黒猫ドラネコのレビュー一覧

  • 限界地方政治 ~民主主義崩壊を読み解く6つの視点~

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    ネタバレ

    面白い内容でした、書き手が6人に分かれて、それぞれ興味のある、伊東市と田久保市長の当選の背景から、次に参政党とは何であるのか、3章では、地方で強固な地盤を築いた維新について、4章では立花孝志を中心にSNS選挙の負の側面を強調しながら、立花孝志が参考にした3章と関連の深い一人の政治家の名前を挙げて、立花孝志の選挙ハックを問題視し、5章では安芸高田市など地方の選挙と自治の解説があり、6章で本書の命題の締めくくりがされています。この章ごとに内容が違うのに、SNS選挙という一つのテーマを追うことで、読み物として連続した物語になっている点が本書の大きな魅力です。

    だからこそ、地方の政治に思うことがあり、特に兵庫について吐き出したい感情があるので、勢い文章を続けます。
    ここから、兵庫問題について、語りたくなった内容をつらつら書きます、関連していても本書そのものから少し遠く、私の記憶の整理のための文章になるのでネタバレにチェックを入れておきます
    まず6章では、判明分として死者を2名とされていましたが、これには不満があります。
    おそらく、告発をしたのちに亡くなれた元西播磨県民局長と、立花孝志の誹謗中傷の的となり、故人への名誉棄損で逮捕される事件の被害者である元県議の竹内英明さんを死者数2で数えているのでしょうが、もう少し多く感じています
    元西播磨県民局長の告発文書は、多くの事項を述べた内容ですが、いの一番目は、斎藤知事が五百旗頭真理さんを急な解任の通告で死に追い詰めたという内容で始まり、文書の中で人事のルールを斎藤知事が乱していることを問題視しています、正当な告発として考えるなら、死者に算入されても良いものとは思いました
    また、優勝パレードを担当した職員も亡くなっているので、これも兵庫問題として死者数に加えても良いものと思います。
    それで、言いたいのが、こういう指摘をしたくなる私みたいな人が、別の側の主張を聞かずに言いたいことを言いに来るのが、地方政治をより混乱させているだろう、という点です。
    いい人材は東京に行くじゃないですか、稼げるから、地方に収まるってことは、縁故が個人の能力より大きな利益をもたらすか、そもそも能力がないか、本当に地元が最高か、になってしまうじゃないですか、それを東京の基準で、つらつら問題点を挙げて限界だとか言い切られると、弱るしかできないじゃないですか、実際に対応とか出来ないし、改善しようもない乏しさと縁故でハマった既定路線の中にいるんだから、変えようはないですよ。
    だから、記事として面白くなるからって、起きた出来事を物語として感情に訴える形に仕立てた内容から語る視点から離れて、
    当たり前のことだけ挙げて、考えなおす必要があるわけです。
    五百旗頭真理さんは享年80歳です、その急死に何の不思議があって、誰かのせいにできますでしょうか
    竹内元県議は、慕っていた御母堂と死別してから、お亡くなりになりました 母親の死の三か月ほどのちに、竹内英明さんはお亡くなりになりました、心痛のほど甚だしいことだと思います。
    死を誰かの責任にしたくなる気持ちは分かりますし、その背後に陰謀や加害者の影を感じて怒りを抱く気持ちも分かります
    理論が予感させてくれる万物を分解して理解できる全能感は心強いです、物語が想起させてくれる新しい視点の解釈は、より強い感情で、事件への関心を高め、起こった問題の重要性を高く感じさせてくれるでしょう。
    ただ、それらは賢い人たちが味付けした演出された姿であって、まずは、起きた出来事の要素を一つずつ拾う必要があると思います。
    ながながと、関連のうすい文章を続けましたが、つらつら書いた内容は置いておいて、
    この本は良い本で、面白かったですよ。

    0
    2026年09月23日
  • 陰謀論と排外主義 分断社会を読み解く7つの視点

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    トランプ信者しかり、自分が信じたいものだけを信じ込む低リテラシーの人がいかに多いか。
    話が通じないから対話のしようがないな

    1、3、5章、特に3が面白い

    0
    2026年09月17日
  • 限界地方政治 ~民主主義崩壊を読み解く6つの視点~

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    かつて泡沫候補と呼ばれた候補が当選、パワハラ認定を受けながら再選される知事、脱法行為も当たり前、地方政治が壊れる様を克明に知らせるルポ。ただのお騒がせだけでなく税金がそこに使われ、意味のない政策が蔓延る。果たして私達は選挙に行くだけで何かを変える事が出来るのか。

