河野龍太郎のレビュー一覧

  • 世界経済の死角

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    経済から哲学まで射程が広くて示唆に富む対談だった。

    対談本ながら
    なんども読み返して吟味していきたい一冊

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    2025年08月18日
  • 金融緩和の罠

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    ネタバレ

    河野龍太郎さんのインタビューを新聞で読んで、この方の本を読んでみたいと思い、この本に辿り着く。

    この本は、萱野稔人(津田塾大教授)が、安倍政権で推し進める金融緩和に反対意見を主張する3名、藻谷浩介氏(日本総研主席研究員)・河野龍太郎(BNPパリバ経済調査本部長)・小野喜康(阪大教授)とそれぞれ対談した内容がまとめられている。

    感想。とっても面白い。読んで良かった。

    備忘録。
    ①藻谷氏の見解
    ・リフレ論は「供給されたお金は必ず消費される」という前提に立っている。それは現実と乖離している。
    ・バブル崩壊以降の日本の景気低迷は、貨幣供給量不足が引き起こしたのではなく、モノの需要不足によるものだ

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    2015年01月16日
  • 金融緩和の罠

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    あとがきにあるように,(結果的に)あまりにもタイムリーな本。デフレの主たる理由が生産年齢人口の減少であることを二人のインタビューイーが指摘している。おそらくこれが「デフレ」の真実なのだろう。小野氏は,「お金そのもの」が持つある種の魔力を考慮せずには,経済政策は成り立たないと指摘する。その指摘は自分の実感ともよく重なり,説得力のあるものだ。
    現政権の経済政策の「突然死」が危惧される。

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    2013年05月16日
  • 世界経済の死角

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    ネタバレ

    本書は、「日本経済の死角」の著者河野龍太郎氏とエコノミストの唐鎌大輔氏の対談本。
    「日本経済の死角」と同じく、生産性と実質賃金、収奪的イノベーションなどの話に為替・グローバル経済やトランプ政権の登場などの最近の時事的な問題を追加したような内容となっている。
    「日本経済の死角」と比較すると、対談形式ということもあって、内容が拡散して深く分析されていない印象で、その点に物足りなさが残る。
    為替問題(基軸通貨としてのドル、ドルに代わる基軸通貨、円安など)と政府債務、インフレの問題に絞って議論を深めてほしかった。

    【目次】
    序章 外国人にとって〝お買い得な国〞の裏側
    未来に展望を持ちづらいからこそ、

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    2026年02月20日
  • 世界経済の死角

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    2人のエコノミストによる経済・金融論。
    新書にして400ページ以上。大著だ。
    内容は、、第二次トランプ大統領が始まった時点での出版なので、
    トランプ政策による世界経済の混乱は「予見」にとどまっているが、
    世界経済を的確に分析している。
    日本経済については、この時点では石破内閣だったわけで、
    先日大勝した高市内閣の「責任ある積極財政」に関しては触れようがないが、
    二人の主張と高市の主張を比較することはできる。
    唯一意見が一致しているのは、単年度会計に対する考えくらいか。
    金利、為替、財政赤字については真逆のように思えた。物価、賃金、、、

    失われた30年を作った自民党の新しい党首に期待をして投票

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    2026年02月14日
  • 日本経済の死角 ――収奪的システムを解き明かす

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    もうかっても大企業がため込んで賃上げや人的投資を長く行わなかった、本書ではこの点が一番の悪として、繰り返し主張されています。

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    2026年02月05日
  • 日本経済の死角 ――収奪的システムを解き明かす

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    日本で生産性は上がっているのに賃金が上がっていないのはなぜ?

