高橋和夫のレビュー一覧

  • なるほどそうだったのか!! パレスチナとイスラエル

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    チュニジアに始まったジャスミン革命が各国に飛び火し、世界情勢が予断の許さない状況になっている。こんなとき、該当国に関する、最近の書物に注目してみると、その書物自身も予断の許さない状況になっていることが良くわかる。このような変革を、どの程度事前に予期できていたかという、インテリジェンス能力が明るみに出てしまうのだ。

    例えば、『チュニジアを知るための60章』という本。「政治外交と経済政策」という章を見ると、以下のような記述。

    現在のチュニジアの安定が、ベン・アリー政治の強権的政治の産物としても、経済的豊かさを享受できる市民生活が営まれていることは認めなければならない。社会の安定は、欧州からの観

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    2011年01月31日
  • なるほどそうだったのか! ハマスとガザ戦争

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    イスラエルとハマスの戦争。そこに票田の福音主義派やユダヤ資本家の意を汲むアメリカの、ロシアに対するとは真逆のダブルスタンダードの対応。イスラエルの協定違反、ファタハとハマス、地下道の複雑さ、イランの関与、ヒズボラ、フーシ派の動向。複雑な糸が何重にも絡まり合う。ウクライナもそうだが、ガザにはいつ平和が訪れるのか。

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    2025年04月29日
  • なるほどそうだったのか! ハマスとガザ戦争

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    これは素晴らしい。今のイスラエルとハマスの問題について理解を深めたいのならば、入門編としてオススメできる内容。非常にわかりやすかった。

    大づかみに、パレスチナというのは土地である、という解説から。「イスラエル」という国と「ガザ地区」と「ヨルダン川西岸地区」。この3つがパレスチナという土地を構成していると。パレスチナにある「シオン山」、その山の上の都市「エルサレム」。「自分たちの国をつくろう」と移住してきたユダヤ人の運動を”シオニズム”と呼ぶが、これは「シオン」と「イズム」を掛け合わせた言葉。この辺は、基本的な内容で、知っている人も多いと思うが、このレベルから解説してくれる。

    シオニストたち

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    2024年11月22日
  • なぜガザは戦場になるのか - イスラエルとパレスチナ 攻防の裏側 -

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    『なぜガザは戦場になるのか』了読。アメリカをはじめとする欧米のイスラエルとの関係性、また、ハマスと中東の国々との関係性が詳しく書いてあるのが良かった(トランプとネタニヤフの人脈が強固に繋がっているとは…)

    ただハマスがイスラエル人を1000人殺害したと書かれていることに疑問を持つ。イスラエルはハマス攻撃のためにイスラエルの人質もろとも殺したと書かれている本もあるので、どちらが正しいのだろう

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    2024年10月21日
  • なぜガザは戦場になるのか - イスラエルとパレスチナ 攻防の裏側 -

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    植民地
    戦争のつらさ
    アメリカの介入

    人権侵害
    人としての生活が送れない

    戦争の現実を知らない自分
    事実を知ることは何よりも大切

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    2024年10月21日
  • なるほどそうだったのか! ハマスとガザ戦争

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    たまたま二週間ほど前に、同じテーマに関する著者の「生」講演を夫婦二人で聴いて来たばかりだったこともあり、その復習も兼ねて読んでみた。講演内容ともピタリとシンクロし、まさにハマス、イスラエル、パレスチナ、ガザの「今」を解説する極めて時宜を得た学びに繋がった。
    先ず何よりも、分かり易い。
    パレスチナ問題には予てから人並み程度の関心は持って来たつもり。いろんな本や記事も読んで来たが、どれも今一つ「すとんと腹に落ちる」感触が得られなかった。
    それに対し、本書は初めて「すとん」と落ちた。細切れにしたテーマの切り口や語り口が巧みなこともあるだろう。これならば中高生でも十分に咀嚼出来る解説になっているのでは

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    2024年09月26日
  • なるほどそうだったのか! ハマスとガザ戦争

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     恐らくとてもわかりやすくかかれているんだろうが、やはり他国の宗教問題は中々難しい…。一言で言い切れない過去がある。まずは国の位置を確認するところからスタート。

     イスラエルとパレスチナ。ジェノサイドの悪夢…。ただの民族浄化では終われない。様々な国々が複雑に絡み合う。果てなき因縁の始まりや、紛争の根本を考えなければ。

    ーメモー
    イスラエルはユダヤ教
    パレスチナはイスラム教
    "パレスチナという土地"にあるのは、イスラエルとガザ地区とヨルダン川西岸地区

    エルサレムという土地

    PLOとイスラム急進派「ハマス」=パレスチナ
    ハマスは言う、パレスチナの完全解放と。

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    2024年07月30日
  • なるほどそうだったのか! ハマスとガザ戦争

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    今までに読んだイスラエルとパレスチナに関する本の中では一番わかりやすく、戦争の原因や現状を理解できました。

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    2024年06月14日
  • なるほどそうだったのか! ハマスとガザ戦争

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    とてもわかりやすい内容だった。
    宗教対立だけではなく、民族、歴史が複雑に絡んだ問題なのだと理解できた。

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    2024年05月08日
  • なるほどそうだったのか!! パレスチナとイスラエル

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    イスラエル、パレスチナが最近話題になっていて気になり、読んだ。
    ざっくり中東でなんか戦争してんだなーてことしか知らず、イスラエルとパレスチナの違いも知らなかったため、とても勉強になった。
    ただ、10年くらい前の本なので、最新の情勢をまとめたものも読みたいところ。

