高田侑のレビュー一覧

  • 家政婦トミタ

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    ネタバレ

    なじ■
    先が気になって半日で一気読みでした!
    福岡さん親子が良かったなー
    お母さんの心が穏やかになったのがとても良かった…

    しかし結局富田さんは何故ああまで
    小笠原家を皆殺しにしようとしたのかとか、
    中安の自殺は結局どういうことだったのかとか、
    中安お母様はあれだけ話に関わってきたのに
    最後はカヤの外とか、
    色々気になる部分が残ったのは残念!

    0
    2013年11月01日
  • 家政婦トミタ

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    人気テレビドラマのパロディのようなタイトルだが、生粋のホラー小説。介護用品を扱う会社の社長、小笠原の新居に雇われた家政婦の正体は?目的は?

    惜しむらくは、ひとつ、ひとつの事件が控え目過ぎて、曖昧な感じになってる点がどうもスッキリしないところ。もう少し、前半からガツンと飛ばしてくれれば、怖さが増幅されたと思う。

    ラストも思わせぶりで、続編の予感が漂うが、ひとつの物語としてスッキリ完結させてくれた方が良かったかな。続編を作るにしても、色々とやり方はあると思うのだが。

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    2013年02月06日
  • 家政婦トミタ

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    外見も態度も仕事ぶりも申し分ない家政婦の「トミタ」さん。しかし家族にはおかしなことが起こり始める。その萌芽はさらにその前に…。

    複数の視点から見るいくつものゆがみ、きしみがクライマックスでおぞましい姿をさらす…!

    エンタテイメント感いっぱいで楽しめた。

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    2012年09月19日
  • 汚れた檻

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    ネタバレ

    小さな町工場で月給10万円で働く一郎。鬱屈した日々を送っていたところ、幼なじみの牛木と偶然に再会し犬のブリーダー業に誘われる。そこから一郎の運命は変わりだす。最初は少しずつ、けれど逃れようもなく着実に。もちろん悪いほうに。グロいほうに。
    最初から最後までねっとりと薄気味悪い空気が満ちてる、分かりやすいホラー。もともと底辺に近いような生活を送る怠惰な人間が主人公だったけど、これが「黒い家」のようにごく普通のサラリーマンが主人公だったら、もっと怖かったんじゃないかと思う。

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    2012年02月17日
  • 汚れた檻

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    埼玉・愛犬家殺人事件をそのまま小説にしたような作品。過激な描写がある訳ではないけど、生理的嫌悪を喚起する、なんとも言えないおどろおどろしさに引き込まれて一気に読んでしまった。万民受けはしないだろうが、一読の価値あり。

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    2011年10月14日
  • 顔なし子

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    田舎の閉鎖的な雰囲気。それは私が怖いと思うもののひとつなのだが、どうもそれがテーマの物語には、ついつい手をのばしてしまう。そしてまた、「やっぱりコワい」と思うのだ。
    桐也の存在が絶妙に恐ろしくて良かった。だからこそ最後の彼の姿には感動するべきなのだが、狂気の存在で通すのかと思っていた私は少々(作者にとっては理不尽な)拍子抜けをしてしまった。
    だが最後には伏線も全部回収され、希望の光が見える。
    麻樹と昂一郎の最後のシーンは、涙腺が緩んだ。
    閉鎖的な空間での歪んだ人間関係には、眉をしかめざるをえない。
    日本のどこで起きていてもおかしくないことなのだから。

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    2011年10月06日
  • 顔なし子

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    2011/8/8(~118) 11(~374終)

    おすすめの1冊 というので見つけて探して読んでみた1冊。
    特になんの期待もせずに題名で「幽霊とかのホラー系かな」と思いつつ読んでみた。
    意外とそうでもなく、どちらかというと人間の醜さや汚らわしさの恐怖が前面に出るような内容でしたが、私はとても好きな作品でした。

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    2011年09月04日
  • うなぎ鬼

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    借金で首が回らなくなった主人公が、怪しげな仕事を紹介される。じわじわと破滅の道に足を踏み入れていくのから目が離せない。はっきりしないことばかりなのが、恐怖を増幅させる。

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    2011年07月03日
  • 汚れた檻

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    話がどう展開していくのか、
    どんどん読み進みました。
    終わりかたがちょっと残念。
    でも、だからこそいよいよ怖い話。

    0
    2011年06月22日
  • 顔なし子

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    オバケや怪物の出てこないホラー。田舎の濃密な人間関係から生まれる息苦しさが惨劇をもたらす。恨みを晴らすときに、相手に直接苦痛を与えるのではなく、相手の大事なものを壊すというやり方は、相手にも罪悪感を抱かせる非常に残酷な仕打ちだ。

