内山力のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
タイトル見て手にとった本
瞬間の変化率をみる微分と微小を積算する積分を利用することで適切な経営判断ができるという内容
微分、積分を使うと
限界利益(1単位ごとに増える利益)
販売価格
品質管理(品質基準をどのようにするのか)
在庫管理(どれくらい在庫を抱えるとムダがないか、発注量をどのようにコントロールするのか)
といったような問題を数学的に解析します。
マーケティングも数学的に分析することができるようです。
数学が苦手な人向けに微分、積分の図を使った解説がまとまっています。
塾で経営に興味あるけど、数学は嫌いみたいな生徒さんに話すネタとしてもいいかもしれません -
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
会社に必要なカネを算定・調達する「財務」、カネを管理して明細に報告する「会計」、カネをあるモノにつぎ込む「投資」。
会社員が知っておきたい会社の数字について、本当にわかっている人は実は少ない。
そこで「科学的カネ理解法」で原理原則を確実に押さえよう。
決算書が読めるようになるのはもちろん、自らの仕事に役立つ知識にもなる。
さらにカネにまつわる現象について自分で考え、人に説明できるようになる。
大人気セミナーを書籍化。
[ 目次 ]
第1章 カネを科学する(ファイナンスとは何か;会計とは何か ほか)
第2章 会社を科学する(会社とは何か;会社はどのようなシステムになっているのか -
Posted by ブクログ
ネタバレ・いかにして明日を読むか(12)
・昨日までを小さく切って(微分)、それを未来につなげていく(積分)(15)
・微分・積分を含めた数学の原点は「いかに単純にするか」(16)
・必要条件と十分条件(47)
・予算:”仕事をやる前”に、”やった結果”を予測しておくというマネジメント手法(52)
・限界利益:あるものが1単位増えると、それに伴って増える利益のこと(56)
・目標売上=(目標利益+経費)÷限界利益率(≒粗利率)(70)
・標準偏差を小さくできれば在庫が減る:コンスタントに売れる商品(標準偏差が小さい)は同じ日販量(1日平均して売れる量)でも在庫が少ない分、その商品を置くスペースが小さく -
Posted by ブクログ
さくっと読めて、分かった気になる本。もちろんこの一冊だけで確率や統計を駆使したビジネスができるわけではないのだが、“ど文系”のマネジャークラスの知識としては、有用というか最低限知っておきたい内容だ。
結果の出方が肌感覚と違って、昔からグループインタビューとかネットアンケート調査に疑問を持っていて、よく「このデータは、どうやって集めたの?」と聞いていたのだが、納得できる答えが本書にあった。
違和感の正体は、「代表制を無視して、ランダムサンプリングではないのに(つまり統計処理できないのに)、統計テクニックを無理やり使って」いたからなのだ。
自称マーケターに、代表制を無視した方法で集め -
Posted by ブクログ
戦後復興から日本では、「家族のようなマネジメント」が行われた。これをマネジメント1.0と呼ぶ。バブルの崩壊とともに、稼いだ金を給与として分け合っていた家族の会社から、弱肉強食で業績を上げたものだけが金を得る成果主義が蔓延していく。「秩序なき競争のみの世界」、これをマネジメント2.0と呼ぶ。そしてこれからは、マネジメント3.0世界が訪れる。マネジメント3.0こそが、「その場しのぎの会社」(マネジメント2.0)からの脱却であり、「変革」「イノベーション」と呼ばれるものである。具体的には、
①日立やハウスなどの老舗企業の変革で必ず起こる『創業回帰』
②ノウハウ、経験ではなく、体系的な知識から生み出さ -
Posted by ブクログ
会社員としてずいぶん働いてきた(約30年)自分にとっては、目あたらしい内容ではありませんでした。
でもこれから会社員人生を始める人たちにはためになる内容ですね。
この本のような社会人人生を送るのが良いのか最近考えることが多くなりました。
すなわち会社員として認められることと、個人として社会から認められることと、どちらを目指すことが重要か。。。ということ。
個人的な見解としては、後者を目指すことがこれからは大切なんじゃないかと思います。
そうするとこの本が訴えている内容には疑問符が。。。???
もちろん普通の会社員にとっては大切な事ばかりなのは否定できません。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ自分のキャリアを描くうえで、マネジメント職になるためにはどうすればいいのかを知りたくて手に取った本。
読んだうえで私が課長になるために必要と感じたことは、「計画を立てる力」そして「仕事を任せることで部下を育てる力」の2点。
後輩に仕事を任せる習慣はできてきたけど、計画とかは結構無関心だったので参考になりました。
あとは「そもそも論を学べ」「よく勉強しろ」「務めている会社、商品を好きになれ」「いやな顔をせず楽しく!」「残業は自身のマネジメントミス」などよく聞くお話を。
目から鱗だったのは「2日かかる見積もりのつまらない仕事は、1日で終わらせなければいけない難しい仕事に置き換えちゃえ!!」ってと -
Posted by ブクログ
正直、ウーンという内容もあったが、全般的にためになった。
自分も気を付けなければと思わせる箇所もあったかな?認めたくないが・・・。
本書中にあった西郷隆盛が言ったといわれている言葉に、全てが集約されている気がする。「功(業積)ある者には禄(カネ)を、徳(能力)ある者には地位(ポスト)を与えよ」
【気になる言葉たち】
★上司と合意するものは「目標の数字」というよりも、その「やり方」や「目標の根拠」です。
★暗く悲観的(つらい)なリーダーについていこうとは誰も思わない。
★人事評価のポイントはただ1つ、フェアです。
★戦略はミッション、ビジョンを実現するために、進むべき会社の道を考えたものです。 -
Posted by ブクログ
「課長になれない」=「残念キャリア」と呼び、要因と事例を説明している。例えば、「目立ちたがりの人」=残念キャリア、と「目立つ人」=出世型は異なる、といったように、「残念キャリア」と「出世する人」を対比して説明している。
書かれている要因の中には、相互に矛盾するような項目も含まれており、また、会社や業種により、重視される要因と許容される要因とそれぞれ分かれるに違いない。
ただ、管理者(そのうち経営者となりうる)は、他の人の目にさらされるという点では、書いてあることは妥当だと判断した。
それぞれの要因の最後に「こういう人の上司だったら、どのように接しなさい」というアドバイスが書いてあり、どっちか