実川元子のレビュー一覧

  • ハウス・オブ・グッチ 上

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    ネタバレ

    グッチオグッチに始まり、家族経営でやっていくお話なのですが、出だしから一気に引き込まれました。

    一体何があったのか結末を早く知りたいですが、その為にはグッチ家1人1人の関係や特性を知る必要があるようで細かく物語が進んでいきます。どれもこれも繋がりがありそうで一字一句見逃せません。
    商才2代目と続き、3代目に突入し何やらここで不協和音の連続に陥り始めていきます。下巻もすごいお話が待っていそうです。

    映画化もされたそうなので観てみたいです₍ᐢ⑅• ̫•⑅ᐢ₎

    それにしても1970年にGUCCIをまとめ買いして日本人転売ヤーが居たことに驚きました(。ŏ_ŏ。)

    それでは下巻へ行ってきます✈︎

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    2025年12月06日
  • サッカー・グラニーズ

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    私は自分の人生にすごいことが起こることを知ってました。ベガのこの言葉は最高である。本書主人公はまさにこのベガであると私は思う。

    兎にも角にも良い本であった。

    上っ面は、明るくほのぼのとした黒人高齢女性のサッカーチームの活躍の話であるが、その背景が思い起こされるに連れ、色々考えさせられ、とても複雑な思いが生じた。

    白人による人種差別、黒人社会の男尊女卑、高齢者たちの生きづらさ、これら3つの難を受けている黒人高齢女性の明るくて逞しい姿には感動する。
    しかし、
    黒人と白人という大きな視点で穿った見方をすると、白人により招かれたアパルトヘイトという黒人の大悲劇、そして本書にある白人が黒人を助け友

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    2025年11月23日
  • サッカー・グラニーズ

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    本を読みながら涙したのは、久しぶりかもしれない。

    南アフリカの地方で女性として生まれることが、そして歳を重ね高齢者として生きていくことが、どれほど困難な試練であるか。ページをめくるたびに、その厳しい現実を突きつけられる。ただそれと同時に、サッカーを楽しむグラニーたちの逞しい姿に圧倒され、勇気づけられもする。

    南アフリカのグラニーたちにとって、サッカーは厳しい環境を生き抜くための術でもあるのだ。
    彼女たちがどのような重荷を背負っているのか、その背景にある南アフリカの歴史・慣習とは何なのか。アメリカ人女性である著者の目線から、南アフリカのグラニーたちへのインタビューも交えつつ書かれている。

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    2025年01月18日
  • サッカー・グラニーズ

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    すごいパワフルだなと。
    学んだのは、アフリカでは認知症になると、魔女扱いされてしまうとのこと。
    日本は平和だなぁ

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    2024年12月29日
  • サッカー・グラニーズ

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    著者のアメリカ人女性ジーン・ダフィーはある朝、仕事を始める前のひとときに何気なく1本の動画を見た。そこには黒人の高齢者女性が楽しそうにサッカーをしている様子が写し出されていた。みずからもサッカーを行う彼女はこの女性たちに興味をもち、地元で行われる高齢者のサッカー大会に招待する事を思いつき、その実現の為に奮闘する。この高齢者黒人女性たちのサッカーチームが南アフリカのバケイクラ・バケイクラFCである。バケイクラは現地の言葉で「おばあちゃん」という意味だ。南アフリカの高齢女性たちがなぜサッカーをするようになったのか。そこには現地の高齢女性たちの過酷な現実があり、その高齢女性たちや弱い立場の人間に手を

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    2024年11月16日
  • ザ・クイーン エリザベス女王とイギリスが歩んだ一〇〇年

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    日本の天皇陛下のように象徴ではなく
    常に時の首相とコミュニケーションを取り、
    時には政治にも関わり、
    テレビを通じて国民にメッセージを送り、
    他の王室メンバーにも目を配り…
    そして妻であり母であり。

