あらすじ
激化するイスラエルのガザ地区への攻撃。
発端となったハマスからの攻撃は、なぜ10月7日だったのか――
長年中東研究を行ってきた著者が、これまでの歴史と最新情報から、こうした事態に陥った原因を解説します。
・そもそもハマスとは何者なのか
・主要メディアではほぼ紹介されないパレスチナの「本当の地図」
・ハマスを育ててきた国はイランなのか、イスラエルなのか
・イスラエル建国の歴史
・反イスラエルでも一枚岩にならないイスラム教国家
・アメリカが解決のカギを握り続けている理由
・ガザの状況を中国、ロシアはどう見ているのか
・本当は日本だからこそできること
など、日本人にはなかなか理解しづらい中東情勢について、正しい知識を得るためには必読の一冊です。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
どうしてトランプ大統領が、今中東に対して軍事的行動に出るのか。
イスラエルのネタニヤフ首相とトランプ大統領の関係性がどうして親密なのか。
イランとアメリカの対立軸の背景には何があるのか。
サウジアラビアという国家の存在とアメリカとの関係性は。
アメリカ政治にどんな変化が生まれているのか。
こういった切り口から、アメリカイスラエル、そしてイランの対立がどうして、現状に至っているのかを、分かりやすく解説した高橋和夫さんの新書です。
イランに、アメリカとイスラエルがミサイル攻撃を行い、
イランが各地に反撃を行う意味は何なのか?
ざっと知るに、わかりやすい読み物と思います。
もちろん、地政学、軍事技術、経済環境など、この本に書かれている前提から変化している部分はあります。
ただし、大きなフレームとしてはそう変わっておらず、日本のテレビ新聞を見るよりも、よほど全体像が掴めます。
この本を読んで分かることは、アメリカイスラエルとイランの戦争が、そう簡単に解決することはないだろうという感触です。
多くの日本人に、イランとか、中東、そしてアメリカの社会は、何を求めているのだろうかと、考える余裕を持っていただくきっかけになる読書体験になることは、間違いないと思います。
Posted by ブクログ
パレスチナとイスラエルの問題は宗教戦争だと誤解しがちですが、
ドラマ地面師のセリフではないですが、結局は陣取り合戦なのだな、と。
そこに「国」とか「民族」といった概念が入ってきてもうぐちゃぐちゃ…
それぞれに、それぞれの歴史があるし、同じ国に住んでる同じ民族でも目指すところはみんな同じではない。
イスラエル人とパレスチナ人だけの問題にせずに、その背景や関係各国のあり方・変遷にまで触れられてて非常にわかりやすい本だったと思います。また日本の外交にも触れられてて、改めてこの問題は日本にも深く関係しているんだな、と気付かされました。
個人的には「パレスチナ人が可哀想だから」とか「イスラエルの行動は人道に反する」なんて理由で行動する必要はないと思ってます。でも行動したほうが、巡り巡って自分にメリットがあるなら、行動すべきだなと(外交ってそういうものだと思ってます)
他にも著作があるようなのでそれも読んでみたいです
「知識が行動に変わる時、世界は動く」
この本の中で一番ハッとさせられた一文です
Posted by ブクログ
米国民の無関心となんとなくの同情によって地域で一番強大な国になったイスラエル
という説明はこれまで読んだ関連本のいろんな解説の中で一番しっくりきた
経緯は違えど日本の戦後の発展もこれに類するものだと思う(よく言われる日本人の勤勉努力とかあんましカンケー無い
じゃないと昨今の日本の凋落ぶりの説明がつかない)
読めば読むほど中東情勢に絶望しか感じられない
この本が書かれた2023年末から数ヶ月経ちさらに情勢は混沌としてきている
著者名覚えてこの人の次の解説本も読むことにしよう
Posted by ブクログ
『なぜガザは戦場になるのか』了読。アメリカをはじめとする欧米のイスラエルとの関係性、また、ハマスと中東の国々との関係性が詳しく書いてあるのが良かった(トランプとネタニヤフの人脈が強固に繋がっているとは…)
ただハマスがイスラエル人を1000人殺害したと書かれていることに疑問を持つ。イスラエルはハマス攻撃のためにイスラエルの人質もろとも殺したと書かれている本もあるので、どちらが正しいのだろう