台所に敗戦はなかった ――戦前・戦後をつなぐ日本食

台所に敗戦はなかった ――戦前・戦後をつなぐ日本食

ビジネス・実用
902円 (税込)

4pt

3.8

うどんでプリン、海苔巻きバナナ、肉なし「そばすき焼き」にはんぺんサンドイッチ……。台所をあずかる女たちは、国破れても立ち止まってはいられなかった。明治から戦後二十年ほどまでの料理本約七百冊、婦人雑誌二千冊に登場するレシピを実際に作って食した著者が、その背後に潜む国家の政治性と“かあさん”たちが生み出すゆかいな創意工夫に迫る、実践的食文化史!

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

台所に敗戦はなかった ――戦前・戦後をつなぐ日本食 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    戦中のすいとんとか、大根飯のようなものを集めた本かと思ったら、そうではなかった。明治に洋食が入ってきて、魚柄さんによれば、洋食を取り込んでから生まれた日本の和食文化は1950年代ごろに完成していたという。
    すき焼き、サンドイッチ、ねぎま鍋など、そのひとつひとつの料理について、家庭料理の変遷を辿ったもの。魚柄さんが収集した膨大な当時の婦人雑誌から、当時のままのレシピなども載せられている。(文庫本なのでとても小さくなってしまって残念、こういう時は電子書籍がいいのかもしれない)さらにはカルピス、のようなものや、玉子チーズ、バナナの皮?おかしなスイーツまで。
    ここにある料理は、すべて魚柄さんが実際に調理しているというのも驚きだ。

    この本は、魚柄さんの「はじめに」と「あとがき」そして解説の湯澤規子さんの文章に泣かされる。本文は膨大な資料とそれに基づく検証記録になっているが、その原点がどこにあるのかを知らされて。

    0
    2025年01月14日

    Posted by ブクログ

    タイトルだけ見ると、太平洋戦前から戦後にわたる食糧事情の悪い(困窮していた)時期でも、大衆は食べることに関する工夫を欠かさなかったことを記しているようにも思える。
    確かにそのような内容も多く、驚くものもあるが、それ以上に生鮮物の流通手段の変化につれて、それまでは一般には食べられなかったもの、好まれなかったものが大衆化すると同時に、人々の嗜好の移り変わりが描かれている部分が印象に残った。
    特にマグロの食べ方の変化が興味深く、今では当たり前だと思われていることが、かつては非常識であったということが、案外身近にもあるということに気付かされる。

    0
    2025年01月14日

    Posted by ブクログ

    料理雑誌、婦人雑誌の料理コーナーは、まさに市井の人々の視点。そこから戦前戦中戦後の家庭の事情を垣間見るのは、「この世界の片隅に」のよう。

    あとがきがとても良い。
    グッと胸に来る。

    それにしても日本人の、どんな食材でも同化させちゃる気概はどこから来るのだろ。

    0
    2026年03月10日

    Posted by ブクログ

    明治から昭和40年ごろまでの100年ほどに、日本の家庭ごはんがどう変化したかを、料理本や婦人雑誌2000冊を漁り、献立を再現して考察! 飢餓ばかりが語られる戦中戦後にも、母ちゃんたちは知恵を絞ったんだなあ。すき焼きの真実、うどんでパンを作る、梨もどき、サンドウィッチと寿司の同一、玉子からすみ…唸るぜ。そのまま載せられてる昔のレシピもコンタクトはずして必死で読み取りたくなります。

    0
    2024年08月18日

台所に敗戦はなかった ――戦前・戦後をつなぐ日本食 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

ちくま文庫 の最新刊

無料で読める 暮らし・健康・美容

暮らし・健康・美容 ランキング

魚柄仁之助 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す