済東鉄腸のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
正直、シオランという哲学者の存在すら知らなかったが、タイトルのインパクトに惹かれて手に取った。難解になりがちな哲学書だが、現代的で分かりやすい「超訳」のおかげで、彼の思想がすっと頭に入ってきた。
特に印象的だったのは、その根底にある「反出生主義(生まれてこないほうがよかったという考え方)」の視点。シオランに言わせれば、生きづらさや虚無感は「生まれてしまった」時点で確定していること。だからこそ、自分のダメさや努力不足を責める必要なんてないのだと教えられた。
「ポジティブに前を向こう」という圧に疲れたとき、この徹底したネガティブさは最高の救いになる。
「生まれてしまった以上、肩の力を抜い