    0
    2026年08月27日
  • 陰謀論と排外主義 分断社会を読み解く7つの視点

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    第1章 陰謀論と排外主義の現在地(黒猫ドラネコ)
    第2章 「熱狂」を生み出す仕掛け(山崎リュウキチ)
    第3章 近代に取り残された人々(古谷経衡)
    第4章 カルトと陰謀論・排外主義の結節点(藤倉善郎)
    第5章 選挙の現場を侵食する陰謀論と排外主義(選挙ウォッチャーちだい)
    第6章 電車男の代替現実~「名無しのQ」とは誰だったのか(清義明)
    第7章 癒やしの日の丸(菅野完)

    古谷経衡,菅野完はメジャーだが、あとの5人はそんな知られてない、
    はずだが、わたしはなぜか黒猫ドラネコさんと選挙ウォッチャーちだいさんは
    知っている。どちらもpodcast経由。
    ちだいさんは「西谷文和 路上のラジオ」に頻繁に登場。N国を徹底的に暴く。
    ドラネコさんはTBSラジオ「荻上チキセッション」「プチ鹿島 赤坂タイムス」に登場。
    ラジオやpodcastはニッチな世界を広げてくれる。

    そうした7人が語るのは、主に日本の陰謀論&排外主義。
    N国、日本保守党、参政党、ついでに自民党。
    海外はQアノン。

    反ワクチン反ソーラーパネルはまだかわいい。
    これが中国クルドアイヌと排外主義になってしまうとたちが悪い。
    少し前まではそんなことを騒いでも、それこそマイナーで終わったのが、
    いまや選挙でトップ当選するようになってしまった。

    オウム真理教や幸福実現党だって、騒いではいたが選挙には勝てなかった。
    それが今や、参政党は二けた議員を有する政党にのし上がってしまった。

    7人の論を読んで思ったのは、
    失礼を承知で言えば、
    彼ら彼女らはこの日本にずっと昔からいたひとたちだ、ということ。
    ここ10年にわかに増えたわけではない。
    こういうものの考え方をする人は古来からいたのだ。
    こういう考え方、とは、狭い社会だけで生きている人、ということ。
    言葉を選ばずに言えば、「田舎者」なのだ。そう「」つきの。

    地方に住む人、という意味ではない。
    狭い自分の世界しか知らない人、知ろうとしない人、という意味で言っている。
    地方にいたってそうでない人は大勢いる。

    逆に都会に住んでいても「田舎者」はいる。社会的な田舎者だ。
    つまり会社などの世界社会しか知らない人。会社の常識がすべての人。
    そういう人は自分の知らないもの、未知のものは受け入れない。基本。
    ただ、何かの拍子に自分の知識に会う新しい知識が来ると、
    一気に染まってしまう。

    誰の論だったか、「言葉がわからない外国人は怖い」
    これはある意味当然のことだ。私も分かる。
    何せ、何を言ってるかわからないのだから。
    そして見てくれも違う。怖い。本能的にそう思う。
    それはやむを得ない。
    しかし、だからといって、それを排除する、ということは許されない。
    ありもしない「移民ですぐ生活保護を受ける」「無法」というデマで
    彼ら彼女らの人権をないがしろにすることは認められない。
    そこに思いが至らないのだ。

    ただ、、、昔はそういう人も害がなかった。
    狭い社会だけで生きてきたからだ。
    江戸時代は国自体閉ざしていたし、藩の往来もあまりなかった。
    そもそも「日本」なんて概念がなかった。

    それが明治維新で否が応でも「日本」を意識させられ、
    さらにこの10年のネットワーク社会の浸透。
    誰もが数十年前の大型コンピュータ並みのパワーを持つ「スマホ」を手にしてしまった。
    情報は取り放題。(まだAI使い放題、とはいえないようだが)
    その土壌が、「田舎者」を世に出すことになってしまった。
    狭い社会で閉じているはずの田舎者が「日本」という概念を覚え、
    かつ、同じ考えを持つものがそれなりにいることをSNSを通じて知ってしまった。
    だから集まる。パワーになる。相乗効果で選挙でも声が通る。
    某与党の党首までそれに乗って大勝ちする。
    世も末だ。

