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  • 日本のふしぎな夫婦同姓 社会学者、妻の姓を選ぶ
    4.1
    1巻880円 (税込)
    ●夫婦同氏制が現存する世界最後の国、日本――。 ●妻の姓を選んだ社会学者が経験した、おどろきの数々とは? ●夫婦同姓の不条理とふしぎさを描く、渾身のルポルタージュ! 夫婦同氏制が現存する世界最後の国、日本。そこで、妻の姓になることを選んだ著者が目の当たりにした、結婚にまつわる日本のふしぎな制度と慣習の数々。時には理不尽な出来事を経験しながらも、著者は次第にその「ふしぎさの正体」を探究したくなり、日本の戸籍制度や家族の歴史の研究を始める。その先に見えてきた、日本人の「おどろきの家族観」とは? さらに本書では、選択的夫婦別姓・全国陳情アクション事務局長の井田奈穂氏や、サイボウズ株式会社 代表取締役社長の青野慶久氏へのインタビュー、加えて「妻の姓を選んだ夫たち」の特別座談会も収録。選択的夫婦別姓の実現が叫ばれる今こそ読みたい、著者渾身のルポルタージュ。

ユーザーレビュー

  • 日本のふしぎな夫婦同姓 社会学者、妻の姓を選ぶ

    Posted by ブクログ

    日本はなぜいまだ夫婦同姓なのか、夫婦別姓への取り組み。伝統的な家族観とは、と夫婦別姓にまつわる諸問題を解説している1冊。著者の中井さんは妻の姓に変更した男性でその事実によってどういうリアクションをされたか、そのリアクションから見えてくる日本社会で男性に求められていることとはを紐解く1冊
    エッセイ口調で書かれているのですんなり読める。なぜ夫婦別姓に反対している人は頑なに反対するのか、も網羅しており、反対の立場の人の考えも理解できる(かといって同姓でいいわけではないが)
    本書のなかで国民のための国家ではなく国家のための国民になっているという一文だった。たしかにあらゆる面で日々そう感じる…

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    2024年03月08日
  • 日本のふしぎな夫婦同姓 社会学者、妻の姓を選ぶ

    Posted by ブクログ

    不思議に思っていた点が色々と読みやすく整理されてる良書。夫婦別姓には賛成なんだけど、なぜそんなに反対する人がいるのかを説明している。姓と家族とを結びつけるのは、高度経済成長期の日本の家族構造で、男女双方同姓にこだわり得るとか、そもそも選択できるという自由が反対派は不安になる原因ではないか、など色々と不思議な点が腑に落ちた。

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    2023年12月20日
  • 日本のふしぎな夫婦同姓 社会学者、妻の姓を選ぶ

    Posted by ブクログ

    仕事もプライベートも"下の名前"(Given Name)で呼ばれ続けて20年近く経っているからか、姓についてこれほど紛糾してる人たちがいるとは思っていなかった。
    たまたま、戸籍と住民票の関係を知りたくて読み始めただけだったので、ちょっとびっくりした。

    「もしこの世に人間が1人しかいないのであれば、その人に名前は必要ない。(151P)」
    名前はその人そのものなんだなという立場に立つと、改姓の影響は全然小さくないですね。ほんとうに。"男性が改姓してもいい雰囲気"が醸成されていれば、同性婚的にもメリットあるなぁ。

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    2022年01月22日
  • 日本のふしぎな夫婦同姓 社会学者、妻の姓を選ぶ

    Posted by ブクログ

    近年の日本では年間50万組以上のカップルが結婚し、そのうちの96%が夫の姓を選んでいる。
    そんな日本で、残りの4%として妻の姓を名乗ることを選択した社会学者が、自身の実体験を交え、日本の家族の歴史や選択的夫婦別姓について紐解いていくルポタージュ。

    強制的夫婦同氏制を採用しているのはもはや日本だけらしい。
    現在の戸籍制度は1871年の戸籍法制定から続くもので、明治という新時代の「近代国家」の要請に従って創設された(戸主を起点とした上下関係をもつ)家制度の名残が、家制度がなくなった今でも続いているというのが驚き。
    1947年の民法改正で家制度が廃止されたあと、地方での家族ぐるみの経営・生活様式

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    2022年03月26日
  • 日本のふしぎな夫婦同姓 社会学者、妻の姓を選ぶ

    Posted by ブクログ

    結婚の際に男性が姓を変えると何が起こるのか、著者の体験談をとても興味深く読みました。女性側から見る不便さ、不自由さとはまた違った視点が新鮮です。制度の問題点や歴史的な推移もわかりやすくまとまっています。文章が読みやすくていろいろ勉強になりました。

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    2022年01月16日

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