清水健一のレビュー一覧

  • 素数が奏でる物語 2つの等差数列で語る数論の世界

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    素数の本は今までも読んできましたが、等差数列を切り口とした展開で、自分の知らなかった新たな発見もありました。
    勉強するには難しい内容かもしれませんが、読み物として読む分にはとても面白い本でした。

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    2015年04月04日
  • ワインの科学 「私のワイン」のさがし方

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     ワインとは?植物としてのブドウ品種・それがどうやってワインになるのか?味の違い、香りの違いはどこから?発酵法のあれこれなど、ワインのガイドブックとしてコンパクトによくまとまっています。(ただし、個別のシャトーやワインの品評はありません)
     コニャックの原料になるワインはブドウの糖分が不足しているのでワイン単体としては味が落ちるが蒸留するとそれがプラスに働く、など初めてのお話も。
     ワインの話とは言え文系の私がブルーバックスを手に取ることになるとは思いませんでした。

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    2011年03月27日
  • 有限の中の無限 素数がつくる有限体のふしぎ

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    有限体と平方剰余、代数方程式やガロア理論とのつながりがわかって勉強になった。しかしかなり人を選ぶ内容。群・環・体を勉強している人でないと読むのはつらそう。それだけにプリムとツァールという登場人物が出てくることに意味を感じない。

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    2021年09月20日
  • 美しすぎる「数」の世界 「金子みすゞの詩」で語る数論

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    金子みすずの詩をモチーフに、数学の不思議さ、美しさを伝えようとする書。作者の意図はよーくわかるが、いかんせん頭がついていかない。exp(iπ)=-1を美しいと感じた若き頃に戻りたい。自然数k(k>=2)に対して、k組素数が存在すれば、1<=x<=Kで素数値をとる2次式x2+x+Aが存在する という定理を聞いて、美しいと思うか?  うーん・・・・
    メルセンヌ素数 2^n-1、フェルマー素数 2^2^n+1、ソフィ・ジェルマンの素数 Pが素数で2P+1も素数、ディリクリの定理 aとbが互いに素であるときan+bの中に素数は無限に存在する、素因数の法則 x^2+1の素因数は2と4N+1の素数のみ(4

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    2018年04月05日
  • 美しすぎる「数」の世界 「金子みすゞの詩」で語る数論

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    献本で頂き、読んでみました。数学を最後に習ってからすでに30年近くなるので、ちょっと抵抗がありましたが。著者は金子みすゞの綺麗なことばから、無限に広がる数の世界が見えたのだろうと思います。数学に少しでも携わっている方におすすめ。そうですね、ちょっと数学苦手だなぁと考えている女子高生(イメージ)、に読んでみれば?と勧めたいです。小学生の娘にはまだちょっと早すぎました(笑)

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    2018年03月27日
  • 素数が奏でる物語 2つの等差数列で語る数論の世界

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    ネタバレ

    子供が素数に興味を持ち始めたので何となく読んでみました。
    前半はまだ理解できるレベルで知的好奇心をとてもくすぐられたのですが
    終盤は内容が難しくなってきて理解する事すら難しい状態となりました。
    数学者って本当に哲学みたいな事を考えてるんですね。
    数百年前に生きていたフェルマーやガウスが考えた概念とか
    ただただスゴイなぁと思うばかりでした。
    素数一つとってもこれだけ掘り下げることが出来るのだから
    本当に奥が深いですよね。
    4n+1の素数と4n+3の素数の違いなんて考えた事すらなかったです。

    内容の10分の1も理解できていないような気がしますが
    数学の魅力を再認識させてくれた本です。

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    2017年01月21日
  • 素数が奏でる物語 2つの等差数列で語る数論の世界

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    柔らかなタイトルとは裏腹に、証明と数式がてんこ盛りの実に硬派。読み物としては「一体この問題の何が面白いのか」がもうひとつわかりづらかったようにも思う。きちんと取り組めばこれ1冊で1か月は過ごせるだろう。

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    2015年06月21日
  • ワインの科学 「私のワイン」のさがし方

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    題名の通り科学の視点で書かれている。何個かの疑問点は解決できた。読んでもふーんって感じのものも多い。亜硫酸塩の役目がハッキリしたことは収穫。

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    2014年12月09日
  • ワインの科学 「私のワイン」のさがし方

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    微生物学・生化学の復習をしているようだった。文系の人にとっては馴染のない単語や知識が多くあり、とっつき難い本であるかもしれないが、私はむしろ導入からとても入りやすかった。科学的に色々な方向からワインの性質(ブドウの性質、ワイン造り、健康作用)を分かりやすく理論立って書いており、とても楽しめて知識も得られたと思う。

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    2013年09月15日
  • ワインの科学 「私のワイン」のさがし方

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    ワインが熟成する過程の概要を知ることができたけど、化学式がたくさん出てきたり、説明が長かったりで、わかりにくい印象だった。 家庭科(栄養学)程度の知識で読めそうかなと軽い気持ちで読んでみたけど、理系素養ゼロの私には難しかった。
    ワインの香りには「アロマ」と「ブーケ」の二種類があることや、温度管理のTipsなどを知ることができたのは収穫。

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    2012年06月03日
  • 大学入試問題で語る数論の世界 素数、完全数からゼータ関数まで

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    大学入試の問題を解きながら,数論に親しもうという趣向.
    いっぱいに題材を詰め込んである.ちょっと慌ただしい感じがした.
    それにしても大学入試に背景となる数論が露骨にみえる問題がこんなにあるとは思わなかった.私としてはほのかに見えるくらいが奥ゆかしくて好み.

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    2012年05月11日