佐藤真理子のレビュー一覧

  • はてしない物語 下

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    有名な映画の1では描かれていない部分。
    続編の第2章では映像化されてるのかな?
    見る前に予断なく読む方がいいかな。
    エンデと製作スタッブが揉めたのは有名な話。
    基本的にいい映画だと思うけどね。
    作者的には伝えたい事が変わってしまうと思ったんだと思います。
    何度でも読み返せる物語だと思います。
    なるべく早く最初の1回目を読むと良いんじゃないかな。

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    2025年12月03日
  • はてしない物語 上

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    映画は映画で良いと思う。
    ただ、メッセージは原作から正しく受け取ってほしい。
    映画を見た人にも、これから読む人にも。
    大まかに言えば上巻は映画の1の範囲かな。
    映画の1しか見てないなら下巻、物語の後半は知らない事に。
    多くの人に手にしてほしい本です。

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    2025年12月01日
  • はてしない物語 下

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    ネタバレ

    会社の同僚と、エンデの話になった。私にとってエンデは、小5の頃に出会って夢中になって読み漁った思い出のある作家であるけれど、大人になって『モモ』を読み返して以来、疎遠になっていた作家でもあった。同僚が『はてしない物語』を絶賛している話を聞きながら、子供の頃、自分もバスチアンのように物置で本を開きながら本の世界に入って冒険できたらどんなにいいだろうと憧れたことを思い出し、本棚から久しぶりに引っ張り出して25年ぶりに読んでみた。
    上巻はとても楽しくワクワクしながら頁をめくっていたのだが、下巻になって、読み進めるのが苦しくなった。バスチアンの姿に、自分自身を重ねてしまったのだ。誰かに認められたい、人

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    2025年11月09日
  • はてしない物語 上

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    小3の時、虫垂炎になって、担任の先生がお見舞いにくれた本。
    当時は読み終わるのに必死だった記憶があるけど、今回は終わってほしくないと思いながら没頭してしまった。
    今なら先生が大好きな本と教えてくれた意味がわかるな。

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    2025年11月04日
  • はてしない物語 下

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    ネタバレ

    ファンタージエンに行ったバスチーユの物語。危うさを感じながらバスチーユの物語を読み進める。バスチーユの考えや判断がだんだん良くない方に傾いている不穏さが満ちてくる。スターウォーズのアナキンがシスに堕ちてしまうところに似て、苦しい。どうしてこうなってしまったんだろうと思ってももう戻れないところに来ている。しかも多くのことを忘れてしまっている。どうやって人間の世界に戻れるのかわからない。わからないままにどこへ向かえばいいのか、何をなせばいいのか、投げてしまいたくなるような世界。バスチーユとともに旅を続けるアトレーユとフッフールが最後は助けてくれるが、やや呆気なさも。あの辛い辛い辛いトンネル部分が面

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    2025年10月28日
  • はてしない物語 上

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    ネタバレ

    何度も読みかけては、中々読みきれなかった名作をようやく読むことができた。
    表紙絵や扉絵を見ながら、ファンタージエンの世界に入って行った。アトレーユの冒険の旅は途方もなくて何をどう目指せば良いのかわからない。それでも導かれる道を信じて進む姿を祈るように見守った。幸の竜、フッフールが最高の相棒で頼もしかった。
    たまに現実に戻る感じもリアルで良かった。

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    2025年10月28日
  • はてしない物語 下

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    上からの下は心の底からワクワクしました。望みを叶えるごとに自分を失っていくバスチアンが見てられなくなってくるのですが、最後の最後でこの本のテーマ「本当に大切なもの」に気づいた瞬間に、この本が私にとって特別な本になりました。結末がとても良いです。

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    2025年10月13日
  • はてしない物語 上

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    上は長い長い導入。本が、本の中の登場人物が、現実に干渉してくることにものすごくロマンをかんじます。アトレーユとフッフールに好感がもてますね。

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    2025年10月13日
  • はてしない物語 下

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    主人公が文字通り本の中に入り姿が変わってから物語を想像していく、何かを願えば人間だった頃の記憶を失う、話が進んでいくうちに周りが見えなくなり、独裁者の様になっていく様は怖さがあった。その後の展開では明るい方に解決していきます。
    作者が話していた「希うことが大切だ希えばなる」という言葉をこの本を通して語っていたのだなぁと感じたし。自由に創造し遊ぶこととは?の答えがあるように思えた

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    2025年06月11日
  • はてしない物語 上

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    SNS で読んでいた方の投稿を見け気になったので読んでみました。
    ミヒャエルエンデの作品はモモとこれで2作品目
    タイトルのとおりはてしなく、これで上巻なの!と思わせるくらい壮大な物語
    沢山の冒険も主人公の時間の進みかたもこれから下巻にどう繋がっていくのか、終わりがくるのか?気になることが沢山残るけれど、読みごたえもあり、没入出来る作品でした。

    下巻も同時に購入したのでこれから読みます。

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    2025年06月02日
  • はてしない物語 下

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    ネタバレ

    さすが名作、バスチアンがいい思いばかりする場面も反転して辛い思いをする場面も、どちらも目を離せなかった。
    訳者のあとがきに、(単行本として出す時は)装丁にもこだわっていたというエピソードがあったので、それも見てみたかったなぁと思う。文庫版は文庫版で、CMに入る直前のドラマのようにいい所で上巻が終わるのもよかった。
    エピローグのコレアンダーさんとバスチアンのような、共通の読書の思い出を持つ友だちを作りたくなった。

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    2025年04月29日
  • はてしない物語 下

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    下巻は読んでて辛かった。

    物語の中のバスチアンを見ているのが苦しくなる。
    まさにどんどん自分を見失ってるし、またその期間がとてつもなく長い。

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    2025年04月28日
  • はてしない物語 上