    コロナ前にクリスマス時期にイギリスに行ったとき、
    テレビをつけると
    ほぼ王室とミスタービーンだけだったのを
    思い出しました。

    ご自分のお父様が国王になった時に
    早くからその運命を覚悟されたのだと思いますが
    お見事な長い人生でした。

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    2024年02月19日
  • ザ・クイーン エリザベス女王とイギリスが歩んだ一〇〇年

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    エリザベス2世女王のプラチナ・ジュビリー(在位70周年)を記念して出版された、約600ページに及ぶ伝記。
    生まれる少し前の話しからコロナ禍までの女王の人生を要点をしぼって、しかし詳細に、駆け足で語られている(大ボリュームとはいえ、壮大な人生を送った人物の話としては少ない方か)。なんと本の半分近くは戴冠前(25歳頃まで)の時代にページを割かれているので、女王としての在り方の礎がこの間に作られたことがよくわかる。

    Netflixの「ザ・クラウン」を観ながらか読んでいたので、戴冠式後の話しはスラスラと飲み込めた。イギリスの現代史に明るくない人には、ドラマやイギリス王室に関連する映画等を観ながらか読

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    2023年07月20日
  • エキストラバージンの嘘と真実 スキャンダルにまみれたオリーブオイルの世界

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    紀元前5000年から現在に至るまで、人々の生活、宗教、政治、戦争と深く関わり続けてきたオリーブオイル。最近では健康・美容に良いとして注目され、世界各地の食卓に浸透している。ところが、このオリーブオイルの品質が危機に瀕している。オリーブオイルの最高グレードである「エキストラバージン」の名が冠されていながら、中身は精製オイルやオリーブ以外の原料からつくった安いオイルが混ぜ込まれているケースが相次いでいる。エキストラバージンオリーブオイルが置かれている危機的な状況がなぜ起きているのか、歴史、文化、宗教、政治などから多面的に紐解き、丁寧に解き明かす。

    私は料理でしばしばオリーブオイルを使用しているが

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    2014年05月06日
  • サッカー・グラニーズ

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    いやーよかったね。
    スポーツなんて陽キャがやるもんだからやだーーー!というタイプだが、そんなものを超越して、生きるためにサッカーをやる南アフリカのおばあちゃんたちに感動させられる。それぞれがとてつもなく辛い環境を、強い意志を持って生きている。

    医療にアクセスできない、誰も頼れない、金は必要、そんな環境において、健康がなくなったら全てが終わる。今後の日本、おそらく年金も国も頼れない。明日は我が身である。死ぬ直前まで健康でいるために、生きるために、運動やコミュニティは好む好まずに関わらず必要になってくると思う。

    南アフリカのアパルトヘイトの歴史についても知ることができ、強いおばあちゃん達に勇気

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    2025年09月30日
  • サッカー・グラニーズ

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    アパルトヘイトって思ってたより最近なんだな…そんなアパルトヘイト時代を生き抜いたおばあちゃんたちのお話
    とても良かったです!

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    2025年06月03日
  • サッカー・グラニーズ

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    アパルトヘイトを耐え忍び、夫がしばしば蒸発し人が簡単に死ぬ社会を生き抜いた高齢女性を守る為のサッカーがある。著者が独り善がりの白人慈善家にならずに済んでいるのもサッカーのお陰なのだ。
    そうした健康な連帯があるのだね、この世には

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    2025年03月19日
  • エキストラバージンの嘘と真実 スキャンダルにまみれたオリーブオイルの世界

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    p177 オリーブオイルに含まれるポリフェノール類などの物質波、心臓や血管の維持にも有効だと言われている。抗炎症作用があり、赤血球の凝固を抑え血液をサラサラにする働きにより血管が詰まるのを予防し、血栓症や脳卒中ら心臓発作のリスクを減らす効果が期待できる。ほかにも、感染症に対する免疫反応を高めるものや抗生物質のような働きをする物質も含まれている。
    p178 オリーブオイルの健康効果の高さは、風味や香りなどの知覚特性の強さに完全に比例している。