    生産性向上でなく利益の配分を。包摂的経済へ。

    我々雇われる側も2%の定期昇給で満足し、円安インフレで実質賃金は増えていないことに気付いていない。
    溜め込んだ企業がコロナを乗り切り、雇用でなく自社株買いをすることで株価は上がり経営者は儲かり海外への投資、現行のイノベーションでは平均生産性は上がるが限界生産性(労働需要)は減る。
    資本所得の税の優遇により、労働からの税負担率は上昇。増大する高齢者の社会保障費を現役世代で賄うため、企業は正社員でなく、非正規雇用を促進。

    なるほど、それが今の抽象的な貧しさに繋がっているのかと。
    収奪的

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    2026年02月03日
  • 日本経済の死角 ――収奪的システムを解き明かす

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    労働時間が問題ならこれからしばらくも辛いのではないかと思わざるを得ない。あと、ガツガツした昭和な雰囲気も悪くないのかも、世の中の賃上げプレッシャーとして。

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    2026年01月31日
  • 日本経済の死角 ――収奪的システムを解き明かす

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    今迄疑問だった事に少なからず腑に落ちたり教えられる事があって勉強になり読んで良かった。

    失われた30年と言われ、主要国との比較で日本だけ賃金が横ばいで増えてない事からどんどん貧しい国、安い国に成り下がっている事を示すワニの口グラフとかもよく見てきたけど、本書で提示されるそうなった理由は、あまり今迄見聞きした事のないものが多く納得感あった。
    例えば、「1988年いこ、日本の時間当たり生産性は30%程度上昇し、50%上昇した米国には及ばないとはいえ、25%程度上昇したドイツや20%程度上昇したフランスに比べると高めであり、決して不出来とは言えません。一方で、日本の時間当たり実質賃金は、ドイツ、フ

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    2026年01月30日
  • 世界経済の死角

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    収奪的なデジタル化。日本企業の現地化による貿易赤字化、デジタル赤字、アベノミクスでの長期金利抑え込みからの反動、FTPLでの円安トレンドの醸成。

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    2026年01月28日
  • 日本経済の死角 ――収奪的システムを解き明かす

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    ①日本の実質賃金が上がらない理由
    デフレではなく、他国に劣らない生産性の向上にもかかわらず、経済の低迷および震災、コロナの断続的なマイナスイベントの中でゼロベアがノルムとなってしまった。大企業正社員は、年功での給与アップはあるため、それを実感していない。
    ②イノベーションは収奪的
    スマホのようなものは基本的に収奪的である。生産性は上がるとしたら、分母を減らして平均限界生産性をあげているのが基本なため、経済に貢献しない。するイノベーションは限界生産性(人員を増やした時の売上増分))が上がるイノベーションである。
    ③労働時間が経済成長に効いている。完全週休二日制、今回の働き方改革の中小企業への適用

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    2026年01月17日
  • 日本経済の死角 ――収奪的システムを解き明かす

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    論旨が明確で、繰り返し説明されており、分かりやすい。日本では、生産性が欧米と遜色なく上昇しているのに、実質賃金は上昇していないとの主張。その原因は、大企業が将来の危機に備えて、内部留保を増やすなどしており、人材育成や賃金上昇に利益を充ててこなかったからとしている。それを無理に収奪的なものと結びつける必要はない気もするが、多数の気づきを与えてくれる良書。

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    2026年01月14日
  • 日本経済の死角 ――収奪的システムを解き明かす

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    海外との物価格差のからくりが気になり購入。(為替だけでは到底説明できない格差のため)
    企業が溜め込んでいて、人件費に回さないからというのがその理由として説明されている。確かに理屈は通ると感じたが、では従業員である我々はどうすれば良いのか…
    また、(結果的に)経済格差に不満を持つ層の耳に心地よい話のためか、本の帯紙などの売込み文句(私達の働き方は間違っていなかった云々)が上記に迎合する表現になっているが、それが本の質を落としかねないことは残念。

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    2026年01月04日
  • 日本経済の死角 ――収奪的システムを解き明かす

