島地勝彦のレビュー一覧
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サロン・ド・シマジの島地氏のエッセイ。オシャレとは何なのか、極道的に極まった遊びが効いたエッセイになっている。金持ちである必要があるのかもしれないけれど、ショートパンツを合わせたり、本当に今の雑誌レオンを地でいっていたような人なんだろう。フランスの伊達男は、シャツの下にアンダーウェアを着ないと。
これって、尊敬する上司に怒られたことだ。シャツの下に着たら、シャツの意味が無い。オシャレとは、かかとの確りある磨かれた靴とシャツだと。それ以来、日本で奇異の目で見られるけど、アンダーシャツは着ない。靴も毎週磨いている。ジョンロブ、エルメス、ヴィトン、フェラガモがレギュラー靴だが、10年選手になりつ -
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上京した折に是非とも行ってみたいお店が著者がプロデュースする伊勢丹の「サロン・ド・シマジ」。バーも併設し、シングルモルトを飲りながら服や雑貨を選べるという、メンズの超高級セレクトブティック。ずらりと並ぶ超一流品。おいそれと買える品ではない。ゆえに眼福求めて行くのが精々。翻って、年を重ねても装う気持ちを持ち続けられるのは、色気がある証拠。著者は元週刊プレイボーイの名物編集長。「お金と鼻くそは貯め込むなかれ。人生そのものがギャンブルだ。まず本を読め。貯金は免疫力を低下させる。人生は運と縁とセンスだ」と喝破。センス。厄介な言葉。定義がしずらく、得体が知れず、掴みどころのない言葉。センスを磨くには、お
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日経BPnetの乗り移り人生相談は大好きである。本書はその傑作選ということで、ネットでバックナンバーを見れば済むのだが、勢い余って電子書籍にて購入した。電子書籍だと細切れ時間に読み進められるので、この手の本には最適である。
人生は恐ろしい冗談の連続であり、冥土までの暇つぶしだ。冥土までの暇つぶしだからこそ、極上の暇つぶしをすべし。人生はままならず、悩みの種は尽きない。ため息をつき続けても一生。それなら笑い、愉しんだ方がいい。
今、自分は40代前半にして、安閑とした人生を送ろうとしていないか?
この人生相談がすべて自分に合っているとは言えないが、島地氏の生き方や考え方について、自分なり -
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島地本は即買い。
断捨離、節約、貯蓄、とは正反対を勧める素晴らしい内容。
タイトル以上に内容は大胆。
とにかく、気に行ったものを買え。欲しいなら借金してでも
(もちろん分相応の上限で)買うべし、と気持ちよくアドバイス。
島地さんの行動は、不動産投資とギャンブルはしない、
頑張って働く、そして働いた分は欲しいもの、美味しいものに
使う、ということ。
本や人への投資(会って食事など)には、絶対に金を使うべき、
欲しいものや金が必要なら、アルバイトだってすればいいなど
男心の分かるアドバイスに気持ちも落ち着くので、高評価。
個人的には、服には投資できないけど、人と酒と本には
頑張って投資してい -
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[ 内容 ]
「大物」たちをその気にさせた伝説の超処世術。
元『週刊プレイボーイ』編集長が伝授する、チャーミングで情熱的な人間関係のつくり方。
[ 目次 ]
第1部 わたしはこうして「大物」と仲良くなった(塩野七生さん(作家)「勇者たれ、楽天家たれ、そしてムキになるな」 柴田錬三郎さん(作家)「燃えるような情念こそが、人を感動させ、動かせる」 今東光さん(作家)「素敵な親友をつくるには、自分が素敵な親友になってやれ」 開高健さん(作家)「右足で一歩一歩歩きつつ、左足で飛べ」 福原義春さん(資生堂名誉会長)「文通によって、さらに友情は深まっていく」)
第2部 こうすれば誰とでも仲良くなれる(初 -
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タイトルにちなみ、ハイボール飲りつつ深夜読書を愉しむ。さて本書。著者は元集英社の週刊プレイボーイ・月刊PLAYBOYのカリスマ編集長が語る欣喜雀躍の涙を流したこと、腹の底からの哄笑話、1本200万円の1929年のロマネコンティを飲む好機を得たエピソード、眠るのを忘れてしまう面白本、開高健・柴田錬三郎をはじめとする文豪との交歓等々、ダンディズムとエロが並立する価値観、悪魔の食卓に舌鼓…、人生の酸い、苦さ、辛さを「甘さ」で括る知的&痴的好奇心、加えて尽きない物欲。恐るべし齢七十五のステキなおじいさんならぬおじさん。副交感神経を活発にさせてくれる枕頭のエッセイ集。ナイトキャップのお供にどうぞ!
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