魚柄仁之助のレビュー一覧

  • 台所に敗戦はなかった 戦前・戦後をつなぐ日本食

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    ネタバレ

    懐かしき料理本の写真!が沢山。楽しい。トロの話とか、面白かった。ベトナム料理のフランス受容と比べるとやはり醤油の国。ピーナツバター汁粉はすごい。冬にまたやります。サンドイッチとおにぎりから各種サンドイッチへ、おにぎらずまであとちょっと。2015年だからね。

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    2025年08月17日
  • 台所に敗戦はなかった ――戦前・戦後をつなぐ日本食

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    戦中のすいとんとか、大根飯のようなものを集めた本かと思ったら、そうではなかった。明治に洋食が入ってきて、魚柄さんによれば、洋食を取り込んでから生まれた日本の和食文化は1950年代ごろに完成していたという。
    すき焼き、サンドイッチ、ねぎま鍋など、そのひとつひとつの料理について、家庭料理の変遷を辿ったもの。魚柄さんが収集した膨大な当時の婦人雑誌から、当時のままのレシピなども載せられている。(文庫本なのでとても小さくなってしまって残念、こういう時は電子書籍がいいのかもしれない)さらにはカルピス、のようなものや、玉子チーズ、バナナの皮?おかしなスイーツまで。
    ここにある料理は、すべて魚柄さんが実際に調

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    2025年01月12日
  • 病気を寄せつけない腸寿食

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    昔ながらの日本食がどうして身体に良いのか、長寿につながるのか、医学的に解説してくれて、とてもわかりやすい。さらには適度に手抜きしながらでも身体にいい食事は出来ます、と作り方も教えてくれる。やってみようと思えるレシピもたくさんありました。

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    2021年08月10日
  • 国民食の履歴書 カレー、マヨネーズ、ソース、餃子、肉じゃが

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    カレー、マヨネーズ、ソース、餃子、肉じゃが
    どれも日本人にとって欠かせない食材や料理で
    す。

    これらが海外から日本に入ってきたのちに、ど
    のような形で日本人に紹介され、どのような歴
    史を辿って現在の形になったのか。

    当時の料理本のレシピ集などから解き明かしま
    す。

    餃子は戦後の戦地引揚者が中国で食べたものを
    全国に広めたというのが定説ですが、古い料理
    本では戦前からその作り方が紹介されているの
    が分かります。

    肉じゃがも然りです。

    東郷平八郎が最初に作ったと言われていますが、
    どうやら違うらしいです。

    食のルーツを証拠と共に解き明かす一冊です。

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    2021年05月16日
  • 冷蔵庫で食品を腐らす日本人

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    食生活の見直しとは、食材に気を使い、添加物を減らし、カロリーを気にする事だけではないのだと感じた。
    食べ物を粗末にしない事も大切だ。
    私は、祖父から厳しくしつけられたせいか、食べ物を粗末にする事が出来ない。
    現代人が、いかに食べ物を粗末にしているかが分かる一冊。企業や外食産業も然り。捨てる為に作っているのでは?とさえ感じる事もある。

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    2015年04月05日
  • 冷蔵庫で食品を腐らす日本人

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    タイトル通りの人間です。
    反省しかない。独特の文章は好みが分かれるかもしれないけれど私は好きです。というか、師匠とお呼びしたい。今は始末の料理に目覚めて冷蔵庫に頼りすぎぬよう日々奮闘しております。

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    2013年12月11日
  • 冷蔵庫で食品を腐らす日本人

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    20131126 経験からの話なので説得力がある。自己啓発本としても読める。若い人にはお勧め。あとがきでは泣けてしまった。

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    2013年11月26日
  • クックドッポ 3

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    「てんまんアラカルト」に劣らない、美味しい漫画
    ややミステリー色が強い作品ではあるものの、登場する料理には手抜き感は一切ない
    この作品もまた、食べた『瞬間』の顔に、本当に美味しい、と思っていなきゃ出ない表情がイキイキと描かれている
    次の料理は何だろう、と期待に胸が膨らむと同時に腹も鳴る

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    2012年07月27日
  • 冷蔵庫で食品を腐らす日本人

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    冷蔵庫が日本の食文化壊滅の「A級戦犯」だった! 食文化研究家の著者が「
    冷蔵保存より長持ちする保存法」を示し、日本の食生活再生レシピを一挙公開。食文化の豆知識も伝授する。

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    2009年10月04日
  • うおつか流食べつくす!

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    どんな事でも自分で考えてやってみる事って大事だな。
    最終章の「できる!自分」の作り方。観察・分析・模倣・検証・改良の反復は料理だけでなく、どんな事にも通じる方程式。

    単なる台所術ではなく、生きる力を考えさせらた本でした。

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    2025年10月26日
  • 台所に敗戦はなかった ――戦前・戦後をつなぐ日本食

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    タイトルだけ見ると、太平洋戦前から戦後にわたる食糧事情の悪い(困窮していた)時期でも、大衆は食べることに関する工夫を欠かさなかったことを記しているようにも思える。
    確かにそのような内容も多く、驚くものもあるが、それ以上に生鮮物の流通手段の変化につれて、それまでは一般には食べられなかったもの、好まれなかったものが大衆化すると同時に、人々の嗜好の移り変わりが描かれている部分が印象に残った。
    特にマグロの食べ方の変化が興味深く、今では当たり前だと思われていることが、かつては非常識であったということが、案外身近にもあるということに気付かされる。

