劇団ひとりのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
小学生のころ、登校すると朝のホームルームの前に10分ほど、読書の時間があった。当時僕は本はほとんど読んでいなかったので、教室の本棚に並んでいたこの本の単行本をなんとなく手に取った。
数日間かけて読み切った。そして、
めちゃくちゃおもしろくて、えっちだ!!!!
という感想を抱いた、と記憶している。
だが、内容をはっきり覚えていないことに最近気がついて、文庫版で再読した。
おもしろかった。
ちゃんと小説として成り立っているし、少しづつ物語が繋がっていくのも、無理がなくて面白く読めた。
あのころ、えっちだと感じたのは、たぶん、「ピンボケな私」なんだと思う。あとはストリップ劇場を舞台にした「鳴き砂を歩