矢野真千子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
最近バイオ(生物学)の世界がにぎわっていて、次のビジネスのトレンドとしてバイオが来ると言われてたりもするので勉強のためにKidleで購入。
本作は、企業ではなく個人として「DIY生物学」を実践するバイオハッカーにフォーカスしている。
IT業界において(IBMやOracleのような大企業とは違い)ガレージからAppleが生まれたり、学生寮でFacebookが生まれたようなことが今後はバイオ業界(医療・製薬)の世界でも起こるという。
自分の知らない世界における、イケてる研究者たちの活動が垣間見れた。
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Memo
整形の設計し地所であるDNAコードはコンピュータのプログラミングに使うコードに驚くほど似ている
バイオテクノロジーの本質は、遺伝子を混ぜたり配列を組み換えたりして、自然界に現存しないものをつくり出すことだ。
遺伝子のアルファベットでできた文字列の意味を解読する研究をゲノミクスという。
DIYバイオのメンバーは、科学をもっと遊び心のあるものにしたい、そのカギとなるのは価格を下げることだと考えている。もう一つのカギは場所だ。
ティンカーすることは、想像力の本質だ
城壁内にある知見は権力を保持したい数人の利益にしかならないが、開放された治験は万人の役に立つ、というのがバイオパンクたちの考え方だ。 -
Posted by ブクログ
本書は分子生物学、遺伝子工学の最前線に関する本である。
分子生物学というと、大学の研究機関、政府機関、大手製薬会社などのいわゆる産官学での研究が主流で、何重にもセキュリティがかかったラボの中でひっそりと実験が行われていると考えるが、本書の主役であるDIY科学者は例えば終えのガレージから生物学にイノベーションを起こそうとしている。かつて2人のスティーブがIT業界に対してそうしたように。
例えば自分の唾液を送るとDNA配列をメールで返してくれるサービスや、DNAの合成に必要なタンパク質の合成を行うサービスなどが現在すでにある。Googleのファウンダーであるサーゲイ・ブリンの妻アン・ウォジツキの運営する23andMeという企業は999ドルで個人のゲノムの解析を行うサービスをスタートさせている。
ただ、こうした活動がすべての人に歓迎されているわけではなく、中には反対する人もいる。遺伝子の情報を書き換えたり、テロリストの手にDNA情報がわたって細菌兵器を開発されるが恐れがあるから遺伝子に関する情報はオープンにしないほうがいいと考える人達である。
実際のところはタンパク質を合成して未知の細菌兵器を作り出すことは、現在存在する最高の技術を持ってしても不可能だし、そもそもテロリストは炭疽菌などすでにある最近を培養するだけで細菌兵器は作成できるのでDNAの情報をオープンにするかしないかは現状あまり人々の危険に影響を与えないというのが実情らしい。
もっとも、分子生物学に疑問の声を投げかける人々はそういった論理的な説明では納得しない。最近は目に見えないし、自身の身の安全に直結するので、無条件に不安視してしまうのだ。この点は今の日本で言う放射能と構造が同じだと感じた。