高山恵子のレビュー一覧
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P6の実行機能のチェックは本人の自覚を促せそう。
子どもの実行機能も変化していくので、ときどき実行機能をチェックする。
---以下、メモ---
・ADHDもASDも実行機能の弱さがある(苦手な領域が異なることがある)。
・診断名から考えるのではなく、苦手なことがなにかを理解すること。うまくいく方法はなにかを考え、日常生活で困らないようにして、やがて自立するのが目的。
・子育ての空回り感
子供の気持ちや能力が準備できていないことがある。言葉がけ、タイミングを考えてみる。
自立させようとする時期が早すぎないか?親の焦りが子どものやる気を抑えることも。
・実行機能が強い親×弱い子ども
見守 -
Posted by ブクログ
・絵も文字もうるさくないところがいい。
・各項目について、理由、目指す状態、やり方などが短い言葉でまとまってるのがいい。
・淡々としているけど冷たくない。親に対しても子供に対しても、責めたり無理に頑張らせようとする空気がなく安心して読める。
・具体的な対策方法はないが、自分がいる位置や向いている方向が間違っていないか確認するためつかえそうな本
---以下、メモ---
▪️自立力をつけるために必要なもの
・体の発達…基礎的な体力。性的発達も含む。睡眠、食事、運動が重要。
・心の発達…実行機能とメタ認知。自分の感情やストレスなどを理解し、問題をとらえ、対処できること
・社会的機能の獲得…学校 -
Posted by ブクログ
インクルーシブ教育の必要性を再認識した。
その一方、まだまだ現場は、特別支援教育と通常学級とを区別する個別支援教育を行なっている。自分もその一員として、交流学級に来る特別支援学級の児童の児童に難しさを感じている。
真面目に勉強する児童の迷惑になる行為があるのも事実である。
ただ、筆者の主張するインクルーシブ教育の必要性も理解できる。
特別支援学級の児童であっても、通常学級のみんなとともに活動することで、通常学級の児童にプラスになることもあり、特別支援学級の児童の成長につながるからだ。
日本の教育における課題点の一つとして、しばらくは解決しないであろう。 -
Posted by ブクログ
やっと読んだ。著者がえじそん高山さんなので本書に出てくる事例はADHD寄りのものが多いが、仕事をする上で押さえておくべきルールやマナー、働くとはどういうことか、組織での仕事の心得など、多くの方にとって参考になるのではと思う。文章もわかりやすく読みやすかった。
最近は成人向けの実用的な本(単なる手記とかでなく)も多く出ているので、本書を入り口としてより自分に合った情報やハウツーを知り、“私の取り扱い説明書“を自分に合わせてカスタマイズしていくのがよいかもしれない。社会、とくに仕事をすることについて課題を持つ成人当事者の入門編として適切な一冊だと思う。