仲村つばきのレビュー一覧

  • クローディア、お前は廃墟を彷徨う暗闇の王妃

    Posted by ブクログ

    シリーズでいちばん好きを更新したかも。古今東西、自信満々な男が一筋縄で行かない風変わりな女の子に手をこまねくさまは良いものです。

    0
    2021年12月27日
  • 王杖よ、星すら見えない廃墟で踊れ

    Posted by ブクログ

    ベアトリスのお話も面白かったので買っちゃいました。

    ただのわがまま王子かと思っていたサミュエル。
    自身が望みながらもままならない虚弱な体と周囲(特に母親)。
    どうにかしたくてもどうしたらいいのかわからない絶望にさいなまれているだけでした。

    自由奔放さが売りの相方がいれば大丈夫そうですね。

    0
    2021年06月16日
  • 廃墟の片隅で春の詩を歌え 女王の戴冠

    Posted by ブクログ

    ページを捲ることすらもどかしくなるくらい、先が気になって仕方なかった。でも読み進めると展開が容赦なくてツラくなり途中ついに「嘘でしょ!?」ってなったわ…。ミリアムがあんなことになるなんて思わなかったし、わたしはグレンがめちゃくちゃ好きだったから…。彼の自分自身でさえ苦しく深く傷ついてしまうくらいのアデールへの思いが、どうか彼女を縛ることなく折り合いつけて、報われてほしいって思ってたから。
    でも読むのは止められない。ラスト付近のジルダとのやりとりは涙なくして読めませんでした。アデールは冬の国の嵐になった。春を迎えるために。始まりの塔でクライマックスを迎える展開も見事。
    塔に囚われてた姫は、彼女を

    0
    2021年04月23日
  • 廃墟の片隅で春の詩を歌え 王女の帰還

    Posted by ブクログ

    孫編であるベアトリスたちのお話がめちゃめちゃおもしろかったから密林で注文してから届くのずっと楽しみにしてた…!!時系列的にはベアトリスたちの前の、祖母世代のお話。電子版を買おうとしたときに文庫化されたんで嬉しかったー!!

    孫世代と比べるとロマンスのエッセンスが濃くてちょっと驚いた。あらすじだけ読むと姉妹たちで熾烈な王座っていう椅子取り合戦するのかと思っていたんだけれど、マァそういった要素もあるんだけれど、お話の重きは国の立て直しと王家復興、新しい治世の試行錯誤といった感じ。それについてもすごくおもしろかった。グレンとアデールのロマンスもちょいちょい効いていてバランスがよい。続きが気になりすぎ

    0
    2021年04月22日
  • 王杖よ、星すら見えない廃墟で踊れ

    Posted by ブクログ

    ベアトリスのお話がほんっとにおもしろかったから続編が出たと知って即刻本屋で買いました。ページをめくったらもう最後まで止まらなかった。前作で、狡猾だけれど未熟さが目立ったサミュエルの成長譚。

    いずれ希望がもたらされること、他者の尻馬にのっかることばかり考えていた彼が、どう自身の納める領地と向き合うのか。
    自身を変えたい、もっとやれるべきことがあるのではないかと考える貧乏令嬢のエスメとぶつかり、お互いにいい作用をもたらしていくところが読み応えある。エスメの勇敢で思慮深く向上心の強いところがとてもいい。

    あとこれは毒親からの解放もあって興味深い。イザベラの行いはほんとおぞましいんだけれど、彼女か

    0
    2021年04月07日
  • 王杖よ、星すら見えない廃墟で踊れ

    Posted by ブクログ

    頼りない双子の兄の身代りとして男装して宮廷に出仕する、このシリーズで最も少女小説らしい展開。ラブコメ感にニコニコしつつも、貧困との戦い、政争はこのシリーズらしく厳しいので読み応えもじゅうぶん。
    これだけで完結しているし、いちばん気軽に読めるので、シリーズでひとつだけ薦めるならこれだけど、「ベアトリス〜」は先に読んだほうが楽しいと思う。

