林容吉のレビュー一覧

  • 床下の小人たち

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    ネタバレ

    面白く読んだ。
    ジブリの映画が頭にあって、なんとなく楽しい感じのお話かと思っていたけれど、床下の暮らしが窮屈そうで主人公が鬱屈した感じが、予想を裏切ってくれて良かった。家を出たくてしょうがないアリエッティが、家を追われることになる境遇においてなお、解放される喜びを口にするところが痛快に感じた。

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    2025年09月20日
  • 床下の小人たち

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    自分の家の床下に小人たちが住んでいたら…そんな想像をするだけでも楽しい。小人たちが借り物を工夫しながら家具や日用品に仕立てあげ、暮らしている様子が想像力を刺激される。
    子どもの頃であれば、きっと自分もアリエッティ達と友達になる想像を膨らまして、ワクワクどきどきしたに違いない。

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    2024年12月24日
  • 公園のメアリー・ポピンズ

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    この本は、メアリー・ポピンズがこれまでに三度バンクス家を訪れたあいだに起こった、前の三冊に書かれていない六つのお話を収めたものだそうです。

    メアリー・ポピンズといっしょに公園に出かけると、いつも不思議なことが起こります。
    猫の星に冒険の旅に出かけたり、一角獣と戦ったり。
    そして旅のあとはいつも、子どもたちの心が強くやさしくなれるようで、ほっとします。
    お話に出てくる公園番やお巡りさん、二匹の犬をつれたラークおばさんなど、その他のたくさんの人たちにも、読めば読むほど愛着がわいてきます。

    いつかまたこの物語の扉を開けて、子供の頃のこんな純粋な気持ちに戻れたらよいのになと思います。

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    2024年10月19日
  • とびらをあけるメアリー・ポピンズ

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    まさかの花火から出てきたメアリーに、ジェインとマイケルの嬉しそうなことといったら。

    _マイケルの胸の想いは、ソーダ水のなかの泡のようきわきあがってきて、とめようとしたときには、もうあふれでていました。「ああ、メアリー・ポピンズ、あなたがいないあいだは、ほんとにひどかった!」_

    けれど、メアリーの辛辣さといったらないんです。
    早々に荷物から巻尺を取り出し、マイケルをはかってみると… 「ますますわるい」

    _ねこねここねこ どこにいた?_
    「王さまを見たネコ」は
    マザーグースの ねこねここねこ がモチーフ。物知りをひけらかす王さまと、賢いねことのやり取りは一休さんのとんちみたい。

    おおみそか

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    2024年02月15日
  • 風にのってきたメアリー・ポピンズ

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    有名な児童書のひとつ。ある日突然やってきたメアリー・ポピンズは、意外とツンケンしていてぶっきらぼう。バンクスさん一家の乳母として働きはじめる。彼女の周りにはいつも不思議なことが巻き起こる。
    笑いガスという発想が良い。子どもが絶対に喜ぶシチュエーションだ。その後、何事もなかったように誤魔化して怒るメアリーと子どもたちの様子が面白い。「ぎろんしないほうがいいことを、ふたりとも、よく知っていたからです。」
    メアリーの扱い方を熟知しているあたり、子どもたちの方が上手だ。
    今さら読む作品だったが、楽しく読んで行くことができた。

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    2024年01月25日
  • 空をとぶ小人たち

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    ネタバレ

    続編の中ではこれが、示唆に富んでいておもしろいと感じた。
    「そのネズミも、しまいには逃げだして、なかまんとこへもどってったよ。…その虫が幸福だなどとは、まるっきり思ってもいなかったな。そのアブラムシは、腹をすかしたことなんぞはないんだ、だが、茶こしにしろなんにしろ、おりにはちがいないからな」
    人間と動物の関係、ペットについて考えさせられる。

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    2023年08月08日
  • 風にのってきたメアリー・ポピンズ

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    映画版はミュージカルだったそうだが、そのイメージで読むと、意表を突かれるかもしれない。
    意外と言ったら失礼なのだろうが、現実を忘れられる夢のようなファンタジーというよりは、ファンタジー要素すら、現実なのかもしれないと言わしめるような、超現実的なお話だと、私には思われた。

    桜町通り十七番地に住む、バンクス一家の子どもたち(ジェイン、マイケル、双子の赤ん坊ジョンとバーバラ)の世話をするためにやって来た、「メアリー・ポピンズ」だが、私の第一印象は「愛想の無い人」だった。

    まず、子どもたちの世話をするという、それは仕事としてお給料を貰うわけだから、子どもたちの前でも平気で、きつい顔や目を見せたり、

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    2023年06月16日
  • 床下の小人たち

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    アリエッティの原作だった気がする
    そもそも小人のモチーフも「借り暮らしのアリエッティ」自体も好きで、低学年のとき楽しく読んだ記憶がある

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    2023年01月20日
  • 床下の小人たち

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    ジブリ映画の原作になった本作、映画の内容は忘れてしまったけど、アリエッティと男の子のやりとりが可愛らしい。
    うまく床下で借り暮らしをしていた家族だけど、その家を追い出されてしまって、次の暮らし先を探すことに。このまま床下に暮らしていても、両親がいなくなった後のアリエッティのことを考えると、この決断がよかったのかなとも思う。