    そう、さきほど()付きで書いたが、
    スマホがよりパワーを発揮し、AIがフル稼働すれば、これも治まる可能性はある。
    主に寄り添うAIが、主の偏りを諭すどころか応援してしまったら最悪なのだが。
    AIは情報すべてを見て判断するだろうから、陰謀論が多数派になったらそういうことになる。
    ディストピアだ。

    この新書を読んで、こんなことを考えた。

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    2026年08月19日
  • 陰謀論と排外主義 分断社会を読み解く7つの視点

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    SNSや集会での盛り上がりだけでなく国政にも忍び込む陰謀論と排外主義。コロナ禍の反動なのだろうか。集団は時に暴走し何の関わりもない人まで巻き込む。どうすれば良いのか。答えはこの本には無い。このブームがもっとマシな方に進む事を祈るしかないのだろうか。難題である。

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    2026年02月16日
  • 陰謀論と排外主義 分断社会を読み解く7つの視点

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    いかに今の日本の政治や社会に陰謀論が食いこんで来ているのかが分かる良本でした。
    現状に警鐘を鳴らす役割を担ってくれるような一冊であり、衆院選に向けて読まれてほしい内容です。

    山崎リュウキチさんの陰謀論・排外主義コミュニティやその運動を推し活・チャーチマーケティングの視点で読み解く章は、朝井リョウさんの話題作「イン・ザ・メガチャーチ」と通ずる話で読んでいて興味深く、とても面白かったです。(昨今の排外主義の蔓延や政治の極右化が深刻すぎて「面白かった〜」だけで済ませられない話ではあるんですけど…。)
    また恥ずかしながらQアノンや反ワクチン、三浦春馬運動あたりのことをあまり知らなかったので、ここ数年で陰謀論が社会に大きく影響与えるようになりすぎている事実をその流れを辿りながら確認出来たのも良かったです。
    陰謀論を吹聴して差別煽る団体と、それに感化された一般人による差別的言動が実社会に影響を及ぼすという今の状況って、本当にアメリカの後追いなんだなと納得がいきました。こんなことでしみじみしたくはなかったですが…。
    それだけ陰謀論が大衆を惹き付けるのに有効であり、科学が発展したところで人の科学的思考が育まれるわけではないという大衆の弱点が突かれている現状を思い知らされました。自戒の意味も込めて、そのことを自覚していたいと思いますし、流れてくる情報に対して極力慎重でありたいです。

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    2026年01月25日
  • 陰謀論と排外主義 分断社会を読み解く7つの視点

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    暗澹たる気持ちになるが、「日本社会の現在地点」を知る上で、良書である。

    「新しい戦前」とも言われる現在。
    わたしが恐怖を感じているのは、無謀なアジア・太平洋戦争時において、国民の99.9%が、戦争に賛同、もしくは追随していたという事実だ。

    戦争反対の声を上げた人々の記録は、限りなくゼロに近い。
    彼ら、彼女らは、近隣から虐められ、職場から追放され、家族から見放されたであろう。
    そして、警察にしょっ引かれ、女性にいたっては署内でレイプされたりしている。

    冷静な判断で、正しい行動を行った、彼ら、彼女らこそ、現代のわたしたちが、感謝し尊敬すべき対象である。
    そして、その「心の強さ」を学ばなければならない。

    日本社会が、右傾化・全体主義化している現在。
    高市発言以降、好戦的な反中言説が、マスメディアやSNS、井戸端会議に至るまで、驚くほど蔓延している。
    その一般市民の姿勢が、どのような惨状を招くことになるのかを、歴史を振り返り、想像しているのか、甚だ疑問である。

    いざ事が起きた時に、わたしは、本当に最後まで、自分の信念を守りきれるだろうか?
    周囲に流されず、冷静に正しい反戦運動をする胆力があるだろうか?

