【感想・ネタバレ】発達障害の子どもの実行機能を伸ばす本 自立に向けて今できることのレビュー

あらすじ

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【ひとりでできない子ども‥‥
どうやって自立させるか、悩んでいませんか。】

子どもの自立を考えるなら、まず実行機能のメカニズムを理解し、
伸ばすことをおすすめします。
自立のためには、親以外の人に助けやアドバイスを求める
相談力なども必要ですが、
なにより、実行機能は自立のための大切な機能です。

本書では実行機能を伸ばすためのサポート法をまとめています。
実行機能のサポートは、その子の特性に合わせて、やる気のスイッチが
入るようにしましょう。診断名はないけれど、ひとりでできるか心配、
という子どものサポートにも活用できる内容です。
また、がんばってサポートしているのにうまくいかない、
お互いストレスになっているという状況を「相性」から考えてみました。

実行機能の相性をみて、サポートに活かそうという新しい考え方です。
子どもの特性に合ったサポートをして実行機能を伸ばすとことで、
子どもが自分に自信がもち、自己決定ができ、自立していく
一助になるはずです。

【実行機能とは】
最後までなにかをやりとげるために必要な機能です。
計画を立て、やる気を起こし、集中したり、適宜休んだりして、
ものごとを完了させるための、脳の司令システムです。

【内容構成】
1 実行機能とはなにか
2 子どもとの実行機能の相性をみる
3 実行機能を伸ばすサポートを
4 自立に向けて準備していく
5 要素別・相性別/伸ばし方ヒント
アドバイス セルフ・メンテナンスをしよう

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Posted by ブクログ

P6の実行機能のチェックは本人の自覚を促せそう。
子どもの実行機能も変化していくので、ときどき実行機能をチェックする。


---以下、メモ---

・ADHDもASDも実行機能の弱さがある(苦手な領域が異なることがある)。
・診断名から考えるのではなく、苦手なことがなにかを理解すること。うまくいく方法はなにかを考え、日常生活で困らないようにして、やがて自立するのが目的。

・子育ての空回り感
子供の気持ちや能力が準備できていないことがある。言葉がけ、タイミングを考えてみる。
自立させようとする時期が早すぎないか?親の焦りが子どものやる気を抑えることも。

・実行機能が強い親×弱い子ども
見守りが監視になって子どもの息が詰まることも。
できないことを想像。本人がやりやすいように。怠けているわけではない。本人も困っている。

・サポートはゆるやかに引き算していく
・サポーターの移行
親のサポート↓親以外のサポート↑
本人からは離れていかない(発達障害のある子は自分から巣立っていこうとすることが少ない)。親が、親以外のサポーターを増やす準備を。

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2023年12月31日

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