矢野真千子のレビュー一覧

  • 解剖医ジョン・ハンターの数奇な生涯

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    2世紀以上前の一個人の伝記が、よくぞここまで再現されているものだと思う。好奇心の塊だけに、その生涯はアンビリバボーな刺激でいっぱい。外科医としての業績はもちろんのこと、実験対象はあらゆる動植物に及び、次々登場する意外な標的に、ただ唖然とさせられる。ジェンナーとの交流とかも興味深いけど、有名税みたいな感じでつきまとう、周りの困ったちゃんについても、物語を盛り上げるという点では、それなりの役割を果たしている。ジキル・ハイドのモデルにもなったという博物館、一度行ってみたいです。

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    2019年09月11日
  • 感染地図 歴史を変えた未知の病原体

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    ところどころ同意できなかったり、よくわからない部分もあったけど、だいたいは面白かった。医学、疫学プラス社会学の勝利。都市論。現在のソーホーを歩いて過去を想像する最後のくだりも好き。

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    2018年03月03日
  • 植物はそこまで知っている 感覚に満ちた世界に生きる植物たち

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    人のように見て聞いて嗅いで感じるわけではない。それでも同種の認識とか知覚はあるんだね。面白い。植物の知覚を感覚的に体験できる時が来るだろうか‥‥

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    2017年06月16日
  • 解剖医ジョン・ハンターの数奇な生涯

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    18世紀イギリスの外科医療に携わるジョン・ハンターは大工出身だと。夜な夜な墓泥棒から死体を手に入れ、解剖にいそしみ、さらには博物学の知識ももち、自宅に様々なコレクションを有しているというからドリトル先生のモデルだといわれ、その家はジキル博士とハイド氏もモデルになったといわれるのもなるほど納得。

    医療が宗教と密接に結びついていた当時、宗教観を覆すような意見を発表し、医療を科学に押し上げたジョン・ハンターは相当な変わり者だったようだ。梅毒患者の膿をつけたメスで自分のペニスにキズをつけて経過観察した記録も残っているというから、推して知るべし(対象が本人かどうかは記述が無いそうだが、状況から推理して

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    2016年06月07日
  • 解剖医ジョン・ハンターの数奇な生涯

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    労作であることがよくわかる。じっくり読まないと申し訳ない気になるくらい。
    単に偉業をたたえるだけでなくて、ジョン・ハンターのエキセントリックさもきっちり伝えている所がいいよね。この人、相当な変人だなあ。

    山形さんの解説も考えさせられる。なるほど。

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    2015年10月31日
  • バイオパンク ―DIY科学者たちのDNAハック!

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    明らかにメイカーズを意識した内容だけど、その技術の凄さよりも人物紹介に重きを置いているので、とても頭の良い人たちなんだなとは思うが、どれだけ凄いことをしているのかはよく理解できなかった
    とはいえ必読な書籍であることには変わりありませんが

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    2014年05月16日
  • 解剖医ジョン・ハンターの数奇な生涯

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    いいよ、と言われつつもなんだかイロモノっぽくて読む気になれなかった、奇人近代医学の父の話。読みだしたらこれが私好みで、確かに変人で実際に身近にいたらドン引きだろうけれども、解剖はしなくても別のところでこういう奇人て割といるのじゃなかろうか。と、思ったらもう、この人柄にほれ込んでしまったと言っていい。「自分の頭で考えよ」、これは私の人生の指針でもあるので、とてつもなく身近に捉えてしまい、本当に、読み終わるのが悲しかったくらい。

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    2014年01月09日
  • バイオパンク ―DIY科学者たちのDNAハック!

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    DNAを利用するようなバイオ技術は既に大規模な研究機関や大学で行うものではなくなりつつあり,キッチンやガレージで趣味で行うことができるレベルに達しつつある.このような現状において,黎明期の草の根のコンピュータソフトウェアの開発と,その相似性を指摘するのが本書である.

    本当に誰でも自由にDIYでDNAハッキングを行える時代が到来するのか.また,そのときの問題点は何であろうか.