    0
    2011年05月08日
  • 汚れた檻

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    例えばけんかになって、自分は殴り合う気だったのに、相手に自分の大切なものを壊された感じ。直接的な痛みじゃなくて、自分も罪悪感を伴う心の痛みを感じた。カタストロフィがないのも現実的、というか現実。あぁ、どんより(褒)。

    自分ではどうにもならない泥沼に足を突っ込んでしまった感じの恐さ。映画『冷たい熱帯魚』が好きな人にはオススメ。

    0
    2015年02月18日
  • 顔なし子

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    高田さんの作品を初めて読みましたが、面白かったです。前々からタイトルが気になっていたんですよ。どなたの作品もそうですが、著者の方の作品の内容のクセなど解らないまま読むので、それだけでワクワクします。最初の事件からグングンと引きこまれましたねぇ。復習めいた内容なので、ちょいと暗い気持ちになりますが。犯人は・・・ほほー、そこに落としてきたのか、と。

    ええと。高田さんの他の作品を読んでみたいです、はい。

    0
    2011年04月19日
  • 顔なし子

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    自分的には、結構リアリティーがある様に感じた。
    確かに、人は色々な面を持ち
    他人の気持ちは、判りづらい

    切なくて、胸に残るものだった。

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    2011年02月11日
  • 顔なし子

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    新聞で話題になっていたので読んでみました。
    最初にちょっと怖くて不気味な話が出てきてそれがベースにあるから、ホラーかと思ったけど結末なんかは結構普通のサスペンスって感じでした。
    とかいいながら約1日で読んでしまいました。

    でも村社会の不気味な感じとかはホラーだったかも。
    面白かったけど、期待していたほどではなかったので☆4つ。

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    2009年10月04日
  • 顔なし子

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    年老いた父と同居するため、家族を連れて故郷に帰った修司。
    しかし、その帰郷を待ちわびたように次々と怪事件が。。。

    その時、修司の脳裏には、ある少年の姿が思い浮かんだ。
    20年ほど前、父が再婚相手として連れて来たセリの連れ子・桐也。
    セリは自殺し、そして、音信普通となっている桐也の存在は、
    修司の胸に不安をよぎらせた。
    義兄弟として過ごした少年時代の、あの時の約束。。。
    彼は今も覚えていて、復讐をしようとしているだろうか。。。

    ホラーっぽいのだけれど、ホラーではなく、
    人の心の内側に潜む様々な思いが、ちょっと切なくもあり、
    ドキドキしつつ楽しめるミステリーです。

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    2009年10月07日
  • 顔なし子

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    村の権力者とその子供達が辿る運命とそれに色濃く関わるある家族の壮絶な物語。ホラー風味も盛り込まれ、全編にダークな空気が漂う。暗いムードが充満する物語なのに、飽きずにグイグイ読ませるのは流石。 暗〜い話なのに、読む人を強く引っ張る力に気持ちよく浸った。

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    2011年09月04日
  • うなぎ鬼

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    裏稼業の社長に拾われ、なんでもすると誓って生きている主人公。元来気が弱い人間なものだから、少し怒られても泣いてしまう情けなさ。その人物設定があるからこそ、豹変した時の主人公が一番不気味だった。グロ描写もあるので読む人を選ぶ作品だと思う。とにかく、主人公にも一切同情できない。胸糞悪い話。だが、それが良い。

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    2025年02月24日
  • 家政婦トミタ

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    初めて読む作者
    最初はあまり面白さをかんじらず、
    飛ばしながら読みました。

    半ばから楽しくなったが、
    最後があっけなすぎた。

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    2024年10月17日
  • 顔なし子

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    地方に伝わる怪異を絡めたホラーかと思いきや田舎のドロドロな人間関係を最初から最後まで見せられる作品だった…。
    桐也といい桃子といい、子供が大人の世界の犠牲になるのは本当に辛い。結局全部武石のジジイの業じゃないかという気がする。だから最後のシーンで和郎の言葉に読者は溜飲を下げるんじゃないかな。
    「顔なし子」は誰かではなく自分の中にいたと言う話。

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    2022年10月27日
  • いつか夜の終わりに

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    初めて読む作者
    面白いが、中盤が私には読みにくいっと言うか、
    内容が頭に入って来ず、
    途中まで読み、辞めてまた途中から
    っといった具合でした。

    全ての短編小説が面白い訳ではありませんでした。

    個人の感想です。

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    2022年05月10日