林容吉のレビュー一覧
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ネタバレ「つまりは、だれだっても、人間から、ほんとに、いいことをされたってためしがないってことさ。」
数十年ぶりの岩波少年文庫。ひらがなばかりで読むのに時間がかかった。映画ではアリエッティの家族と人間は相容れなかったが、この物語では家族ぐるみでと少年と仲良くなっている。人間から躊躇なく借りることを覚えて、あれもこれもと欲張ってしまうホミリーは、自然から色々なものを奪ってきた人間に通ずるところがある気もする。人間もそのうち他の「家」に引っ越さなきゃいけなくなっちゃうのかしら。映画よりも静かな流れなので、もう少し感受性の強い頃に読んでいればよかったと思った。 -
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*ディズニー映画のメリーポピンズが大好きだが原作は読んだことなかった。で、今度2014年3月公開のディズニー映画「ウォルト・ディズニーの約束」が、「メアリーポピンズ映画化」という出来事を題材にした映画だそうなので、その前に読んでおこうと思って入手。
*原作のメアリーポピンズは、無愛想で高慢ちきで自惚れや。子供にも厳しい。映画のジュリーアンドリュースもそういう演技はしているので、全く違うということはないけど、ちょっとびっくりするくらい、「よいおとな」らしくない。
*全然「いい人」っぽくないので、なぜ子供たちがメアリーにひかれるのか疑問に感じるが、そこがキモなので考えてみる。
(1)素敵な魔法の力 -
Posted by ブクログ
『床下の小人たち』と聞いてもピンとこない人も、
『借り暮らしのアリエッティ』なら、
「ああ~」
となるでしょう。
宮崎駿さんの『借り暮らしのアリエッティ』はまだ観てないのに、
原作である『床下の小人たち』を読もうと思ったのは、
宮崎駿さんが、ご自身の著書、『本への扉』で、
この本の内容はもちろん、挿絵をいたくほめていらっしゃったので、
ちらっとでも見てみたいと思ったから。
挿絵、たしかに素敵です!
ペン画でここまで精緻に豊かに描けるなんて。
思い起こせば、昔の挿絵は良かったな。
小さい頃、文字ばかりのページを読みながら、
挿絵のページが来るのを今か、今かと待ち遠しく思ったもの。
何度も同じ本を -
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Posted by ブクログ
実はアリエッティの行動力や冒険心、
人間を信じようとする思いをわくわくする気持ちで読むのと同じくらい、
自分のした行動の結果やその立場を何回繰り返しても周りの皆がどう思っているのか、
理解出来てないっぽさに年齢に見合ってないような・・・。
それがしたいなら、ここにはいられないよね、って事を、
気が付くんじゃないのかなあ、
なんて思ったりもしていたけど、
空を飛ぶその為にやっと役に立つときが!
と嬉しくなったんだけどやっぱりそうなのか〜、と。
まあ、ポッドの言うようにペットではないからなあ。
でも、この夫婦さんの方がメインだよな、やっぱり。
メインっていうか、私はこの夫婦、
ポッドとホミリーの方 -
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床下の・野に出た・川を下るに続く第4冊目~スピラーの話していたリトルフォーダムは見物に来る人が色々なモノを落として借り暮らしには困らない。この模型の村は鉄道の元信号守が創ったもので,終列車に轢かれそうになったアライグマを助けて片足を失い,川沿いに小さな家と土地を貰ったのだが,信号守時代から暇を潰すための模型作りが本格化したもので,ポットと云う爺さんの仕事にミス・メスチンという女性が手助けをしていた。川の反対側には,不動産と葬儀屋を営むプラッター夫婦が,芝を綺麗に刈り込み,川辺の茶屋を開いていたが,向こう側の模型の村を真似て入場料を取っていた。アリエッティーは女性と話すようになり,女性も老人も気