中井治郎の作品一覧
「中井治郎」の「日本のふしぎな夫婦同姓 社会学者、妻の姓を選ぶ」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
「中井治郎」の「日本のふしぎな夫婦同姓 社会学者、妻の姓を選ぶ」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
日本はなぜいまだ夫婦同姓なのか、夫婦別姓への取り組み。伝統的な家族観とは、と夫婦別姓にまつわる諸問題を解説している1冊。著者の中井さんは妻の姓に変更した男性でその事実によってどういうリアクションをされたか、そのリアクションから見えてくる日本社会で男性に求められていることとはを紐解く1冊
エッセイ口調で書かれているのですんなり読める。なぜ夫婦別姓に反対している人は頑なに反対するのか、も網羅しており、反対の立場の人の考えも理解できる(かといって同姓でいいわけではないが)
本書のなかで国民のための国家ではなく国家のための国民になっているという一文だった。たしかにあらゆる面で日々そう感じる…
Posted by ブクログ
近年の日本では年間50万組以上のカップルが結婚し、そのうちの96%が夫の姓を選んでいる。
そんな日本で、残りの4%として妻の姓を名乗ることを選択した社会学者が、自身の実体験を交え、日本の家族の歴史や選択的夫婦別姓について紐解いていくルポタージュ。
強制的夫婦同氏制を採用しているのはもはや日本だけらしい。
現在の戸籍制度は1871年の戸籍法制定から続くもので、明治という新時代の「近代国家」の要請に従って創設された(戸主を起点とした上下関係をもつ)家制度の名残が、家制度がなくなった今でも続いているというのが驚き。
1947年の民法改正で家制度が廃止されたあと、地方での家族ぐるみの経営・生活様式