    正直に言って、自信がない。
    自己保身と損得勘定により、社会の流れに身をまかせてしまうのではないか…、その事が不安であり、恐ろしいのだ。


    第2章 認知科学的分析
    山崎リュウキチ

    ⚫︎p.62 陰謀論は現実世界の出来事に対する「二次創作」であり、アブダクションの一つとみなすことができる。

    アブダクション・プロジェクションといった、人間の言語獲得や創造性に関する話題で知った認知科学の用語が、「陰謀論」の話題で取り上げられるとは驚いた。
    しかし考えてみれば、当たり前のことで、人間の思考形式が、人間社会のあり様を規定しているのだ。


    第3章 近代化・科学的思考
    古谷経衡

    ⚫︎p.82 排外主義は言ってみれば、究極の非科学的思考である。
    ⚫︎p.89 科学技術の発達と人々の科学的思考は比例しないのである。
    ⚫︎p.90 これに対する処方箋は、「それは信仰と名神だ」、と指摘し続けること以外にないに等しい。

    陰謀論と排外主義への対策は、本書においても、明確には提示されない。
    「対話」による解決も、不可能だとされる。
    つまり、残念ながら、人間が人間である限り、「無い」のであろう……
    しかし、本当に希望はないのだろうか?


    第4章 カルトと陰謀論・排外主義の結節点
    藤倉善郎

    ⚫︎2020年以降、陰謀論・排外主義の路上デモの中心にあったのは、サンクチュアリ教会・統一教会・幸福の科学という、カルト宗教だった。

    ⚫︎犬猿の仲であるはずだが、反中国という、胸中の差別感情を満足させるためになら、自然と同じデモを構成する。

    ⚫︎"インフルエンサー"的な、承認欲求を満たすたに、離合集散し続ける極右候補者たち。

    ⚫︎「三浦春馬の自殺」にさえ、「ニセ日本人の破壊工作」を結びつけて考える…まさに陰謀論者の思考形式。

    カルト宗教と陰謀論者の親和性。
    「宇宙人陰謀論」から「ワクチンへの忌避感」まで、グラデーションで繋がっており、離合集散を繰り返す。
    その特徴を一言でいうと、残念だが、やはり「馬鹿」という他ない。
    自分の違和感や、嫌いなものを、すべて関連づけて、ひとつの原因で語る。
    「世界の複雑さ」に耐えられなくて、安易な「答え」に飛びつく。
    その「答え」は、実は、心の底に澱んだ差別感情の発露である。


    第5章 選挙の現場
    選挙ウォッチャーちだい

    ⚫︎p.154 「普通の主婦の立場で、外国人が怖い」…理屈がなくても「女性や母親が恐怖を感じることに罪はないはずだ」というロジックを組み、平然と差別を繰り広げる。

    これが、一般の日本社会に蔓延している排外主義の、もっとも根底にある率直な心情ではなかろうか?
    この主張に対応するのは難しい。
    特に、家族や恋人、友人などが、コレを口にした時、どう答えるべきなのかは、極めて難しい。
    この"他者"への忌避感・想像力の欠如が、歴史的にどのような事態を招いてきたのか、頭で考えてほしいところである。


    第6章 電車男とQアノン
    清義明

    ⚫︎p.176 見ず知らずの者たちが、ある目的のために集まり、喜怒哀楽をいったん共にしながら、匿名掲示板の刹那を共有していくこと。それが「リアル」とされたのである。それはウソ(幻想)であったとしてもかまわない。

    この記述に、もっとも本質的なものを感じる。
    Qの"予言詩"を読み解くネット上の集まりは、高揚感に満たされていたのであろう。
    それは、日本の陰謀論者の集会やデモにおいても、同様であろう。


    第7章 なぜ日の丸を振るのか?
    菅野完

    非常に新鮮な論点であり、刺激的な論考であった。

    坂口安吾が示したように、敗戦時の日本は、きっと、堕ちるところまで堕ちてしまえば、良かったのかもしれない。
    地の底で、ニヒリズムを経由してからの、実存主義に至り、人権を最重要視する社会変革へ向かってアンガージェマンできたかもしれない。

    構造的な問題に目を向けず、「心の持ちよう」という精神論で解決しようとするのは、日本社会において、戦前から現在まで続く悪癖ではないだろうか。
    部活での体罰や、女性の家事労働負担、ブラック企業や、感動ポルノ……例を挙げればキリがない。

    そのルーツを、「生長の家」だけで理解するのは、極端であるので、論旨を鵜呑みにはできないが、一般庶民に通底する倫理観に、戦後ずっと政権をとってきた自民党的な価値観が影響していることは、想像に難くない。

    間違いなく新鮮な視点であった。
    また、文章表現の巧みさにも、驚かされた。

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    2025年12月20日
  • 陰謀論と排外主義 分断社会を読み解く7つの視点

