日高義樹のレビュー一覧

  • 帝国の終焉 「スーパーパワー」でなくなった同盟国・アメリカ
    アメリカは人種や宗教における構成が変化した結果、国家として変質し、内向き化。また、軍事技術の進歩により、アメリカの戦略は再構築が求められているが、進んでいない。更に、財政赤字が国防費を圧迫し、技術開発や艦船・航空機の配備に影響。日本周辺での米軍プレゼンスが低下し、日本は中国の影響下に入るか、武装強化...続きを読む
  • 帝国の終焉 「スーパーパワー」でなくなった同盟国・アメリカ
    わずか70年足らず。超大国アメリカが覇権国家の座から滑り落ちようとしている。

    ローマ帝国は千年、大英帝国は二百数十年続いた。それから比べればアメリカの繁栄はあまりにも短い。

    本書の中で日高氏はアメリカが変質した理由として、白人人口が少なくなる一方、ヒスパニックや黒人の人口増大を挙げている。
    アメ...続きを読む
  • 米中石油戦争がはじまった アメリカを知らない中国は敗れる
    また中国問題の本です。
    僕はアジア経済(特に中国)に関する本が大好きです。
    現在、世界で中国がどの位置にあり、
    今後、どのようなアクションを起こしそうかを考えておくのは非常に重要です。

    昔、(といっても1〜3年前)に、
    日本企業が「人件費が安い中国に工場をたてます」と言っていた時の、中国のイメージ...続きを読む
  • ブッシュのあとの世界 「甦る大国・日本」叩きが始まる
    日高さんの最新の本です。
    またまた中国の最新事情が書いております。
    結構、エグイですが、重要な情報ばかりです。
  • 日本人が知らないアメリカひとり勝ち戦略 日米安保は終焉する
     アメリカの政治経済を見る上で大変参考になる好著だ。特に、イラク戦争以降アメリカの世界戦略の中心がイラクになったことや、軍事的には厳しく対峙するブッシュ政権と中国政府が経済問題については円満な関係を保っていることなどを詳しく説明している。
     一方、アメリカはシーレーンの確保以外アジア極東での軍事行動...続きを読む
  • 米中衝突の結末――日本は孤立し、自立する 日高義樹論考集
    NHKのNY支局長、ワシントン支局長を歴任された方の著書。流石の取材力と文章力。日本のマスコミではトランプ大統領は、その言動から悪く描かれがちだが、本書では一貫してトランプ大統領の政策、特に対中政策が適当かを力説している。その説明は納得できるものであり、トランプ大統領の見方が変わった。本書発刊時点で...続きを読む
  • 米中衝突の結末――日本は孤立し、自立する 日高義樹論考集
    日高氏の視点は、いつも参考になります。

    本書は、米国民がトランプ大統領を支持する背景が、分かりやすく描かれています。

    トランプ発言の非常識さが際立つせいか、
    そもそも中国の横暴な態度が誘引しているのに、
    そこに目が向いていないことに気づかされました。

    トランプ大統領が仕掛けたのは、単なる貿易戦...続きを読む
  • トランプが日米関係を壊す
    これもまた書名と中身があっていない本で、トランプのことなど全体の1割も書いていない。

    ただ米国を始めとする世界情勢の評価は斬新かつ明確で、納得させられる点が多い。
  • トランプが日米関係を壊す
    いつもある種の危機感を持ち、自力をつける努力を加速する必要性を感じます☆

    ↓↓

    アメリカが世界における立場を失ったことは、70年にわたって日本を保護してきたアメリカの力の消失を意味する。
    つまり、日米安保条約のもとで、アメリカの力によって安全と繁栄を維持してきた日本は、その後ろ盾を完全に失うこと...続きを読む
  • 戦わない軍事大国アメリカ 止まらない中国の脅威に対して日本は何をすべきか
    元NHKの日高さんのアメリカレポートである。日高さんというとNHKよりNHKを退局したあとテレビ東京で日曜日の夕方にやっていた「日高義樹のワシントンリポート」の印象が強い。
    本書ではまずアメリカは世界最大の軍事大国であり、中国と戦ったら間違いなく勝つというところから始まっている。それは、通常戦力では...続きを読む
  • アメリカの大変化を知らない日本人 日米関係は新しい時代に入る
    今あるアメリカの状況と、国として独り立ちしていない日本の状況から予測される未来を筆者が記したもの。
    アメリカが日本を守ってくれると信じている日本人を戒める意見には同意。日本人はもっと世界のことを勉強しなければならないと思う。

