レイチェルボッツマンのレビュー一覧
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ボッツマンは「シェア」という本を書いたことで有名です。この本は、シェアリング・エコノミーの潮流をいち早くキャッチした本でしたが、本書も中身を読むと著者の先見性を感じました。確かに「信頼」という概念自体は古くから存在していますが、デジタル時代では信頼の形が大きく変わっている、いまはその過渡期であるという主張です。昔はコミュニティ内での信頼しかありませんでしたが、ついで国や企業、マスコミなど「制度」に対する信頼が生まれてきた。そして第3の波として「分散化された信頼」がデジタル技術の進展によって生まれているのです。
本書の面白い点は、「信頼が分散化された」で本が終わっているのではなく、実は一周して -
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1、信用する相手が変わってきている。広告への信頼がなくなり、口コミなどが信用されるようになってきた。そういえば、Googleの検索を使わず、TwitterやInstagramで情報を取り入れる人が多くなったなあ
2、使わない機会損失をもったいない精神でシェアすることで大きなビジネスにつなげられる時代になってきたが、その際には”信用”をどのようにマネジメントするかが大事
3、コントロールされたくない人たちがスタートアップで既存のシステムを作り替えたが、GAFAのように新たなプラットフォームとしてコントロール層に置き換わった。ヒエラルキーがなくなったというよりは新陳代謝が起こっただけ。
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Posted by ブクログ
ネタバレ2010年代初頭に本書が書かれていることからして、やはり情報は速く入手するに限ると毎回思わされる。
エアビーアンドビー、自動車業界の定義などはまさにハマっている。日本においてもいわゆるシェア市場は、爆発的に広がっているし、スキルのシェア、場所のシェアも拡大傾向にある
既存の経済学と反している(10ドルを分ける権利があるとすると利己的な個人だと9:1に分けても、両者受け取る)、という個所がなお面白さを表わしている
従来より贈与経済学という分野は存在しているが、今後この領域をどう学問として定義していくか、普遍化していくか、その方向にも期待をしたい
P2Pがここまで当時から注目されていたとは -
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Posted by ブクログ
ネタバレ久々にいい本。
人が新しいものを信頼する3つの原則=アイデアを受け入れる3原則。
それは何? 自分にどういう得が? 他に誰がやってる?
人間は本当に新しいものは欲しがらない。馴染みのあるものがこれまでとちょっと違うやり方で提供されると欲しい。アップルのデザイナーの目標は「はじめてなのに見慣れたもの」。カリフォルニアロールの話。
持たない会社Pferとして成功してる。
「ウーバーは車を持たず、世界最大のメディアのフェイスブックコンテンツを作らず、世界一の小売企業のアリババは在庫を持たない、宿泊業者のエアービーは不動産を持たない。何か面白いことが起きている」
サービスが原因でえ何か問題が起き -
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本書は現在シェアリングエコノミーと呼ばれている仕組みについて早い時期(日本語版は2010年)に解説を加えた本になります。私は2017年になりようやくペーパーバック版で本書を手に取りました。本書の中ではシェアリングエコノミーではなく「協働型消費」という用語で解説がされており、それを「プロダクト=サービス・システム」「再分配市場」「協働型ライフスタイル」という3つのカテゴリーに分けて解説をされています。
本書を読んだ全体的な感想ですが、正直この3つのカテゴリー分けはあまり良い分け方ではないとは思ったのですが、全体的に思ったよりも深い本だと思い感銘を受けました。この手の本ですと、事例中心の紹介本に -
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ダークサイドのディラーが顧客の信頼を損ねないために、品質や配達やサービスにはるかに気を使う。には驚きました。良く考えてみると、犯罪者であれ普通のビジネスであれ継続的に果実を得て成功するにはやはり顧客からの信頼を得ないと成り立たないことがわかります。こうした信頼の過程を本書では1つ目ローカルの信頼とし身近なコミニュティー内での顔見知り2つ目制度への信頼として学校、役所、メディアの報道など3つ目 は、分散された信頼として今のネット社会であると位置づけています。以前の信頼は下から上に流れていて、より高い権威に人々が信頼の礎をおいていましたが、ネット社会では横に向かって水平の信頼に移行して、昔ほどマス
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Posted by ブクログ
アメリカで進んでいる、様々なシェアサービスを俯瞰できる本。正直、アメリカでは、これほどシェアサービスが進んでいるとは思わなかった。個人の家の空き部屋、個人の車の空き時間貸し。アイデアだけと思っていたが、さすがアメリカ、すでにサービスとして実現して、しかもかなりの成功を得ているようだ。日本では、こういうサービスは聞かないが、なぜ実現していないのだろうか?
以下注目点
・お金じゃ幸せが買えないってことが、身にしみて、いやもうホントに身体で分かっているんだ。何が大切で、何が大切じゃないかもね。まだたくさん買い物はするけど、必要のないものは買わないよ。 -
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