あらすじ
人には人の“虚弱”がある。
芥川賞作家、エッセイスト、ミュージシャンなど虚弱とともに生きてきた、豪華書き手が集結した史上初・虚弱体質のエッセイアンソロジー!
過眠、不眠、肩こり、倦怠感、頭痛、手足のしびれ、胃腸の弱さ、クローン病、若年性高血圧、自家中毒、めまい、生理痛、胸やけ、胃もたれ、腰痛、膝の痛み、悪夢、アルビノ、自閉スペクトラム、うつ、微熱、嘔吐、漫然と続く不調――。
13名の書き手が、それぞれの虚弱について書き下ろしました。
【タイトル/寄稿者一覧】
自由になってみたい 絶対に終電を逃さない女
健康だけど元気がない 藤野可織
虚弱という「横臥者」の視点 宮崎智之
クラゲにならない 伊藤亜和
虚弱人生の振り返り、ならびに新たな幕開け 渡辺優
脳みそグニャグニャ人間の半生 トミヤマユキコ
お腹も心も満たされない! 済東鉄腸
虚弱のままで夢を見る 清水友佳子
「異常なし」 ヒオカ
明るい時間に、風呂に入る──虚弱エッセイ試論 中井治郎
可憐たれ! 暮田真名
虚弱な私の生存設計 雁屋優
そんな気がして君を待った 安藤裕子
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
成功してる人はみな体力があってバイタリティに溢れている
そんな人たちをみて、自分はどこまでいっても成功できないんだろうなと思っていた
でも自分より虚弱であるにも関わらず、物書きとしてお金を稼いでいる人たちがいる。
なんとか工夫して、生きていってる。
そういう人たちを見ると、自分も何か成し遂げられる気がした
Posted by ブクログ
わたしも圧倒的に虚弱側の人間だと思う。コールセンターに10年勤めたが最後ストレスで両耳が軽度だが難聴になって退職。北海道から東京に旅行に行けば湿気と気温で具合が悪くなる。普通に生活していても貧血。大きな病でなくても日々の生活に少しずつ影響していく。やはり体力が有り余って長時間労働できるものが勝つ世の中なのか?でもそれって永遠にできるものではない気もする。体力的、心体的目線から弱者、強者を考えられる本です。
Posted by ブクログ
めっちゃ分かる…共感しかなかった。
不調で病院行くのに、だいたい原因不明だったり。フルタイム無理だから、在宅の仕事に行き着いたり。
虚弱でも生きれる社会がきてほしい。私が元気にフルタイムで働けないからと後ろ向きになってしまう世界が変わってほしい。切に願う。
Posted by ブクログ
私も子供の頃から虚弱体質だから、この本でいろんな仲間を見つけた気分。
体調の悪い人にこの言葉は使ったらいけないのは分かっているけれど、それがうれしかった。
Posted by ブクログ
虚弱の原因が病気というのが意外にあったのは読む前は想像していいませんでした。だったら虚弱じゃなくて病弱では?と勝手な違和感を感じつつ各人の虚弱を読み進めると、次第に虚弱だから病気になる、とすれば病の根源は虚弱ということになるからいいのか……と言う所に落ち着きました。
多様性が認められるようになった世の中てすが、それでも虚弱の人に対しては、隠した本音の部分として理解不足や妬みなどがみられます。そんな考えや対応を払拭し、虚弱側の理解を手助けする一冊という面も本書にはあると思います。