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    生産性と賃金 なぜ失われた30年になったのかを論考。生産性が上がっていないから賃金も上がらないと思われがちだが、筆者はそう思っていなくて、生産性は30%向上しており、企業が賃金に反映しなかったのが停滞の原因考えている。それについては説得力がある。散漫にならないようにか、主点がそこだけに絞られている。

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    2026年01月01日
  • 日本経済の死角 ――収奪的システムを解き明かす

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    消費者余剰と生産者余剰の話が興味深い。
    日本は消費者余剰が多くお得感が高いが、消費者余剰はGDPには反映されない。
    一方で生産者余剰を多くするとGDPに反映され、生産性も高くなるので、諸外国に比べてGDPや生産性が伸び悩んでいるのは、価格をあげてこなかった経営判断が原因である。
    正直、消費者余剰の多い今の日本は住みやすい状態だと思うので、GDPや生産性に変わる尺度が必要なのではと思った。

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    2025年11月25日
  • 日本経済の死角 ――収奪的システムを解き明かす

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    経済学には全くの門外漢ですが、読みやすい文章で丁寧な解説に何か理解できたような感触を持ちました.p197のまとめにあるように、「過去四半世紀の間、日本では、時間当たり生産性が3割上昇しましたが、時間当たり実質賃金は全く増えていません.むしろ実質賃金は、近年の円安インフレもあって、減少しています.ただ、実質賃金が増えなくても、長期雇用制の枠内にいる人は、毎年2%弱の定期昇給があるため、賃金カーブに沿って賃金は上昇しています.属人ベースで見ると、四半世紀で、賃金は1.7倍となります.このため、日本の大企業エリートは、1世代前に比べて、自分たちの実質賃金が全く増えていないことを十分に認識していません

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    2025年11月12日
  • 世界経済の死角

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    2025年の経済トピックで最も注目を集めたのはトランプ関税だろう。経済問題に精通した両氏による対談は基軸通貨である”ドル”をめぐるアメリカの政治・経済状況の変化をはじめ示唆に富むものが多く読みごたえがあった。

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    2025年10月29日
  • 日本経済の死角 ――収奪的システムを解き明かす

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    日本経済の現状を取り巻く構造的課題を概観できる一冊。とくに、アベノミクスと呼ばれた金融緩和が進められた10年間の結果と、企業が利潤を労働者の賃金上昇に反映せずに自社株買いや海外投資といった株主資本ばかりが膨らんだ格差拡大の構造を分かりやすく説明している。

    2000年代からの構造不況から日本の企業生産性は30%も向上しているが、賃金水準は横ばい傾向であり、近年のインフレ基調から実質賃金はマイナスに陥っている。いわばこの収奪的システムが日本のマクロ経済を形成し、アベノミクスの金融緩和が成長戦略へと結びつかなかった原因となっている。そのため消費に回る可処分所得が減少するスパイラルに突入し、それらが

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    2025年10月27日
  • 日本経済の死角 ――収奪的システムを解き明かす

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    大まかな内容は理解できたが、細かい説明は難しく、あと何回か河野氏の本をよんでみないといけないかもなぁ。
    こういう本は、若い世代の人が読んで、経済の流れや現状を把握するべきだと思う。

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    2025年10月18日
  • 日本経済の死角 ――収奪的システムを解き明かす

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    いろんな要素が上手くハマったのが30年の高度経済成長なら

    いろんな要素が悪くハマったのが失われた30年

    失われた30年を解説してくれる本
    この先40年、・・・60年と続かなければいいけど

    「物価高」「実質賃金が上がらない」とマスコミ・メディアは取り上げるけど
    ストライキ、暴動、インフラ不全など起きる気配もないので
    「なんとなく不安」をSNSやマスコミが煽っているだけに見える

    経済が低迷しているのは明らかだけど
    水道水が飲めて、コンビニが24時間どこでも開店していて、
    夜中に女の人が歩けて、子どもたちだけで登下校できる国なんて
    世界的に少ないので恵まれた環境にいることが理解できない
    「足

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    2025年10月13日