川辺謙一のレビュー一覧
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ネタバレにわかに鉄道が好きな人におすすめの一冊。
いわゆる鉄道オタクの人には知っている内容が多く、鉄道に興味があるレベルだと、少し技術的な話についていくのが大変だと思う。
私は非常に楽しく読むことができた。
車両(新幹線、高速鉄道、路面電車、山岳鉄道など)、線路、運用について広く浅く学べる。
少し恥ずかしながら、鉄道は鉄道事業法における「普通鉄道」と「特殊鉄道」、軌道法で扱う「軌道」に分けられることを知った。
何気なく鉄道や電車、列車などの言葉を使ってしまうが、電車好きならこの辺り区別して使っていきたいなと感じた。
子どもが小さくてなかなか電車の旅ができないが、子どもが大きくなったらこの本と時刻 -
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首都高ファン、またはジャンクション等そういった物がフワっと好きな方もこれを読めばより好きになる一冊かと。都民の方なら今まで街の景観だった首都高速道路の見方が変わるでしょう。
首都高や道路など日々変化していくものです。こちらは2013年に発行された本なので現在と違う箇所もありますが、首都高の基本的知識は補えると思います。
首都高速道路の建設技術から渋滞判定の仕組み、歴史、トンネル、ジャンクションその他色々第8章に分かれて解説されます。
基本は文字でカラーページはないですが図面や写真等も出てきます。
首都高速やジャンクションの写真集で興味を持った方はこちらで更に知識を増強するのがお勧めです。
文 -
Posted by ブクログ
ネタバレ鉄道マニアの方なら、知っていることばかりかもしれません。
鉄道マニアでない人が、鉄道に興味を持つために読むとよいかもしれません。
日本が誇る鉄道に関する技術に触れることができました。
リニアにトランスラピッド,HSSTなどいろいろあることをしりました。
また、路面電車の見直しから,概念として
LR: light rail transit, LRV:light rail vehicle
が議論となっていることを知りました。
低床であることを生かし,軽さが売りのようです。
自転車との都市交通としての併用はなんとなく分かります。
自動車との共存,自動車との棲み分けが分かっていません。 -
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ウチの小学生の息子がかなりの鉄道好きで、その影響か、私も鉄道に興味を持ちつつある今日この頃だったので購入
鉄道に関する様々な分野に関する基礎知識、誕生から最新動向に至るまでの技術的な進歩の系譜など、とても興味深い内容でした
ブルーバックスなので、かなり専門的な内容を覚悟していましたが、数式は一切なく、非常にわかりやすい文体で、かなりスムーズに読み進めることができました
鉄道は身近な存在であり、普段から何気なく目にしていたこと、知らなかったことの背景がたくさん書かれていたのでとても面白かったです
息子にはまだ少し早いですが、数年後に手に取ってもらえるよう、しっかり保管しておきたいと思いま -
Posted by ブクログ
「建設中(2010年12月現在)の東京スカイツリー」(p90)という記述が本文中に出てくる。その頃書かれた本なので現在(2024年)読むと、今はどうなのかな? と思うところもあるけれども、地下鉄をつくるときの技術的な工夫をわかりやすく解説してくれていて、とても読みやすい。著者が一番力をいれて書いたと思われる第4章『驚きの立体構造』(pp131-156)では、国内の大手町駅・新宿三丁目駅・永田町駅・九段下駅と、LondonのPiccadilly Circus駅・Camden Town駅・Kennington駅が、かっこいい図とともに紹介される。Piccadilly Circus駅の図(p153
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Posted by ブクログ
JR東日本の鉄道輸送を支える心臓部「東京総合指令室」を紹介してくれる一冊。
写真など詳細情報はないけれど、セキュリティ性の高い施設を概要だけでも紹介してくれるのは興味深い。
500名のスタッフが東京体育館アリーナくらいの広いフロアで24時間当直勤務しているようで、仕事は輸送指令、運用指令、営業運輸指令、設備指令に分かれている。
東京圏輸送管理システムATOSに注目してしまうが、けっこう人手の作業が多いようで、発想を変えればシステムダウンしても対応できるってことで若手教育やBCP的には良いのかな。
日々の運用管理をされている方には本当に頭が下がる。東日本大震災の直後は、「毎日がダイヤ改正」