【感想・ネタバレ】うなぎ鬼のレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2010年05月13日

人間心理の描写が鋭く、疑心や弱さといった人間の負の部分に関して鋭く突っこんだ作品。角川ホラーだがうなぎのような鬼が出てくるような突飛な内容ではなく、人間社会の裏側に半歩足を突っこんだ主人公が猜疑心を持ちながらも巻き込まれていく展開はスリリングでどんどん感情移入させられた。

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Posted by ブクログ 2021年10月11日

借金返済のために、裏稼業に足を染める勝。
運び屋としての仕事をしてから、少しずつ平穏な日々が崩れていく…

ストーリー展開自体はとても面白く、最後の終わり方も不気味で面白いが、もうひとひねりあると良かったなと思う。

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Posted by ブクログ 2020年05月29日

小説があると知らずに、マンガを読んだのが最初。
ちなみにマンガもそれぞれの雰囲気にあっていて面白い。
内容を知った上で読んでみたが、鬼畜系のこの感じ嫌いじゃない。
いや~しばらくは鰻いらないや。

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Posted by ブクログ 2017年06月07日

いやぁ、恐ろしい物語だった。ホラーとあるが、ホラーとノワールが混ざったような話。

借金で追い詰められた勝は、裏の世界に生きる千脇という男に拾われる。勝の192㎝112㎏というガタイに惚れたのだ。
千脇の元で裏稼業をして借金を返済していく勝。そんな勝に黒牟という街での仕事が回ってきた。鰻...続きを読むの養殖場に60㎏ほどの荷物を運べというのだが、中身は教えられないと言う。そこから勝の妄想が走り始め・・・。

というような内容で、グロい描写も結構出てくる。でも、エピローグが一番怖かったかな。心理的に。勝はいつまで恐怖に怯えていなければならないのだろうと。改めて悪いことはするもんじゃないなと思わされる。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2016年10月03日

一気に読んでしまった。疑心暗鬼の物語。主人公の経歴や職場の雰囲気があれやから、それも仕方ないんやろーけどね。登場人物には良い人だけどどうしようもない人が多い。

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Posted by ブクログ 2016年09月15日

高田侑さんの骨太な文体が好きです。ぞっとするほどリアルで、たまらなく不気味な街『黒牟』、着実に緊張感を増していくストーリー。高田さんってそっちの人なの?と思ってしまうほど説得力のある『怖さ』がどっさり詰まってます。面白かった……

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Posted by ブクログ 2011年07月03日

借金で首が回らなくなった主人公が、怪しげな仕事を紹介される。じわじわと破滅の道に足を踏み入れていくのから目が離せない。はっきりしないことばかりなのが、恐怖を増幅させる。

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Posted by ブクログ 2016年07月01日

タイトルと表紙絵のインパクトが凄すぎてホラー期待度が高まるのを抑えきれない。ところが実際読むとおどろおどろしい怪奇ホラーでは無く、実話ナックルズ的な裏社会を舞台にした何ともおぞましく不気味でダークな話。果たして何が『うなぎ鬼』だったのか?という疑問符は残るが、それ以上にヤバい仕事に関わる人間...続きを読む達の描写が非常にスリリングで終始、心がザワザワしながら読み進めた。この筆者の文体はなかなか面白い。アウトローな闇社会で罪を罪と思わず生きても必ずツケは回ってくる。読後、陰湿でいつまでもモヤモヤとした余韻を引き摺った。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2014年07月07日

倉見勝は借金により立ち行かなくなる。小心だが体格がよいことを見込まれ千脇という男に身請けされる。ある日千脇から”黒牟”という怪しい町にある鰻の養殖場までの宅配を言い渡されるが、その荷物の中身は教えてもらえず...

直接的なグロさ、恐怖などではなく、勝視点から心理的な恐怖感を描いた作品。

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