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    2025年01月14日
  • 幻の麺料理 再現100品

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    ラーメンや焼きそば、カレーうどん、たらこパスタなど、麺文化の発祥とユニークなメニューがわかる一冊。雑誌を参考文献として、再現するのはユニーク。

    また、昔は上品な出汁をとれるような高級店に行かないと美味い麺は食べれなかったが、味の素が普及して、家庭や庶民的な店でも美味しい麺料理を食べられるようになったとの記述には、なるほどと思った。

    今や、冷凍でもお店の味をほぼそのまま食べられるし、カップヌードルも侮りがたい。

    そばもうどんもラーメンもみな好きという麺好きには、ぜひ読んでほしい。

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    2024年10月20日
  • 幻の麺料理 再現100品

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    明治維新以降に入ってきた、中華麺やパスタ。
    その調理法を取り入れてみた、うどん料理。
    大正期以降の和風な中華麺やパスタの料理。
    食への関心と試行錯誤が窺える婦人・主婦向けの雑誌に
    掲載された料理100点以上を、レシピどおりに再現し、検証。
    ・まえがき――麺類の進化と淘汰
    第1章 うどんの麺と西洋料理法の合体
    第2章 カレーうどんの謎
    第3章 和風スパゲティの爆発的進化
    第4章 マカロニ類の興亡
    第5章 ラーメンのルーツから列島制覇まで
    第6章 ソース焼きそばの生存戦略
    ・あとがき
    各章にコラム有り。

    それは憧れかもしれない。それは挑戦かもしれない。
    明治維新以降、中華料理や西洋料理は高値の花

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    2024年06月06日
  • 国民食の履歴書 カレー、マヨネーズ、ソース、餃子、肉じゃが

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    焼き餃子が日本で実は大正時代から食べられていたとか肉じゃがは実態はともかく名称としては昔からある料理ではないとか、そういう意外な話しがおもしろい。

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    2023年05月13日
  • 国民食の履歴書 カレー、マヨネーズ、ソース、餃子、肉じゃが

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    カレー、マヨネーズ、ソース、餃子、肉じゃが。日本人が好む国民食と言っても良い調味料や料理は、いつ、どのようにして生まれたのかを探った本。餃子は戦前からあった、ソースは西洋の醤油として使われてきた、などの発見がある。中でも、肉じゃがが戦後の料理だという指摘には驚いた。おふくろの味、などと言われるが、それは1970年代にマスコミが発信した虚像だったらしい。食文化は伝説化しやすい。その意味で、ルーツを探ったこの本には価値がある。

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    2023年03月25日
  • 台所に敗戦はなかった 戦前・戦後をつなぐ日本食

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    身近な材料でいかに工夫して食べるか。戦前戦後の料理本には自由な発想と知恵と工夫が満載だったことに驚かされる。和食の本質はその柔軟性だという著者の考えに共感。こんなに世界中の料理からアレンジしてオリジナル料理を生み出し続けている国ってあまりないのでは。

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    2020年11月12日
  • 台所に敗戦はなかった 戦前・戦後をつなぐ日本食

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    戦前戦後、いかに食糧事情が悪くとも、手元にあるものをいかに美味しく食べるかに尽力してきた日本の台所を語る一冊。
    古い料理雑誌などからレシピを転載しつつ、しっかりその料理を作って食べている魚柄さんの感想も面白い。
    ここで紹介されるほとんどのレシピ、飽食の現在わざわざ真似てみようとは思いませんが、奈良漬けのサンドイッチなどはとても美味しいらしく、今でも受けそうなレシピもいくつか。
    バターが手に入らなければ味噌で代用。それ、代用になるの…?と思うような当時の発想、工夫が満載でした。

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    2019年06月21日
  • 魚柄の料理帖~人生、楽しく食べること~

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    庶民的でおいしくて手軽な料理と知恵をさまざま授けてくれる魚柄さん。
    料理のレシピと、その料理を作るに至った背景といいますか、料理のよもやま話といいますか、レシピ付きエッセイです。
    語り口が軽くて、読んでいてとても楽しい。
    それに、時に驚くような裏技も披露してくれて、真似したくなります。

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    2017年02月05日
  • 冷蔵庫で食品を腐らす日本人

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    食の自立という点では、耳の痛い話が多かった。
    とりあえず、包丁やお玉の柄もしっかり洗い、まな板には熱湯をかけるところからはじめよう。

    不登校の娘さんが筆者の所で魚をさばくことを学ぶという話は、どこかで読んだことがあるのだけれど…さてどこだったか。

    巻末の方のバイオエタノールの話などは、刊行から十年弱でまた状況が変わったのかな、と思う。
    こういう話はわずか数年で古びてしまうんだな、と変なところで感慨を覚えた。

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    2014年06月18日
  • 冷蔵庫で食品を腐らす日本人

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    タイトルがまさに我が家!?と思う位衝撃的。最近になって断捨離、シンプルライフは定着してきたけれど、著者はそんな流行になる前からしっかりと実践してきたんだなぁと尊敬。自分のからだをつくる、しいては暮らしをつくる料理って、だれにとっても大切なものなのよねと、読んで反省、背筋をただしました。

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    2013年11月11日