    輸入品にラベル貼ってエクストラバージンオリーブオイルですよ〜ってやるの、ありかよ
    スーパーでしか買ったことないけどそれはもうじゃあ確実にまがい物なのかし

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    2025年01月26日
  • 翻訳というおしごと

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    言われたことだけやっている翻訳者は生き残れない。プロとして、いかに付加価値を提供するかが大事だと思った。

    私は翻訳コーディネーターとして働いている。
    「この人にはまたお願いしたいな」と思わせてくれる翻訳者さんが、きっと参考にすべき人なんだろうな。
    申し送りが丁寧、翻訳前のテキスト準備などの翻訳以外の業務も柔軟に対応してくれる人、原文の間違いやこうした方がベターを教えてくれる人…そんな人たちから勝手に学んでいこうと思います笑

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    2025年01月14日
  • ハウス・オブ・グッチ 上

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    フィレンツェで1881年に生まれた
    グッチオ・グッチ(1953年没)というおじさんが
    苦労を重ねたあと、
    1921年、夫人とともに
    故郷で興した皮革店が原点…

    ここまでを詳しく語っても
    充分面白いと思うのですが 
    いやいや物語はこれから!

    まあ曲者ばかりの兄弟子供に夫人たち。
    家族内での殺人や諍いに裁判。

    グッチが投資会社に渡っても
    引かない主張に闘志。

    ファッション界を牛耳る巨大資本同士の
    競争と罵り合いと訴訟合戦。

    …映画、見れば良かったです。






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    2025年01月11日
  • ハウス・オブ・グッチ 下

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    高級ブランド・グッチを創業したグッチ一族の歴史と愛憎劇に迫ったノンフィクション。下巻は2020年までの内幕が書かれています。

    一族の愛憎劇は、ついに殺人事件へとエスカレート。一方、一族の手を離れた高級ブランド・グッチは、乗っ取りの危機に直面するものの、グローバルブランドへと発展していきます。

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    2024年08月14日
  • ザ・クイーン エリザベス女王とイギリスが歩んだ一〇〇年

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    エリザベス女王は勿論知っていたけれど、この本を読んでいかに自分がエリザベス女王を知らなかったがよくわかった。

    後にも先にもこんなにたくましい女性はいないんじゃないかと思うくらい。

    ものすごくボリュームがある本だけど、イギリスの歴史も学べる本。
    天国で幸せに暮らしていてほしい。

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    2023年07月02日
  • ザ・クイーン エリザベス女王とイギリスが歩んだ一〇〇年

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    良いところはちゃんと評価し、いかがなものかと思うところはきっちり批判する姿勢が表れていて、面白く読めた。ダイアナ妃を過度にまつり上げていないところも良い。

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    2022年11月06日
  • ハウス・オブ・グッチ 上

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    家族間での生々しい駆け引きがとても面白かった。会社としての決断に個人の人生があまりに深く刺さり込んでいることが印象的。

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    2022年01月19日
  • 翻訳というおしごと

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    文字通り、翻訳者が翻訳の仕事について語った一冊。

    今後翻訳の仕事をする人はもちろん、そうでない自分みたいな人にとっても参考になるかと。

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    2021年01月04日
  • エキストラバージンの嘘と真実 スキャンダルにまみれたオリーブオイルの世界

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    オリーブオイルの歴史、製法、料理法、効果、そして市場に蔓延する偽装オリーブオイルの実態を追跡したルポルタージュ。
    上質なオリーブオイルが如何に作られ、その一方で菜種油などが混ぜられた偽装オリーブオイルが安い値段で出回っているかが克明に描かれている。
    あー、美味しいオリーブオイルのかかったサラダ食べたい!

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    2017年09月05日