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Posted by ブクログ 2020年10月20日
コレラの感染源を突き止め、科学的データとしてまとめた感染地図。
コレラが1845年に大流行するまでの、ロンドンの都市として成長した理由、当時の下水システムや底辺層の暮らしぶり、菌の側からの生存戦略や遺伝的システムまで、ミクロにもマクロにも取り上げていて、ブロードストリートの悲劇が起きたのが都市成長し...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年08月02日
150年前にロンドンの一画で起きたコレラ感染について、具体的な事実を追い、原因を突き止めた二人の人間のドキュメンタリー。少数の人間であっても、地道で真摯な行動によって多くの人間を救いうることを示してくれた。当たり前のように生活している都市基盤も、こういう地道で大胆な積み重ねによって成り立ってるのだと...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年02月18日
新型肺炎のニュースが世間を騒がせているもののこれを読むと、新型肺炎は予防策も分かるし、現代日本は医学や公衆衛生もしっかりしてるから、まだましだと思えてくる……。1850年代のロンドンはなかなかの魔境でした……
汚い話になりますが、当時のロンドンは水洗トイレが設置され始めていたそうですが、それは特に...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年01月11日
出ました!2018年初の星5コ本!コレラ感染がまだ解明されていなかったヴィクトリア時代、一晩やら数日やらでバタバタと家族や通りの人々が死んでいく恐怖。何が媒体となっているのかわからない見えない敵に、1人の男が立ち向かう。…いやもうこれだけで映画に出来る!ではありませんか。ロンドンの地図に、感染した死...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年07月20日
はじめに、にあるように、本書には、致死的な細菌と、超成長する都市、そして天賦の才をもった2人の男という四つの主役が登場する。
舞台となるのは、1854年8月末から一週間のロンドンはブロードストリート、このエリアをコレラが襲う。と言っても、コレラ菌が発見される30年も前のことであり、原因も治療法も分か...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年04月27日
仲野徹さんの帯を見て購入。面白かった。
疫学の走りといっていいんだろうな。病原菌がまだ検鏡で理解できなかった時代に、丹念な調査で病原を特定、解明し、被害を抑えていく。
8割おじさんが欧州時代に、疫学が何万人もの命を左右するものだと教えられたとテレビでみたけど、こういう歴史の上に学問があることを感じて...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年05月30日
これまた時代の雰囲気の読書ということで。
19世紀なかばヴィクトリア時代のロンドン。人類はまだ細菌の存在を発見できておらずコレラの原因も「瘴気」であると考えられていた。そんな中、科学的アプローチでもってコレラの感染経路を突き止めた「疫学の父」ジョン・スノーを中心としたノンフィクション。
スノーは...続きを読む
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