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    界隈については全くといっていいほど何も知らない状態だったけど、ここ数年、たまに流れてくるXポストなど眺めながら「いったい何が起こってるんやろ?」とどんよりしていたこと、がこれ読んで整理できたかも。(や、この本情報量多いから全部はわかってないが。とりあえず1回通読したらだいぶスッキリした。
    推し活を引き合いに出して論じてる2章は納得感あった。あと、第7章は現代日本人のメンタリティを見事に分析、書き表してると思ったな。なるほどそういうことかーと。

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    2025年12月08日
  • 陰謀論と排外主義 分断社会を読み解く7つの視点

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    2025年流行となった「陰謀論と排外主義」の根底にある差別であり、その対処法について教えてくれる一冊。

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    2025年12月02日
  • 陰謀論と排外主義 分断社会を読み解く7つの視点

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    見つけたきっかけ:本屋でたまたま
    次に読みたくなった本:『日本会議の研究』
    思い出したコンテンツ:
    ・勉強人 『「Naokiman Show」を勉強する』
    ・朝井リョウ 『イン・ザ・メガチャーチ』
    ・NHK 『BSスペシャル「若者の選択〜SNSと韓国大統領選挙〜」』
    ・映画 『福田村事件』

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    2026年09月20日
  • 限界地方政治 ~民主主義崩壊を読み解く6つの視点~

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    ・今まで当たり前だと思っていた「民主主義」だが、それは一定の常識や良心があって成り立ってきたのだと思った。
    ・近年のように「バズればいい」や「目立てばいい」としか考えない政治家や、真偽も確かめないままそれに流される有権者が増えつつあることを考えると、民主主義の怖さを感じたし、地方政治だけでなく日本の政治にも不安を感じた。
     ↓
    だからこそ、「死ぬまで学んで、自分の頭で考える」ということを続けていこうと思った。

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    2026年08月28日
  • 参政党と大陰謀論時代

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    陰謀論と参政党(信者)にウォッチャー的関心がある方におすすめです。
    著者の経歴を先に拝見して、単なる悪口本かなと思ったら、長期間に渡り誠実(?)に身体をはった取材をされていて考えを改めました。失礼しました。

    参政党や類似する党について、snsのフィルターバブルと陰謀論との相性の良さを利用(悪用)したポピュリズム政党としての側面を、丁寧な取材でユーモラスに読みやすく書かれているのは圧巻です。

    デモの様子から感じ取れる信者の盲目的な熱狂や、それに対するあまりにも品性を欠いた妨害は、対話と対極にあり、それは民主主義の目指すものとは大きく異なるのに、陰謀論を信じる人達がそれを正義だと主張して振りかざしてしまう様子に暗澹たる気持ちになります。

    それにしても、陰謀論を政治に利用するというやり方はあまりにも倫理観に欠けているように感じます。
    東京大学の「人はなぜワクチン反対派になるのか」という研究発表をネットで見つけて、その時は面白いなぁ‥と思っただけだったんですが、本書を読んで面白がってる場合じゃないなと思いました。

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    2026年06月28日
  • 参政党と大陰謀論時代

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    面白いな…と言えないレベルの洒落にならない出来事が日本でも起きていることに驚く。都合のいい説を鵜呑みにするのではなく、自分の頭で考えるのが何より大事だと再認識しました。語り口は往年の『トンデモ本の世界』っぽくて懐かしかった。

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    2026年06月25日
  • 陰謀論と排外主義 分断社会を読み解く7つの視点

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    読んでみて、と頂いた本。
    極左なのではと身構えていたけど、思いの外読みやすく、陰謀論コミュニティの成り立ちが理解できた。
    私が普段よく目にしていた勝手に流れてくる切り抜き動画は、かいつまんで説明されていわかりやすいなと思っていたけど、あれこそが陰謀論インフルエンサーなのかとハッとした。

    事実かわからないけど、陰謀論信者は読書習慣がなく、情報源はネット動画が多く、政治・社会・自然科学についての最低限度のリテラシーが欠如しているという。
    自分で調べもせずに頭のいい人の発信をただ受け取っていたことを反省。
    根拠のないデマだということや排外主義の抱える矛盾を知らずにSNSで若者が取り込まれていく流れは危機感を感じる。

    本書は、現場を見てきた7名が、戦後、コロナ、SNSなどの時代背景と関係して陰謀論界隈がどう成長してきたのかを様々な視点から考察する。
    推し活の集団心理、科学的思考、トランプ、ポスト・トゥルース(客観的事実よりも感情を優先)、日の丸など。 

