佐藤真理子のレビュー一覧

  • はてしない物語 上

    Posted by ブクログ

    言わずと知れた児童書の名著。
    古書店で見かけたあかがね色に輝く本をどうしても読みたくなってしまった少年バスチアンは、店主に黙って思わず持ち帰ってしまう。
    ほこりっぽい学校の倉庫に閉じこもって表紙を開くと、勇者アトレーユと幸いの竜フッフールに導かれ、彼自身も共にドキドキハラハラしながらめくるめく冒険の世界へと誘われてゆく。
    虚無に脅かされるファンタージエン国の物語と、七枝燭台のろうそくの炎の灯りでそれを読み続けるバスチアンの現実とは、交互に切り替わり続けてやがて一つになりーー。

    「本って閉じてあるとき、中で何が起こっているのだろうな?」
    バスチアンと同じことを私も考えたことがある。
    ページをめ

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    2021年02月13日