    最新鋭兵器については、インパクトのある事実のみを取り上げており、誇張に感...続きを読む
  • アメリカの大変化を知らない日本人 日米関係は新しい時代に入る
    アメリカの状況とそれに伴う日本への影響。日本のマスコミ等の論調とは違う情報として刮目させられた。
    米中の通貨財政同盟、アメリカの財政・軍事費削減と兵器技術の進歩による兵の撤退、日米安保条約の評価と集団的自衛権の由来など。
    情報や主張を鵜呑みにすることは危険だと感じるが、このような見方があるということ...続きを読む
  • アメリカが日本に「昭和憲法」を与えた真相
    憲法を変えるのは自由だ。日本が独立した時、憲法をどうしようが、それは日本に自由だ 国会議員はほとんど全員が、憲法改正に賛成、軍事力の放棄にも反対はしなかった 天皇制を存続させ利用しようとした ドラッカー:日本の高等教育は危機に瀕している。生徒の教師に対する尊敬が損なわれた。これは危険だ。本当に危険だ...続きを読む
  • なぜアメリカは日本に二発の原爆を落としたのか
    原爆投下に関する話は面白い。

    読みやすい文章かと言われると、?な感じ。
    結論部分(筆者の主張)が、ちょっと微妙というか乱暴?

    でも日本人なら知っておかないといけない内容。
  • アメリカが日本に「昭和憲法」を与えた真相
    (以下、要約メモ)

    日本の憲法は簡単には変えられない。変えることが難しいように作ったから。

    アメリカやフランスは憲法改正の発議について複数の方法があり、国民投票についてもアメリカの場合は必要としておらず、フランスの場合は必ずしも必要としていない。

    最も重要な問題は、アメリカ軍によって作られた昭...続きを読む
  • アメリカの新・中国戦略を知らない日本人
    アメリカの衰退と中国の台頭。

    日本のメディアによって盛んに報道されるこの図式も、日高氏の目線で考えると全く違ったものが見えてくる。

    ワシントンリポートでおなじみのの日高義樹氏による本書は、アメリカ政財界や国防省、海軍などの重要人物に直接会って取材しているだけあって、その内容は極めて信憑性が高く信...続きを読む
  • なぜアメリカは日本に二発の原爆を落としたのか
    太平洋戦争敗戦間際の日本に対するアメリカ戦略分析書。ネオコン派勢力均衡論による厳格な洞察。また、日本国内の原発に対する過剰アレルギーは原爆にあり、だからこそ安全対策を追求するべきと主張。
  • 帝国の終焉 「スーパーパワー」でなくなった同盟国・アメリカ
    ちょっと偏った意見だと思う。反オバマの色が濃く出ている気がする。

    ・アメリカ政府は膨大な借金を抱えており、オバマ大統領の社会主義的な政策はそれに拍車をかけている。
    ・オバマ大統領は軍事の事を全く理解していない。財政難とその戦略のまずさから米軍の弱体化が進んでいる。

    ・過去、アメリカは、戦争を仕掛...続きを読む
  • 帝国の終焉 「スーパーパワー」でなくなった同盟国・アメリカ
    超大国アメリカについて。アメリカの外交戦略について勉強になった。財政難からの国防費削減、それによるアジア太平洋地域の勢力図の変化、そして日本の国防のあり方等々。自衛隊を自衛軍にするかの議論がある今、なかなかタイムリーな話題だと思います。
  • いまアメリカで起きている本当のこと 日本のメディアが伝えない世界の新潮流
    私は政治や経済には全くの素人(高校卒業程度の知識しかない)で、
    あんまり参考にならないと思いますが、著者の主張を分かる範囲で簡潔に書くと

    ・民主党もオバマも全然ダメ
    ・次は共和党が政権を取る
    ・日本の民主党もダメ
    ・中国・アメリカ間はこれから対立する
    ・アメリカ衰退論は間違い

    オバマ大統領を褒め...続きを読む