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    2013年09月25日
  • 解剖医ジョン・ハンターの数奇な生涯

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    読み始めは(今の眼で見れば)残酷なシーンの連続でぞっとしたが、読み進めるうち、ジョン・ハンターという人物に魅了される。
    確かに死体を泥棒して解剖したり、動物を生きたまま解剖したり、貧しい子どもの歯をぬいて金持ちの歯茎に植え込んだりしていて、現代の倫理観からすれば許されないことだが、当時は仕方なかったわけだし、何よりジョン・ハンターは私利私欲のためにそれをしたのではない。
    ジョン・ハンターは奇人・変人だが変態ではない。あまりに強い好奇心と探求心が彼を動かしたのだ。
    こういう天才がいて、医学が進歩したのだから、殺された動物や、解剖された人間に感謝し、冥福を祈る。
    それまでの瀉血や催吐といった何の根

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    2013年09月15日
  • バイオパンク ―DIY科学者たちのDNAハック!

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    アップルのコンピューターはガレージから生まれ、リナックスはオープンソースと言う新しい取り組みでプログラムを進化させた。バイオテクノロジーと言うと閉ざされた世界というイメージだが、バイオハッカーはコンピューターとバイオテクノロジーは似ているという。DNA検査はガレージで出来るし、ヒトゲノムのような遺伝子情報もオープンソースにしたほうが解読が進み世界に貢献すると言う立場だ。
    今では自分の遺伝子情報を調べたければ、キットを買って綿棒で口の中をこすりそれを送るだけで出来る。さらにはDNAを複製することはそれなりの専門知識があれば自宅ででき、ケイ・オールは中古のサーマルサイクラー(温度を上げたり下げたり

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    2013年02月19日
  • バイオパンク ―DIY科学者たちのDNAハック!

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    アメリカの話だけど、バイオの世界にオープンソースみたいな動きがあるというのが面白い。一番縁遠い様な気がするのだが。品川。

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    2012年10月18日
  • バイオパンク ―DIY科学者たちのDNAハック!

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    目次
    PARTⅠハック/オープン
    第1章シンプルな遺伝子検査
    第2章アウトサイダーのイノベーション
    第3章バイオハッカーの源流
    第4章自分で科学する
    第5章途上国のためのバイオテクノロジー
    第6章価格を下げてハードルを下げる
    第7章遺伝子組み換え作物はだれのため?
    第8章遺伝子操作の所有権はだれのもの?
    第9章リスクのない医学の発展はない
    第10章キッチン発のイノベーション
    PARTⅡリード/ライト
    第11章生命の言語を読む
    第12章生命の言語を書く
    PARTⅢセイフティ/リスク
    第13章バイオテロ
    第14章アウトブレイク
    PARTⅣライフ/サイエンス

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    2012年09月11日
  • バイオパンク ―DIY科学者たちのDNAハック!

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    近年アメリカで勃興しつつある、新しいタイプの"分子生物学者"たちの活動を描いた本。ただし、"分子生物学者"という表現は正確でないかもしれない。というのは、彼(女)らは「学者」と聞いて一般的にイメージされるような大学の教員でもなければ、企業で研究開発に従事する研究者でもない*1。キッチンで培養した細胞で癌の治療法を研究したり、スーパーで買ったヨーグルトで毒物検査キットを開発したりするのが彼らのスタイルだ。本書によれば、彼らのような既存の体制に属さない新しいタイプのバイオ研究者(の活動)は『バイオパンク』と呼ぶらしい。

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    2019年01月04日
  • バイオパンク ―DIY科学者たちのDNAハック!