    読んで思ったのは、イスラエルとパレスチナ、どちらが正義でどちらが悪と簡単に断ずることはできない問題だということ。
    民族主義による迫害や、イギリスの三枚舌外交が諸悪の根源だと思うが、今更そんなことを引き合いに出してもしょうがないしな。
    日本人は基本単一民族の国だから感覚が分からないけど、いろんな民族が一つの国で和解し合うことはできない

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    2024年03月29日
  • なるほどそうだったのか!! パレスチナとイスラエル

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    パレスチナへのイスラエルの侵略の中、数年前の本だけど、パレスチナ問題におけるイスラエルの傍若無人ぶり、アメリカのユダヤロビーの強さ、イスラエル建国時のイギリス、フランスの酷さ、とりわけイギリスの諸行。パレスチナ難民を嫌がるアラブ諸国。イランとの関係。本書は数年前なのでアメリカの新しいユダヤロビーであるJストリートにアメリカ政治を変える希望を託しているように感じるけど、今だにアメリカはユダヤロビーに支配されていて拒否権を発動する。
    パレスチナ問題はパレスチナ国家ができない限り解決しないけれど、イスラエルが既成事実を作ろうとしているので、仮に無理矢理つくったら今度はイスラエル人が強制的に移住させら

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    2023年12月17日
  • 中東から世界が崩れる イランの復活、サウジアラビアの変貌

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    イラクやシリア、サウジアラビアを国もどきとする表現は他の本でも読んだ。確かに、原油利権で国民をコントロールしながら、しかし、実際には、宗教だけではなく、民族、聖地なども含めて複雑な成り立ちを持つ国境線は確かに一筋縄では言い表せない。こうした複雑な構造をもつ中東から、自国のエネルギー自給の目処が立ったために急速に興味を失ったアメリカ。日本は、信頼をベースに外交をすべきであると結ばれるが果たしてどうか。脱化石燃料が進む中で、価格調整が為される、日本はもう少し、狡猾な外交をしても良いのではないだろうか。

    本著は、イスラム教の解説から中東国の歴史、成り立ちを分かりやすく解説してくれる良書である。

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    2022年07月20日
  • スウェーデンボルグ 科学から神秘世界へ

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    霊界との交信、千里眼によるストックホルム大火の体験など、オカルト的な逸話に事欠かない異端の思想家の解説書。彼をオカルティズムの始祖としてのみ理解するのではなく、その科学者・技術者としての側面から、カトリック・プロテスタント双方に対する激しい攻撃に基づき「新しい教会」を構想する神学者としての側面まで、彼の思想体系のエッセンスを抽出している。もとが新書ということもあってか、現代の様々な学問や文学に彼が与えた影響を強調したり、直接の影響はなくとも実質的な先駆者として扱ったり、儒教や仏教と彼の教えの共通性を仄めかしたりするなど、スウェーデンボルグの現代日本的意義を強調しすぎているきらいはあるものの、『

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    2021年07月28日
  • 中東から世界が崩れる イランの復活、サウジアラビアの変貌

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    数年前に書かれた本です。シーア派とスンニ派の対立とメディアは単純化するが、実はそうではないということが理解できました。

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    2020年01月30日
  • イランとアメリカ

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    イランに起こった数々の出来事の裏側や繋がりを知るのに良い本だった。それにしてもアメリカという国の手前勝手さを改めて思い知らされ、読んでいて胸が悪くなった。トランプのひどいところは悪びれないという一事であって、それまでの政権は正義ぶって欺瞞にみちていた。ある意味トランプの登場で真実が明らかになったといえるのか。
    ちなみに本書は2013年発行でトランプは出てこない。

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    2019年07月01日
  • イスラム国の野望

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    2017年91冊目
    読書会3Bの10月度テーマ本でした。
    中東についてはニュースで見てなんとなくわかっているようでわかっていない。
    本書はイラン、イラク、クエート、シリアなどの中東の国々とアメリカやイギリス
    そしてロシアとの関係性をとてもわかりやすく説明しています。
    もちろんタイトル通り、イスラム国が生まれてきた背景などもわかります。
    中東を理解する上ではオススメの一冊です。

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    2018年10月28日
  • イスラム国の野望

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    イスラム国だけではなく、イスラム教の基本知識についても丁寧に解説されていたので、分かりやすい一冊。ちょっと前に読んだ「イスラム国の衝撃」より先に読んでおけばよかった。

    そして、日本人ジャーナリスト殺害以後について言及された書籍が出たら照らし合わせながら読みたい。

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    2018年04月04日
  • 中東から世界が崩れる イランの復活、サウジアラビアの変貌

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    イラン人=ペルシャ人と、その他のアラブ諸国=アラブ人という違いがあること。サウジが国家の程を成していないこと等、眼からウロコな話が多く出てきた。まだまだ、マスコミの報道からは知り得ない事がたくさんありそうだ!

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    2017年01月11日
  • 中東から世界が崩れる イランの復活、サウジアラビアの変貌

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    近年の中東での動き、特にシリアからイラク、トルコとサウジについておおまかにではあるが概要を解説した本書。ISはイラクの鬼子であったり、トルコのイラン憎しのあまりISへの支援、サウジのムハンマド副皇太子によりOPEC掌握等、ざっくりした流れはこれで理解できるだろう。著者は今後、中東国家からチーフダムへの変革を予言する。これについてもさもありなんと考える。もう少し中東については追いかけてみたい。

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    2016年09月12日
  • 中東から世界が崩れる イランの復活、サウジアラビアの変貌

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    イランの国際情勢における台頭に焦るサウジの動向など、中東のプレーヤーと欧米中露の動きが俯瞰できる良書。

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    2016年08月17日