高橋和夫のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
どうもよくわからないパレスチナ問題。
あちこちで「わかりやすい」という評判の本書を読んでみた。
とても簡潔に世界や宗教との関連、経緯を書いてくれているので確かにわかりやすい。
ただ、わかりやすさコンパクトさを追求したためか(いや、私の知識不足が一番の原因かも?)一度書いたことは理解されたものとして次の展開に進み、時系列が戻ったり、どんどん先へ話が進んだりするので、基礎知識の全く足りていない私はついていくのに必死。
途中で間をあけると流れを忘れてしまいそうだったので、一息に読んだ。
確かに理解できたのは、そもそもパレスチナ問題を作ったのはヨーロッパだったということと、アメリカが絡んでややこしくなったということ。
長きにわたり混乱してきた問題かと思っていたら、意外と古くないということ。
ニュースなどでよく耳にする言葉の意味もある程度わかるようになり、この3点だけでも読んだかいがあったというもの。
ま、まだまだ全然理解不足ではありますが。 -
Posted by ブクログ
評価が高いので気になっていた本。
アメリカ大統領がまだバイデンさんの頃なので内容が少しだけ古め。
ハマスがどのような経過をたどって変化していったのかがよくわかった。
これまでの読書で得た知識もあり、タイトルのようになるほど!とまではならなかったけど、中東の戦争が私個人に関係してくるということも理解できた。
後半の内容はちょっと興味が薄れてきて何度かうたた寝してしまった。
印象に残ったのは、合衆国憲法が3期目の任期を一切禁じていることで、トランプ大統領がもう再選のために支持基盤に気を使う必要がないということ。
トランプの暴走が中東に与える影響が心配です。 -
Posted by ブクログ
1.この本を一言で表すと?
イスラエルとパレスチナの問題をわかりやすく解説した入門書。
2.よかった点を 3~5 つ
・「2000 年にわたるイスラム教徒とユダヤ教徒の宗教対立」、そうした言葉で語られることの多いパレスチナ問題。し
かし、この説明は間違いである。(p16)
→2000 年にわたる問題だと思っていたが、言われてみればその通りと思った。
・民族主義、帝国主義、イギリスの三枚舌(p17〜27)
→イギリスが紛争の種をまいたのは世界のいたるところにある気がする。
・パレスチナ問題の解決案(p68)
→私個人的にも二国家解決案しかないと考えている。
・アルジャジーラ(p100)
→この放送局の存在は知っていたが、経緯もパレスチナ人への追い風となっていることも知らなかった。
・ノルウェーとイスラエル・パレスチナの関係(第三章)
→ノルウェーがどのような国でイスラエルとどのような関係を築いてきたかがよくわかった。
・アメリカとイスラエル・パレスチナの関係(第五章)
→アメリカの中のユダヤ人社会がよく見えた。J ストリートは初めて知った。
2.参考にならなかった所(つっこみ所)
・全体的な知識を得るには良い本だが本としてのまとまりがない気がした。辞書というか歴史の教科書というかその
ような印象を受けた。
・ハマスについてよい印象で書かれているが、現在ガザ地区で起こっている紛争のきっかけになったハマスの襲撃事
件がなぜおきたのかがよくわからない。
3.議論したいこと
・イスラエルとパレスチナの問題について、どのような解決案が現実的か?
5.全体の感想・その他
・本が書かれたのが 2010 年ということを注意して読まないといけない。2010 年以降の出来事なども含めて改訂版を
出してほしい -
Posted by ブクログ
なんとなく、最近、中東問題に関心があって(きっかけは忘れた)、新書を少しづつ読んでいる。
イラクに詳しい酒井さんの本を読んで、中東問題は、宗教、宗派の対立というより、欧米中心の国際秩序の矛盾のしわ寄せが中東にきていて、そこに国や民族ごとの経済的利益、安全などを求めたリアル・ポリティクス、ジオ・ポリティクスの問題なのだ、という視点を学びつつある。
あと、これまで中東といえば、パレスティナが問題の根源と思われていたのだが、いまやそれは問題の背景に下がっているという認識に驚き。
というなかで、別の著者のものも読んでみようと思って、こちらも読んでみたが、基本、大きな話は一緒なんだな〜。
こちらは、イランとサウジアラビアの問題がわりと丁寧に書いてあって、イラクに詳しい酒井さんの本と組み合わせるとさらに絵柄はクリアになってくる。
そして、ISの問題も実は収束に向かいつつある。が、中東に根源的な矛盾が解決し、現状に不満の人々が減らない限り、テロはなくならないという認識にわかってはいても、暗い気持ちになる。
で、この本を読んでいると、本当にパレスティナ問題への記述が薄いのに驚く。
この著者は、イスラエル関係の本も結構書いているのだが、この分量の少なさは、本当に印象的だな〜。 -
Posted by ブクログ
すごく分かりやすかった。中東の複雑さはぱっと見かなり難解だが、イラク、イラン、シリア、トルコ・・・そしてアメリカ。それぞれに過去どういう経緯があって、それがどう今に至るのかが理解出来る。
今私がこの状況を知ったからといって、世界の何が変わる訳ではないのだけど、でも知らないでただ気味悪がっているよりはいい。
それにやはり歴史は興味深い。利権、国と国との微妙な力関係、民族意識。テレビでボンヤリと見ていたそれぞれのニュースが、実はすごく身近な争いの感情から生まれていること、そしてそれらは別々の事件に一見見えても実はどこかで繋がっていること。
読み進めるにつれて、パズルが解けていくようだった。