【感想・ネタバレ】男と女は誤解して愛し合い 理解して別れるのレビュー

あらすじ

柴田錬三郎「キミはやれ、俺がやらせる」、今東光「極道辻説法」、開高健「風に訊け」――。人生相談の三大名作を企画・担当したシマジが、三文豪から受け継いだ人生の奥義と、自らの遊戯三昧から編み出した愛の必殺技を悩める男女に伝授する。

著者は言う。「人生は深刻になってはいけない。愉しめ。もっと快楽を追え、モームが『人間の絆』の中で喝破したように、人生の意義とは『生まれ、苦しみ、死ぬ』ことだけかもしれない。今東光大僧正が言ったように『人生は冥土までの暇つぶし』だ。みんないずれは死ぬ。ならば、脳みそを振り絞って死に至る一瞬一瞬を少しでも愉しめるように工夫しなければもったいない」。

ふっと肩の力が抜け、じんわり幸せな気分になり、ちょっと冒険をしたくなる人生相談の決定版。日経BPネットの大人気連載を精選して書籍化。

人生は冥土までの暇つぶし。だからこそ極上の暇つぶしをしなければいけない。男女の激しい恋情もやがては冷める。だからこそ目の前にいる恋人を深く愛さなければいけない。著者シマジが悩める男女に語るのはそういうことだ。人生はままならず、悩みのタネはつきない。ため息をつき続けても一生。それなら笑い、愉しんだほうがいい。その方法なら俺が教えてやるというのがこの本である。

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Posted by ブクログ

酸いも甘いも知った男と女の悩みに、PLAYBOYを100万部雑誌に育て上げた編集長・島地勝彦が応える。人生の味わい深さを噛みしめるような、深イイ話を聞くひととき。

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2020年05月06日

購入済み

40歳以上は必読

日々様々な事に迷う40歳以上の方々については必読です。素晴らしく考えさせられます。

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2015年08月28日

Posted by ブクログ

 日経BPnetの乗り移り人生相談は大好きである。本書はその傑作選ということで、ネットでバックナンバーを見れば済むのだが、勢い余って電子書籍にて購入した。電子書籍だと細切れ時間に読み進められるので、この手の本には最適である。
 人生は恐ろしい冗談の連続であり、冥土までの暇つぶしだ。冥土までの暇つぶしだからこそ、極上の暇つぶしをすべし。人生はままならず、悩みの種は尽きない。ため息をつき続けても一生。それなら笑い、愉しんだ方がいい。

 今、自分は40代前半にして、安閑とした人生を送ろうとしていないか?
 この人生相談がすべて自分に合っているとは言えないが、島地氏の生き方や考え方について、自分なりに学べる部分があるかもしれない。

 とりあえず、「シマジ教」に体験入信してみることとする。本書で島地氏が相談者への回答を通じて薦めていた、数冊の本を早速ネット注文した。どんな内容か、楽しみである。気合いを入れて読破したい。

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2015年03月30日

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