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    2022年09月01日
  • 風にのってきたメアリー・ポピンズ

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    メアリー・ポピンズ。
    私はこの本について、これまで「傘で空から降りてくる家庭教師」という知識しかなかった。
    今度ミュージカルを見る予定なので、予習のつもりで読んでみました(私はストーリーが頭に入っていないと舞台を楽しめないたちであると、最近気付いた)。

    メアリー・ポピンズに子どもたちがなついているということから、私はてっきり、メアリー・ポピンズってすごく優しい人なんだろうな~と思っていた。
    でもその認識は間違い!本を読む限り、メアリーは子どもたちが質問しても答えない、しらんぷり、ツンケンして冷たいような、イケズな印象を受ける。そして、自分が映ったショーウィンドウを見ているのが大好きな自惚れ屋

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    2022年03月28日
  • 床下の小人たち

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    床下に小人たちがいるかもしれない、という思いを与えてくれるファンタジーです。映画の借りぐらしのアリエッティと大まかなストーリーは同じですが、映画よりも小人たちの生活が鮮明に描かれており、自分も小人たちに会ってみたいという気になります。続編もあるので、これからの展開もとても気になります。

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    2021年12月14日
  • 床下の小人たち

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    小学生の時に愛読してました。懐かしかった。
    小人の話が好きなので、床下シリーズと日本のコロポックルシリーズ、好きです。

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    2021年06月04日
  • 床下の小人たち

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    猫丸(nyancomaru)さんに、借りぐらしのアリエッティの原作だと教えてもらい、読んでみました。表紙の絵が、とても可愛い。
    前半までは、個人名詞がこんぐらがって、話の流れにのるのに、少しかかりましたが、読み進んでいくうちに、小人たちのリアルな生活ぶりや、男の子との交流、そして、男の子のおかげで宝物があらわれる、黄金時代など、面白くなってきますが、とうとう人間の料理人のドライヴァおばさんに、発覚され、小人の一家は、それまで安全に暮らしていた屋敷から、出て行くことになります。そのシーンに、ドキドキハラハラしました。
    アリエッティの性格が、冒険心があって、チャーミングで、好きです。

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    2020年11月10日
  • 風にのってきたメアリー・ポピンズ

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    メアリー・ポピンズの名前だけは知っていたけど、こんなにクセの強い人だったのかと、びっくり。
    児童書なので、もっとフワフワしたメルヘンチックなキャラだと想像していたので、良い意味で裏切られた。

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    2020年11月08日
  • 床下の小人たち

    購入済み

    大人になって読んでも、面白い。

    昔々、ずっと昔、子供の頃に、ドキドキしながら、読んだっけ。
    ジブリの「借り暮らしのアリエッティ」を、みたら、急に読みたくなって、購入。
    大人になって読んでも、充分面白い。ドキドキしながら、読みました。良い本は、どんなに年月がたっても、色あせないのですね。
    野に出て、川を下って、空を飛んで、新しい家へ。また、子供の頃に、戻った気持ちで、ドキドキしながら、読んでみます。

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    2020年08月09日
  • 風にのってきたメアリー・ポピンズ

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    85年も前に出版された本!小学生のときに読んだかな…とあまり記憶に残ってなかったけど、途中まで読んで思い出しました。赤ちゃんが鳥の話や風の声がわかるんだと、でも成長に従い忘れるって話、ずっと覚えてました。どこで読んだのか…わたしもそうだったりして…なぁんて考えてました、小学生時代(笑)いま読むと、ちょっと意地悪だなぁ親切にしてやってよメアリーポピンズ…と思いますが、なかなか沁みるお話かも☆続編も楽しみです☆

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    2019年11月12日
  • とびらをあけるメアリー・ポピンズ

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    不思議な話が詰まっていて楽しかった。
    メアリー・ポピンズは、「本当になったおとぎ話」なのか。不思議な世界を生きている人。

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    2019年06月14日
  • 床下の小人たち

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    ちょっと小人について調べてみました。

    アリエッティをそういえば映画館で見たな、と思い出したんですが、結末が全然思い出せず。こんな結末だったかな、という感じだったので、よくよく楽しめたということです。

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    2017年11月08日
  • 床下の小人たち

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    The Borrowers(1952) Mary Norton

    「借り暮らしのアリエッティ」の名で知られる作品。
    Arriettyが広く、壮大な外の世界にあこがれる気持ちと、
    Podの外の世界への危惧、残酷な現実感がよく表現されている。
    この物語の締めくくり方が特に良かった。

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    2015年04月04日
  • 風にのってきたメアリー・ポピンズ

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    バンクス家に子供たちの世話をするためにやってきたメアリー・ポピンズ。つっけんどんな態度なのに、ジェインとマイケルはメアリーが大好き。そしてメアリーの周りには、いつも不思議なことが起こる。

    有名な童話だが、初めて読んだ。風に乗ってこうもり傘で降りてくる映画のシーンは、観ていなくても目に焼き付いている。ごく身近なスケールで起こる魔法が楽しい。

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    2021年10月03日