくるレシピを、どんどんもう、和食にしてきた日本。なきゃないで、手近なもんでやっちゃおうという発想は、毎日の飯作りにも繋がるな。
    料理ってのは、あるものを、食べ飽きないように美味しく取り入れる工夫で、その中で一定の評価を得たものが料理名つけられて残るんだろうねえ。
    個人的には、サンドイッチと寿司の類似性が面白かった。

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    2015年10月15日
  • 冷蔵庫で食品を腐らす日本人

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    生活のノウハウみたいな本かと思ったがそういうのはちょっとだけ。そこだけでも役にたったけど。
    生活が便利になるにつれ失った、特に食生活についてのエッセイ。
    悪くはない。

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    2014年09月06日
  • クックドッポ 1

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    流れ板の少年が放浪する先々で料理でお悩み解決…グルメマンガではテンプレとも言える王道の展開です。
    物語の端々でちらつく殺人事件の影がそういった作品群とは一線を画してますね。
    登場する料理がB級グルメというのが、グルメマンガとは微妙に距離をおいていて、そこにミステリ要素が入り込む余地を作っているように思えます。
    作中のレシピがクックパッドに掲載されているのも面白いです。

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    2012年05月18日
  • 冷蔵庫で食品を腐らす日本人

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    現代の食生活への警告と、これからどうあるべきかという提案。
    冷凍庫で長期保存した食料より、買ってすぐの方がおいしいに決まってますよね。なのに、あえて入れてしまう。それって無意識に「冷凍庫に入れた食べ物は永遠に大丈夫」って思うからだと気づきました。そんなわけない。反省。

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    2011年08月28日
  • 冷蔵庫で食品を腐らす日本人

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    自分に必要な"食量"を常に意識する←無駄をなくす
    買い物は、冷蔵庫にあるものを思い浮かべ
    その日またはその料理に必要量の食材だけを買う←継続性が必要
    冷凍保存したから食料確保として安心しない←食べなければ食料ではない
    などを考えつきました。

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    2009年10月04日
  • おかわり飯蔵 1

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    漫画自体は面白いです。出てくる料理があまり試してみたい感じじゃないのはなぜでしょうか。
    ホテルの湯沸かしポットでしゃぶしゃぶとか、その後ちゃんと洗って返すのでしょうか、と気になりました。

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    2009年10月07日
  • 冷蔵庫で食品を腐らす日本人

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    著作はほとんど読んでいるので我が家の冷蔵庫はいつも風通しがいいし、冷凍食品なんて買ったことなしのウオツカ流生活をしてますが日本の食文化の激変は著者ならずとも驚きです。かっては下魚と呼ばれた魚が乱獲で取れなくなると高値を呼ぶ、食材の下克上ってお笑いです。地産地消なんてお題目だけ。そんなシアワセなんて今や風前のともし火、食流通の世界の複雑さ(というより訳のわからなさ)についていけない庶民。食育なんて実際に自分で素材の良悪と懐具合を見つめて購入し、自分で自分の食事を作れるかであり、栄養の知識とか情報ではなく具体的な実学で身につけさせるものだとの論に賛同です。ひとりでグルメ食を喰らってもつまらない。貧

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    2009年10月07日
  • 冷蔵庫で食品を腐らす日本人

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    食に関しての日本戦後史。
    けっこうマイナーな事柄も書きながら、日本人の食文化の変遷を語っている。
    あまり、この手の本は出ていなく、また戦後史でも触れられてこなかった分野なので、興味深く読み進められる。

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    2009年10月04日