    0
    2021年04月02日
  • 廃墟の片隅で春の詩を歌え 王女の帰還

    Posted by ブクログ

    今作も面白かった!
    色んな人に翻弄され心を制限されたアデールがかわいそうだった。
    三姉妹なのに家族を想っているのはアデールだけだったし。

    でも決して好きではないのに「家族」だから切れない、嫌いになりきれない複雑さもわかる・・・。

    0
    2021年03月23日
  • ベアトリス、お前は廃墟の鍵を持つ王女

    Posted by ブクログ

    表紙に惹かれて買いました。

    思った以上に面白かった・・・!!
    ベアトリス、ぐう有能すぎる。
    人柄もよすぎて好きになりました。

    兄弟で血がつながっていて他人よりも知りすぎているが故にいがみあってしまう。
    お互いを想い、信じたいと思い、国を想うがゆえに疑心暗鬼になる。
    その表現がよくされていて続編?も読みたい。

    0
    2021年03月11日
  • ベアトリス、お前は廃墟の鍵を持つ王女

    Posted by ブクログ

    めっっっっちゃおもしろかった…っていうか帯の文言がかっこいい…「深紅の薔薇よ、イルバスの闇をうちはらえ」って…あー!ぜったいおもしろい!ぜったいおもしろい!って思ったら案の定だった…

    尊大な兄と狡猾な弟に挟まれた中間子、ベアトリス。のらりくらりと兄と弟をいなしながら、いずれ骨肉の争いを繰り広げるのかと思ったら、展開は違う方向へ行き…ってほんと面白かったです。ベアトリスが女王としてほんと有能で読んでいて楽しい! 兄弟では兄のアルバートがすごく好きです。これ続編とか出ないのかしら…って思ったら前日譚?アデール陛下のお話がシリーズであった…!読みます!!!

    1
    2021年01月21日
  • ジギタリスの女王に忠誠を 修道院の王位継承者

    購入済み

    凛々しい

    マーガレットもライオネルも真摯に国を思う誇り高い人で、それでも政治の世界では一人一人の思いがそのまま伝わってはいかないというもどかしさがありました。自ら闘いマーガレットとアリスの二人の女性も格好良くて素敵です。マーガレットとライオネルのたどたどしくも歩み寄る様子をちゃんと読みたかったかな。

    0
    2020年11月22日
  • ベアトリス、お前は廃墟の鍵を持つ王女

    購入済み

    兄弟って大変

    ベアトリスがとても格好良い女性でした。終盤にかけて印象がすっかり逆転する人が複数いたなかでぶれないギャレットとウィルが癒しになりました。

    0
    2020年09月19日
  • シンデレラ伯爵家の靴箱館7 乙女は新たな靴を履く

    購入済み

    公共の場所では読めない(笑)

    ストーリーも素敵だし、キャラクターの心の変化も読み応えあり。アランさんのお言葉があまりに突き抜けすぎていてにやけて公共の場所では読めない…(笑)

    0
    2020年01月03日
  • シンデレラ伯爵家の靴箱館7 乙女は新たな靴を履く

    Posted by ブクログ

    アラン様は最後までアラン様だった…! エデルがアランに愛されることで自信をつけてどんどん格好良くなったのでお似合いのカップルなのでしょう。おしあわせに! 私も幸せな豚になりたい!笑

    0
    2016年06月03日
  • シンデレラ伯爵家の靴箱館7 乙女は新たな靴を履く

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    シリーズ7巻で完結巻。
    前巻でレイとの話にも区切りが付き最終巻ではエデルとアラン2人がメインの話になっています。まさに最後に相応しい。最後とはいえ、やはり靴箱館ですので靴は登場しました。鉄の靴とラストのブライダルシューズでしょうか。鉄の靴はエデルがディセント家に相応しいかを見極めるために遣わされたステイシア城に眠っていた靴。この靴の秘められた魔力がコーディナル家のマリーとレオンに深く関わってくるというもの。魔術師の靴である鉄の靴を見つけ出し城で起きている事件の解決がエデルに与えられた最後の試練。そして一方のアランはディセント家の引き継ぎをするために父親アルヴァよりシンデレラ王妃の息子でありディ