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    岩波少年文庫を読んでみたくなり、
    最初はミヒャエル・エンデの作品とはてしない物語にたどり着いた。

    なんて豊かな想像力だろう。
    読んでいるとどんなものか自分で想像していくのが楽しかった。
    この本には、物語の世界と物語の読者がいる。
    つまりこの本を読んでいると、似たような位置にいる自分が2人居ることになる。
    私にとっても読書は良い現実逃避になる。

    表紙や、扉絵がとても素敵で、はてしない物語の想像のヒントにもなる。

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    2025年04月28日
  • はてしない物語 下

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    ネタバレ

    面白かったー。途中から先を知りたすぎてかっ飛ばして読んでしまった。
    幼馴染の女の子とか伏線かと思ったら違った。幼ごころの君が悪女なのかとかいろいろ予想しながら読んだけど、投げっぱなしで回収とかされなかったのは敢えてなのかな。
    上巻のほうが完成度は高かったと思うけど、結末はやっぱり泣いちゃった。アトレーユがとてつもなくいいやつ過ぎて、バスチアンが気の毒。

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    2025年04月02日
  • はてしない物語 下

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    なんと初出は1979。私が読んだのは1988年13歳、以来の再読、きっかけをくれた息子に感謝の大感動でした。これは、、、、記憶は前半のアトレーユがバスチアンを探索するところまでしかなかったけど、後半のバスチアンの冒険こそが主題なんだなと。ダークサイドに落ちて支配者になろうとし、叛乱を起こされて(しかもアトレーユ軍との戦い!)とか本当にマジな話で驚きながらの後半でした。そしてラストは、、、大人、特に息子の父となって読めて本当に良かった、死ぬまでに再読出来て良かったと心から思いました。願わくば、本物の『はてしない物語』、ハードカバーで読みたかった!

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    2025年01月09日
  • はてしない物語 上

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    本作の冒頭で、主人公の少年・バスチアンが「はてしない物語」をじっと見つめたときの彼のつぶやきは、本が好きな人なら誰でも一度は感じたことがあると思う。こんなに夢中になれる世界が、両手に収まるサイズに綴じられた「本」のなかに広がっているなんてすごいことだ。

    物語の舞台となるファンタジーエン国を救うために選ばれた少年・アトレーユが、国をおかす「虚無」の原因をつきとめるべく、勇気と誠実な心をもって冒険をする。不思議であふれるファンタジーエンの景色や生き物が生き生きと、正体不明の虚無がじわりと迫る恐怖とともに描かれ、それを読み手であるバスチアンを通して私たちも物語の世界を体験する。

    物語の世界と読み

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    2024年12月05日
  • はてしない物語 下

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    ネタバレ

    『物語は新しくても大昔のことを語ることができるのです。過去は、物語と共に成立するのです。』

    『望みって、どこから起こってくるんだろう?望みって、いったいなんなんだろう?』

    ファンタージエン国で過ごす中で、
    人のため、自分のため、望みを叶えながら、
    自分を失っていくバスチアン。

    シュラムッフェンのことば。
    『おれたちゃ命令がほしいのさ!指図してもらいたいのさ。強制してもらいたいのさ。禁止してもらいたいのさ!おれたちゃ、なんか意味のある生き方をしたいのさ!』

    自分で考えるより、指示されたこと、良いと言われることををきちんとやっていると思えること、あるいはしてはいけないと言われることをしてい

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    2024年10月18日
  • はてしない物語 下

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    いじめられっ子のバスチアンは、いじめっ子たちから逃げるために飛び込んだ古本屋で一冊の本と出会う。本の中では勇者アトレーユが国を救うために旅を続けていたが……→

    子供の頃にテレビで見た「ネバーエンディングストーリー」の原作だろうな?という気軽な感じで手に取ったんだけど……全然ちがーう!!あの映画は上巻にオリジナルエンディングをつなげた感じ?みたいで、物語としては序章やんってなった。
    たぶん、これは下巻が本番。上巻は王道の冒険ファンタジーで

    下巻がガチのガチなんよ(何が?と言われるとわからんが笑)
    私はもうね、アイゥオーラおばさまと出会えただけでね、この物語を読んでよかったって思えたよ。おばさ

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    2024年08月25日
  • はてしない物語 下

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    本の中の世界、ファンタージエン国に飛び込んだバスチアン。彼は、望みが叶うメダル「アウリン」を用いることで大切なものを失いながら、やがて自分が真に欲することー「真の意志」ーを見つけていく。

    だれかを愛することができるということが生きる悦びであり、それこそがこの世界をよくしていくものなのだというメッセージが伝わってくるクライマックスがすばらしかった。

    だれかを愛することができたら、バスチアンのように、あるがままの自分でありたい、もうほかのものにはなりたくないと思えるようになる。生きていく悦びを感じることができる。自分はきっと、少し前までは「?」だったと思うけど、愛している妻や息子がいる今はなん

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    2024年07月25日
  • はてしない物語 上

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    バスチアンは、本を盗んだ。その本「はてしない物語」が、自分を魅きつけて放そうとしなかったからだ。バスチアンは、学校の物置部屋に隠れ、本を読み始める。それは、ファンタージエン国の危機を救うために選ばれたアトレーユの冒険の話だった。バスチアンは、「はてしない物語」に没頭して胸を躍らせながらも、物語とそれを読んでいる自分が、奇妙にシンクロし始めていることに気づいていく。

    「はてしない物語」の場面と、物置部屋でその物語を読んでいるバスチアンの場面が入れ替わりながら描かれていく。近くの塔の時計が打つ音でバスチアンは「現実」に引き戻されるのだけれど、読み手もそこで同じように「現実」に引き戻されている感覚

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    2024年07月27日