劇団ひとりのレビュー一覧

  • 陰日向に咲く
    作者劇団ひとりさんの若き時の経験を膨らませた作品では? 内容ある作品、エピローグは父に依頼、その父の文章は心打たれました。
  • 陰日向に咲く
    想像以上の展開だった。短編集。ホームレスに憧れる会社員の話から始まる。どこか抜けててアホちんでおバカで優しい人のたちの物語だったけど、すでに一本の線が入っていた。ひとりさんの経験も綴られてるのかな、と感じつつどこか心が救われてく感じがした。

    不覚にも伊坂幸太郎さんや青山美智子さんを思い浮かべるよう...続きを読む
  • 陰日向に咲く
    芸人が描く芸人は、何故これ程にもどうしようもなくて、愛らしいのか。家族旅行で岡山県に出向いた際に、たまたま出会った一冊。旅先で一冊、がモットーで購入したが良い出会いだった。さりげなくだが繋がっている物語は、奇跡のように見えて、案外現実的なのかもしれない。劇団ひとりの実父が書き上げた【劇団ひとりの生い...続きを読む
  • 浅草ルンタッタ
    久しぶりに泣いてしまった。
    シーンごとに映像が浮かんできた。
    歌が色をつけ、歌が花を咲かせる。
    劇団ひとりの文章にしびれました。
  • 陰日向に咲く
    物語全体に大小さまざまな伏線が張り巡らされており、この世界に対して敏感で、繊細な作者の気品が作品全体に滲み出ていた。 一つ一つの情報が、あ!ここで繋がっているのか!とわかり爽快な気分を何度も味わうことができた。
    素敵な作品です
  • 陰日向に咲く

    全員が主人公

    面白かった!の一言!
    テンポがよく一気に読んでしまいました!

    全ての話が繋がっていて、2話目以降は、ハッとさせられることが度々あってそれがなんとも気持ちいい(笑)
    読み終わってから主人公は誰なのか?という疑問が出たけど、“読む人によって違う”と思った。

    何度も読むことでまだまだ味が出そうです!
  • 青天の霹靂
    ずっと楽しみにしていた2作目。

    『陰日向に咲く』が、まぐれじゃなかったと証明された2作目 笑
    おもしろかった―♪

    読み始めの感触は、
    売れないマジシャンが昔にタイムスリップしてマジックで一躍有名になるが、やがて転落していく人生を描くストーリーなんかなぁて予想してたけど、
    違った展開で安心し...続きを読む
  • 陰日向に咲く
    個人的憂鬱を持った「どんまい」な人達が交錯しながら、それぞれの自分を見つけていくのがおもろい。
    自分の不幸は他人には解かってもらえやんし、他人の悩みは自分には関係無い。
    バラエティーに富んだ登場人物ばかりで、「劇団」の名にふさわしいと思った。
    彼の妄想力とか成りきり力とか、すげぇ。
    「キス我慢選手...続きを読む
  • 青天の霹靂
    当たり前のありがとう。って大切。
    劇団ひとりって多才やな〜すげぇ。
    自分も1日1日必死に頑張っていこうと思えた。
    安定の浅草。笑
  • 青天の霹靂
    久しぶりにほんをよみました。

    自分の生き方について晴夫が考える序盤のシーンで、考えが途中で途切れないのってすごいなって思った。
    普段自分が自分のこと考えるとき、行数にして4〜5行で変な方向に逸れていっちゃう。

    思いが強いほど、思考が他に向かないほど、そういう風になれるのかなと
    いいことなのか悪い...続きを読む
  • 青天の霹靂
    なんで自分なんて生きてるんだろうって思っちゃうときに、産まれてくることを誰かに強く望まれたからっていう受動的な理由があるのを実感できたのはでかいと思った。それだけで十分死ねない理由になるんだなぁ。
    だから親の愛ってすごく尊いんだなぁって思ったら、両親に感謝したい気持ちになった。

    芸人仲間のくらげラ...続きを読む
  • 青天の霹靂
    シンプルで、読みやすい一冊。

    ---

    p224
    馬鹿だった。何が『どうして俺は生まれたんだ』だ。
    望まれたからだ。
    母親が自分の命よりも強く望んだ命だからだ。
  • 陰日向に咲く
    ゆっくり、ゆっくり、進んでいく。
    そして、誰もが遭遇しそうな出来事。
    それが、ほんわかと繋がって行く。
    有川 浩の阪急電車みたいで、私は
    好きな本。
  • そのノブは心の扉
    劇団ひとり名義で書かれた「人間・川島省吾」の発見と挑戦の記録。
    情けなくてとびっきりユニークでどこか真面目でナルシストで飽きっぽい、そんな自分を余す所なく軽妙かつ、どこか上品さを忘れない語り口で語る文章はとにかく面白くて読みやすい。
    頭が良く聡明で育ちが良い、けれどそれを鼻にかけたような所を感じさせ...続きを読む
  • そのノブは心の扉
    人生に勝るストーリーなし✩

    そのノブは心の扉 (文春文庫) 劇団ひとり (文庫 - 2010/6/10) ✩✩✩✩✩

    著者は父の仕事の関係で幼少期をアラスカで過ごす。1992年にコンビ芸人としてデビュー。2000年ピン芸人として再出発。その後俳優として映画やドラマでも活躍。
    代表作に「嫌われ松子...続きを読む
  • そのノブは心の扉
    素晴らしいの一言(^ ^

    取り上げるネタ、文章力、落としどころ、
    全てが高いレベルに昇華され、
    しかも「そつなく」まとまっている...訳ではなく
    切れば血が吹き出るような生々しさを持ってる。

    ある意味「エッセイの理想形」を体現しているのでは。

    また、著者のネガティブっぷりが半端ない。
    当人もそ...続きを読む
  • そのノブは心の扉
    素晴らしき変人

    いや、もう変人極めて変態の域。純粋な変態。

    陰日向に咲くを昔読んで気になっていた芸人さんだったが(お笑いには詳しくないけど)。

    ひとつの(どうでもいい)アイディアの思い付きからの展開力や実行力。そのめり込みっぷりが本当に凄い。ほんとにそこまでやらないんだよね、普通は。

    デベソ...続きを読む
  • そのノブは心の扉
    もうこれほんと大好き。
    劇団ひとりって、ちょっと他の芸人さんと違う雰囲気があるように感じていたのですが、このエッセイを読んで確信しました。
    変人。
    共感できる話、できない話、どれをとっても面白い!
    『十センチか十メートル』『数字の世界』『二文字』の3つが特にお気に入り。
  • そのノブは心の扉
    劇団ひとりの馬鹿馬鹿しいまでの発想力、行動力が凄すぎる。そしてその描写がうますぎて読みながら何度も吹き出してしまった。面白すぎます。天才・劇団ひとりここにあり。
  • そのノブは心の扉
    芸人さんのエッセイだからほとんど嘘だろう…
    そう思いたくなるような内容のオンパレードです。

    ただ、劇団ひとりがもっているあの危ない雰囲気からすると
    ここに書いてあることを本当にやっているかもしれない…
    と思っていたら、案の定あとがきにそう書いてありました(笑)

    危ないけれど針が振れたような爆発的...続きを読む