    0
    2016年05月01日
  • シンデレラ伯爵家の靴箱館6 彼方の乙女は愛おしき 電子DX版

    Posted by ブクログ

    エデルとアランの共闘に胸熱…
    このシリーズ、エデルもアランも相当なお人好しなのに綺麗事の結末にはならないところが好きです。

    0
    2016年01月24日
  • シンデレラ伯爵家の靴箱館2 荒野の乙女は夢をみる

    Posted by ブクログ

    両片思い、すれ違いラブは数多の少女小説で読んでそのたび「素直になりなよぉ」と思ってきたけれど、ここまでお互い自分の気持ちを素直に伝えてる両片思いははじめてだわ。清々しいわ。アラン様の生真面目天然っぷりが光ってたいそう面白かったです。しかも格好いい。

    0
    2015年11月28日
  • シンデレラ伯爵家の靴箱館3 仮面の乙女は真を歌う

    Posted by ブクログ

    シリーズ1作目は「赤い靴」、2作目は「オズの魔法使い」
    3作目の今回は、何がモチーフになっているのか?靴が出て来る童話は、まだあったか?と思ったら、まさかの「人魚姫」
    “靴”でなく、“脚”ですね。

    そして、お互いに恋愛初心者の天然ちゃんのエデルとアランの仲が進展。相変わらずアランはピントがずれてるけど。

    恋愛の進展と同時に、物語の核心部分の「魔術師の靴」の蒐集、セスに代わる魔術師の登場も。だんだんとストーリーは重くなってます。

    エデルが安心してアランと歩んでいける時が来るのかな。

    次巻はどんな展開になるのか期待。

    0
    2015年01月17日
  • シンデレラ伯爵家の靴箱館2 荒野の乙女は夢をみる

    Posted by ブクログ

    シリーズ2作目。
    前回は「赤い靴」、今回は「オズの魔法使い」がモチーフになってます。
    「オズの魔法使い」が好きだったから、かかとを3回鳴らすとか、かかし、ブリキ、ライオン、緑の魔女とか、テンション上がりました。

    シンデレラの末裔と靴職人の少女、ラブ要素もあるけど(アランのピント外れまくりが◎)、ちょっとしたサスペンス?

    次回作もあるのでしょうか。としたら、魔術師から抜けて、記憶をなくしたセスと何らかがあるんだろうか。
    セスも、そうすんなりとは魔術師から抜けれないような気が。

    一応、ハッピーエンド?でも謎や課題はたくさん残ってます。

    0
    2014年09月19日
  • シンデレラ伯爵家の靴箱館2 荒野の乙女は夢をみる

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    面白かったです!
    アランが指南書片手に奮闘するシーンはもう、コメディですね。ラブコメです笑
    今巻はそんなラブコメシーンも入りつつ、ちゃんとお仕事の描写もあって、さらに靴はもちろん素敵なドレスの描写まで!素敵な世界観に満足しました。
    セスのことは意外とあっさり解決してしまって、そこは驚きましたけど(もっと引っ張るのかと思ってたので)。なんだー結局いいキャラじゃないか、となりながらも、逆に嫌いなキャラにならなくて良かったかも…?と思いました。
    ただそのことによって、物語はこれからどうなるの?と疑問が。これからが本番なのかしら、それとも完結すぐなのかしら。
    個人的にはお気に入りの作品なので、作者さん

    0
    2014年09月18日
  • ホワイトチャペル連続殺人 代筆屋アビゲイル・オルコットの事件記録

    Posted by ブクログ

    仲村つばきが2025年に書き下ろした長編小説。19世紀末の英国を舞台に、ロンドンの下町で代筆屋を営む一風変わった伯爵令嬢アビゲイル・オルコットが社交界で有名な貴族のエドマンドと共に事件解決に挑むことに。事件の真相はえっという感じだったけど、アビーがとても魅力的に描かれています。切り裂きジャックを始めとした暗い話題の多い中、明るく力強い下町の住人たちが良い味だしています。アビーとエドマンドの関係も気になるし、この事件の裏に蠢いていたものも気になります。シリーズ化されると思うけど、続きはまだですか?

    0
    2025年10月21日