    参政党が気になる人には特に読んでもらいたい。

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    2026年01月27日
  • 陰謀論と排外主義 分断社会を読み解く7つの視点

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    ネタバレ

    ・「真実」への欲望とアイデンティティ
    陰謀論は、複雑な世界を「善と悪」の単純な構図で説明しようとする。既存のメディアや権威を信じられない人々にとって、隠された真実を「発見」することは、知的優越感や承認欲求を満たす手段となっている。

    ・ネット空間とエコーチェンバー
    アルゴリズムによる情報の偏りが、同質的なコミュニティを形成する。そこでは異論が排除され、極端な言説が再生産される。SNSは感情を増幅させ、排外的なナショナリズムと親和性を持つ。

    ・歴史修正主義と排外主義の接続
    かつての差別意識が、歴史的文脈を書き換えることで正当化されている。「自分たちが不当に搾取されている」という被害者意識が、特定のマイノリティへの攻撃(排外主義)へと転嫁される構造がある。

    ・ポスト真実と権威の失墜
    専門家や公的機関への不信が、根拠のない言説を台頭させている。客観的事実よりも「自分が信じたい物語」が優先されるポスト真実の状況が、陰謀論の温床となっている。

    ・経済的不安と「敵」の創出
    新自由主義下での格差拡大や不安定雇用が、人々の間に「剥奪感」を生んでいる。その怒りの矛先が、社会構造の改革ではなく、より弱い立場にある他者や「裏で操る黒幕」に向かう。

    ・ポピュリズムと政治的動員
    政治勢力が、陰謀論的な語り口を利用して支持を集める現状がある。既存の秩序を打破する「救世主」を求める大衆心理が、排外的な政策を後押しする。

    ・分断を乗り越えるための対話の難しさ
    一度陰謀論に取り込まれた人々に対し、データや事実で論破しようとしても逆効果になることが多い。背景にある孤独や不安を理解しつつ、いかにして共通の基盤を取り戻すかが課題である。

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    2026年01月12日
  • 陰謀論と排外主義 分断社会を読み解く7つの視点

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    数年前からネットに入り浸り政治界隈を見ており、また参政党の出現当初からその公約を知り警戒していた(さすがに今ほどになるとは予測していなかったが)身としては特に目新しい内容はなかったが、ネットに詳しくない、政治の動向に明るくない、最近になって参政党のことを知った……などの人々にとっては体系的に流れを把握でき良いかもしれない。
    個人的には菅野完の「癒しの日の丸」が面白く読みやすかった。

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    2026年01月09日
  • 陰謀論と排外主義 分断社会を読み解く7つの視点

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    「反ワクチン、外国人特権」などの陰謀論が政治にからみつき、ついに議席数や首長の座を取り始める現在を現場で取材する7人の記者がレポート

    参政党の議席数躍進など何が起こっているのか戸惑う人の為の一冊

    そもそも陰謀論というものの内容は何か、どういう経緯でそれは広まっていったのかを実例をあげて説明

    現場報告は目がチカチカしますが現代史の俯瞰から見た考察もあります

    2025年現在の報告で事態が流動的である為この後未来がどう動くかわからないものの過去と現在が克明に報告されているので「今」どこの立ち位置に自分達がいるのかを示唆してくれる一冊かもしれないです

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    2025年12月13日
  • 参政党と大陰謀論時代

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    「参政党」の創設から現在に至るまでウオッチャーとして、
    SNSや集会や演説の現場に赴いて情報を発信している。
    気になる政党ではあるが、本当に平和国家日本について正しく導いてくれるのか心配である。
    著者のような情報を伝えてくれる人はありがたい。

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    2026年09月01日
  • 陰謀論と排外主義 分断社会を読み解く7つの視点

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    陰謀論と排外主義は末端から主力へ上がっていく。

    陰謀論や排外主義に関する話題が、選挙で挙がるようになって久しい。本書はネットで名前をよく聞く識者が陰謀論などに関してそれぞれの視点で切り込んでいく。
    ちだい氏の話を読むと、地方選での陰謀論などの広がりを実感するし、藤倉氏による幸福の科学など他団体を絡めた話も印象に残った。

    残念ながら情報を精査できない中高年がハマってしまい、受動的に受けることが主になっている若い人達の間でも今後も引き続き陰謀論などは広まると思えてくる。そのような中で、それは何も生み出さないと意識を持って距離を置くようにしたい。

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    2026年02月28日