【感想・ネタバレ】なぜガザは戦場になるのか - イスラエルとパレスチナ 攻防の裏側 -のレビュー

あらすじ

激化するイスラエルのガザ地区への攻撃。
発端となったハマスからの攻撃は、なぜ10月7日だったのか――

長年中東研究を行ってきた著者が、これまでの歴史と最新情報から、こうした事態に陥った原因を解説します。

・そもそもハマスとは何者なのか
・主要メディアではほぼ紹介されないパレスチナの「本当の地図」
・ハマスを育ててきた国はイランなのか、イスラエルなのか
・イスラエル建国の歴史
・反イスラエルでも一枚岩にならないイスラム教国家
・アメリカが解決のカギを握り続けている理由
・ガザの状況を中国、ロシアはどう見ているのか
・本当は日本だからこそできること

など、日本人にはなかなか理解しづらい中東情勢について、正しい知識を得るためには必読の一冊です。

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Posted by ブクログ

パレスチナとイスラエルの問題は宗教戦争だと誤解しがちですが、
ドラマ地面師のセリフではないですが、結局は陣取り合戦なのだな、と。
そこに「国」とか「民族」といった概念が入ってきてもうぐちゃぐちゃ…
それぞれに、それぞれの歴史があるし、同じ国に住んでる同じ民族でも目指すところはみんな同じではない。

イスラエル人とパレスチナ人だけの問題にせずに、その背景や関係各国のあり方・変遷にまで触れられてて非常にわかりやすい本だったと思います。また日本の外交にも触れられてて、改めてこの問題は日本にも深く関係しているんだな、と気付かされました。

個人的には「パレスチナ人が可哀想だから」とか「イスラエルの行動は人道に反する」なんて理由で行動する必要はないと思ってます。でも行動したほうが、巡り巡って自分にメリットがあるなら、行動すべきだなと(外交ってそういうものだと思ってます)

他にも著作があるようなのでそれも読んでみたいです

「知識が行動に変わる時、世界は動く」
この本の中で一番ハッとさせられた一文です

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2025年04月25日

Posted by ブクログ

パレスチナ問題について一気に理解の整理ができました。いつもながら高橋和夫先生の解説は分かりやすく、(私が思うに)的確。

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2024年06月23日

Posted by ブクログ

米国民の無関心となんとなくの同情によって地域で一番強大な国になったイスラエル
という説明はこれまで読んだ関連本のいろんな解説の中で一番しっくりきた

経緯は違えど日本の戦後の発展もこれに類するものだと思う(よく言われる日本人の勤勉努力とかあんましカンケー無い 
じゃないと昨今の日本の凋落ぶりの説明がつかない)

読めば読むほど中東情勢に絶望しか感じられない
この本が書かれた2023年末から数ヶ月経ちさらに情勢は混沌としてきている
著者名覚えてこの人の次の解説本も読むことにしよう

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2024年04月27日

Posted by ブクログ

『なぜガザは戦場になるのか』了読。アメリカをはじめとする欧米のイスラエルとの関係性、また、ハマスと中東の国々との関係性が詳しく書いてあるのが良かった(トランプとネタニヤフの人脈が強固に繋がっているとは…)

ただハマスがイスラエル人を1000人殺害したと書かれていることに疑問を持つ。イスラエルはハマス攻撃のためにイスラエルの人質もろとも殺したと書かれている本もあるので、どちらが正しいのだろう

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2024年10月21日

Posted by ブクログ

植民地
戦争のつらさ
アメリカの介入

人権侵害
人としての生活が送れない

戦争の現実を知らない自分
事実を知ることは何よりも大切

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2024年10月21日

Posted by ブクログ

「なるほどそうだったのか!!パレスチナとイスラエル」よりも内容が新しく詳しくなっている。
アメリカのイスラエル支持の内情に多くを割いている。
パレスチナに平和をもたらす為に必要なのはイスラエル側の譲歩であり、パレスチナ側に譲るべきものは何も残されていない、と著者は言うが、パレスチナ側もイスラエルの存在を認める事とイスラエル人の人質解放という譲歩は必要だと私は思う。

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2024年06月16日

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