あらすじ
お洒落極道。
30代、40代の男性を中心に熱狂的ファンを抱える作家、島地勝彦氏の『MEN’S Precious』誌上での連載、『お洒落極道』が、待望の単行本になりました。NHKのドキュメンタリードラマ「全身編集長」、朝日新聞連載インタビューなどでも話題を集め、新宿・伊勢丹メンズ館内のセレクトショップ「サロン・ド・シマジ」店長として熱狂的ファン層を抱える、島地氏の“男の洒落心”をテーマにしたエッセイ本です。
連載『お洒落極道』と、『お洒落極道の仲間達』と題して島地氏が行った対談インタビュー(資生堂名誉会長福原義春氏、サンモトヤマ会長茂登山長市郎氏、壹番館洋服店会長・渡邊明治氏、三越伊勢丹ホールディングス・大西洋社長)も収録します。また、すべての写真撮影は巨匠・立木義浩氏という豪華版。大人の男に取って何が必要か、そしてまた“お洒落”の本質とはなにか。そのすべてを、島地勝彦氏の豊富な知識と慧眼で解き明かす、現代の伊達男、必携の一冊です。
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Posted by ブクログ
サロン・ド・シマジの島地氏のエッセイ。オシャレとは何なのか、極道的に極まった遊びが効いたエッセイになっている。金持ちである必要があるのかもしれないけれど、ショートパンツを合わせたり、本当に今の雑誌レオンを地でいっていたような人なんだろう。フランスの伊達男は、シャツの下にアンダーウェアを着ないと。
これって、尊敬する上司に怒られたことだ。シャツの下に着たら、シャツの意味が無い。オシャレとは、かかとの確りある磨かれた靴とシャツだと。それ以来、日本で奇異の目で見られるけど、アンダーシャツは着ない。靴も毎週磨いている。ジョンロブ、エルメス、ヴィトン、フェラガモがレギュラー靴だが、10年選手になりつつある。
よく本を読むという島地氏。サンタマリアノベッラの紙香をしおり代わりに使っているという。普通は名刺入れに入れるとかなんだろうけど、この人は、すごいオシャレだ。文房具は男の武器であり、宝石だ。持つものは時計であり、ペンであり、シャツであるのだが、そのモノ一つ一つに物語と愛着を持って。こだわりが、男のかっこよさを上げてくれる。適当にしないこと、これが本書の教訓だ。