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    <キッチンからバイオを! 「日曜大工」研究の裾野を広げよう!>

    タイトルも副題も余り親切ではないと思うのだが、つまりは、公的機関や企業などの大きな組織に属さないアウトサイダー科学者としてバイオ研究を実践している人々についてのレポートである。自由な発想で新しいバイオ研究を行っている多くの「DIY」研究者を追う、なかなかエキサイティングな1冊である。

    どの分野でもおそらくそうなのだろうが、組織に属して研究を行うということは、時に、さまざまなしがらみを背負い、承認やら申請やら予算やらといった諸々のことに縛られる一面を持つ。
    コンピュータ業界に関していえば、ジョブズは元々ハッカー集団の一員だった。

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    2012年05月03日
  • バイオパンク ―DIY科学者たちのDNAハック!

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    全体の率直な感想としては、こんなに進んでいるのか!と驚く場面よりもまだまだ入り口にうろうろしているだけなんだな…、と感じる場面の方が多かった。
    また、バイオパンクの思想の根底にはソフトウェアの分野で起こったオープン、シェアと同じことが遺伝子でも可能である、という考えがあるという指摘が(良い意味で)頭に引っかかった。興味をもったのは他の分野での考え方をそのまま適用できるのではないか、と考えるに至った思考の過程とそれが広く受け入れられた理由は何か。

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    2012年04月28日
  • 大英自然史博物館珍鳥標本盗難事件: なぜ美しい羽は狙われたのか (DOJIN文庫22)

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    2009年、毛針愛好家の青年が博物館に侵入し、大量の珍鳥標本を盗んだ。動機は身勝手だったが、発達障害と診断されたことで極めて軽い刑が言い渡された。事件は落着… と、ここから著者の「真相」究明が始まる。フィクションではない生々しい欲望と感情たちに膿む。長期的な英知と短期的な私欲による争いは、いつも後者が勝利をおさめる。という一節が印象的だった。

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    2025年10月31日
  • 植物はそこまで知っている 感覚に満ちた世界に生きる植物たち

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    学術論文に基づき植物の能力が詳細に書いてあります。これでもか、これでもか、と論文を用いて説明されるので、結論に辿り着くまで,時間がかかりますが、納得の行く一冊…。植物を育てることにこの知識が,どれだけ役にたつのかはわからないけれど,地球上に共に過ごす生物の一端を普段とは違う視点で考えてみることが出来る面白い本でした。(んでも、研究者の名前が多くて、混乱しっぱなし…)

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    2025年01月17日
  • ヒトはなぜ「がん」になるのか 進化が生んだ怪物

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    がんは生命システムそのものに備わったバグであり、避けようと思って避けられるものではない。

    ガンは本当に難しい。
    単に医学だけの範囲に留まらずに、進化生物学、遺伝学、分子生物学、免疫学など、物凄く広範な分野の学際的な研究が必要だ。

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    2024年10月16日
  • あなたの体は9割が細菌 微生物の生態系が崩れはじめた

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    細菌と私達は切っても切れない縁がある。
    腸内フローラといい、常在菌に囲まれて生活しているのが私達だ。

    腸内が健全であれば、性格も明るくなるし、それは口腔と深く関わっている。

    赤ちゃんの免疫はお母さんから様々な菌を受け継ぐとこから始まるし、それは大切なことだ。

    衛生的に暮らすことは大事だけど、善玉菌、悪玉菌、日和見菌のバランスを心がける。

    菌との関わりも毎日の習慣だよね。

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    2024年09月23日
  • あなたの体は9割が細菌 微生物の生態系が崩れはじめた

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    事実と著者の仮定が混ざった感じで展開されていくので、読み辛さはあったが面白かった

    微生物の影響
     腸内の微生物の影響
      肥満などの成人病
       肥満のラットに痩せ型のラットの腸内細菌を移植すると太る
        肥満は摂取カロリーだけでなくカロリー消費、貯蔵の影響も受ける
      心の疾患
       腸内バランスで回復する場合もあるが脳などの臓器に影響受けた場合は回復不可の場合もある
      アレルギー症状

    抗生物質
     共生微生物も排除する
      空白部分に悪性微生物が定着すると人体にも影響受ける
     細菌にしか効かないのに処方される場合もあるので注意

    食べ物
     人体には直接有益でなくても共生微生物には有

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    2022年06月23日