うなぎ鬼

うなぎ鬼

682円 (税込)

3pt

借金で首が回らなくなった倉見は、借金の取り立て会社に身請けされることに。ある時、社長から小さな漁師町の水産加工場へある物を運ぶよう命じられる。だが、何を運ぶのかは、決して教えてもらえない……。

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うなぎ鬼 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    人間心理の描写が鋭く、疑心や弱さといった人間の負の部分に関して鋭く突っこんだ作品。角川ホラーだがうなぎのような鬼が出てくるような突飛な内容ではなく、人間社会の裏側に半歩足を突っこんだ主人公が猜疑心を持ちながらも巻き込まれていく展開はスリリングでどんどん感情移入させられた。

    0
    2010年05月13日

    Posted by ブクログ

    ホラー小説好きなくせに、高田侑さんの作品ってあんま読む機会なくて、これずっと昔読んだ記憶があるんだけど、内容忘れたので再読。

    面白かった。

    事実をどう見るか、見えているものが真実とは限らない。
    そんな背筋がゾワリとする不気味さを上手く物語で表現していると思う。

    美味しい鰻、高級品で食べられたら

    0
    2025年10月25日

    Posted by ブクログ

    借金返済のために、裏稼業に足を染める勝。
    運び屋としての仕事をしてから、少しずつ平穏な日々が崩れていく…

    ストーリー展開自体はとても面白く、最後の終わり方も不気味で面白いが、もうひとひねりあると良かったなと思う。

    0
    2021年10月11日

    Posted by ブクログ

    小説があると知らずに、マンガを読んだのが最初。
    ちなみにマンガもそれぞれの雰囲気にあっていて面白い。
    内容を知った上で読んでみたが、鬼畜系のこの感じ嫌いじゃない。
    いや~しばらくは鰻いらないや。

    0
    2020年05月29日

    Posted by ブクログ

    いやぁ、恐ろしい物語だった。ホラーとあるが、ホラーとノワールが混ざったような話。

    借金で追い詰められた勝は、裏の世界に生きる千脇という男に拾われる。勝の192㎝112㎏というガタイに惚れたのだ。
    千脇の元で裏稼業をして借金を返済していく勝。そんな勝に黒牟という街での仕事が回ってきた。鰻

    0
    2017年06月07日

    Posted by ブクログ

    高田侑さんの骨太な文体が好きです。ぞっとするほどリアルで、たまらなく不気味な街『黒牟』、着実に緊張感を増していくストーリー。高田さんってそっちの人なの?と思ってしまうほど説得力のある『怖さ』がどっさり詰まってます。面白かった……

    0
    2016年09月15日

    Posted by ブクログ

    借金で首が回らなくなった主人公が、怪しげな仕事を紹介される。じわじわと破滅の道に足を踏み入れていくのから目が離せない。はっきりしないことばかりなのが、恐怖を増幅させる。

    0
    2011年07月03日

    Posted by ブクログ

    裏稼業の社長に拾われ、なんでもすると誓って生きている主人公。元来気が弱い人間なものだから、少し怒られても泣いてしまう情けなさ。その人物設定があるからこそ、豹変した時の主人公が一番不気味だった。グロ描写もあるので読む人を選ぶ作品だと思う。とにかく、主人公にも一切同情できない。胸糞悪い話。だが、それが良

    0
    2025年02月24日

    Posted by ブクログ

    タイトルと表紙絵のインパクトが凄すぎてホラー期待度が高まるのを抑えきれない。ところが実際読むとおどろおどろしい怪奇ホラーでは無く、実話ナックルズ的な裏社会を舞台にした何ともおぞましく不気味でダークな話。果たして何が『うなぎ鬼』だったのか?という疑問符は残るが、それ以上にヤバい仕事に関わる人間

    0
    2016年07月01日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     疑心暗鬼に陥った主人公が、ディスコミュニケーションに陥り、沼にどっぷりとハマってしまう話。『鬼』の正体のミスリードというかなんというか…それがなかなかに良かった。人の狂気だけでここまでホラーに仕立て上げている作者の手腕には脱帽である。
     本作はザ・ヒトコワ!な作品であり、幽霊やら呪いやら怪異やらに

    0
    2025年05月03日

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