永井路子のレビュー一覧

  • 流星 お市の方(下)

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    戦国の武家の女たちが、外交要素を持ち実家と婚家のつながりを保ちつつ興隆を図る…とする筆者の主張を、主人公お市の方は全く果たしていなかった。
    連絡方法は取り上げられ、なすすべもない。特に実家から助が入ることもない。
    閨外交ですら思うままには進んでいないし、群雄割拠するあの時代の趨勢を見極めようという意思も感じられない。
    彼女より姉のお犬のほうが面白かったかもしれない。

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    2017年06月13日
  • 歴史をさわがせた女たち 日本篇

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    ネタバレ

    歴史をさわがせた女たち

    飛鳥奈良平安という私の好きな時代の歴史小説を普通の本屋で見つけるのは難しく、古本屋さんの方が魅かれるものが売ってたりします。
    なので古本屋さんを見かけるとついつい店内に入ってしまうのですが、そこで必ずと言っていいほど見かけるのが本書。
    なぜこの本だけこんなに世の中に出回っているの?しかも古本市場だけに。

    とはいえ、初心者用っぽく感じたし、古い本だから読まずにいたけど、これだけいつも見かけると気になるのでとうとう購入してしまいました。。

    歴史小説家永井路子さんの歴史エッセイです。
    どの章もさらりと読めて楽しめましたが、その中で静御前と神功皇后の章が印象に残りました。

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    2014年12月26日
  • 執念の家譜

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    「執念の家譜」…鎌倉時代・三浦光村目線による三浦氏の話
    「裾野」…曽我兄弟の話
    「信貴山落日」…松永久秀の話
    「群猿図」…長谷川等伯の話
    「裏切りしは誰ぞ」…小早川秀秋の話
    「関ヶ原別記」…宮部長煕と田中吉政の話
    「刺客」…山口重信の話

    「執念の家譜」では、三浦光村の妹・時子(という名で登場する)が、大江季光に嫁いでいるので、台詞はないものの大江季光の名前が登場する。

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    2014年05月18日
  • 女帝の歴史を裏返す

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    勉強になっておもしろかった。
    ただ江戸時代の女帝が薄かったかなぁ…。
    蘇我氏女帝説はなかなか説得的でおもしろい。

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    2013年07月07日
  • 岩倉具視 言葉の皮を剥きながら

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    読んだけど話が記憶に残らない!
    朝廷内の資料も元に怪物岩倉具視を
    丸裸に暴いてくれたんだとおもうのですが
    読みづらい!   2013.6.8

    2018.11.11 再読中
    あれ、知識が増えてるからか
    スラスラ入る!

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    2018年11月13日
  • 美貌の女帝

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    ネタバレ

    持統天皇の孫、氷高皇女のお話。
    スポットライトを当てる人物は永井路子らしく、いいところをついてるなぁ、と思います。
    生まれ、天皇となり譲位し、聖武天皇の補佐をするまでの一生。

    氷高皇女は静謐な美しく芯のある女性としてかかれています。
    個人的にはぱっとするところがあまりない気がするのですが、傍観者としての役割を果たしているのだと思えばその静かさもすんなりと受け入れられます。
    私はサイドの人物、特に藤原不比等と聖武帝がとても好きになりました。
    不比等は陰険であまり好ましくないような書かれ方をしているのですが、晩年に至るにつれて人間味のある人なんだなぁ、と思うと人の儚い悲しみを感じます。
    聖武帝も

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    2013年01月23日
  • 美貌の女帝

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    大好きな永井路子作品。
    今回の主役は氷高皇女。
    日本史上唯一の未婚の天皇。
    女性として 皇女として 天皇として
    一族の長として
    政治と戦いながらのお話しに引きづり込まれたが、後半はちょっと大雑把になったような…

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    2013年01月20日
  • 乱紋(上)

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    大きな文字の新装版、っていってるだけあって、読みやすくていい。浅井3姉妹の末妹を書いたお話で、姉妹仲がすごく悪いのがちょっと珍しい気がする。

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    2012年12月07日
  • 平家物語の女性たち

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    長らく『平家物語』を食わず嫌いしてきた。
    相変わらず『平家』そのものは読めていないが、こういう入門書?を手に取ろうと思っただけでも、進歩かもしれない(笑)。
    大河ドラマのおかげもあって、盛盛いっぱいの平家の公達も、ようやく何人かは「固体識別」ができるようになった。
    しかし、それでも、全ての人物を頭に入れるのは難しい。
    女性の人物を視点にしていることで、多少なりともとっつきやすいだろうか・・・。

    一族の滅亡に直面した人々の苦しみは、本書からも垣間見ることができた。
    筆者は、特に二位の尼(平時子)に思いいれが深いようだ。
    そして、建礼門院には、少し厳しい。
    その基準は、死に対する覚悟の深さのよう

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    2012年12月24日
  • 平家物語の女性たち

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    私にとって、平家物語はあはれの文学である。
    それは、源氏物語のあはれとは少し違う。

    自分の意思に関わらず、明らかに傾きつつある時代の、大きな渦に巻き込まれていった多くの人達の、時に栄華を、そして遂には偏に風の前の塵に同じ、、、を。

    けれど、やはり男側から見る平家物語は軍記物としての色合いの方が強い。
    その男たちの陰に隠れた、多くを語らない女達にスポットを当て、筆者独自の視点から見た平家物語がここにはある。


    とりわけ私は時子(清盛の妻)が好きだ。

    肝の据わった、覚悟ある人物は男であれ女であれ、傍から見ても気持ちが良い。

    壇ノ浦の場面の、神器と安徳帝を抱いて入水する彼女の姿には息を

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    2013年01月13日
  • 流星 お市の方(上)

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    ネタバレ

    お市の方は,織田信秀の十二男七女の中の一人,信長の異腹の妹である。自由で型破りなことが好きな信秀は,この風変わりな娘を特に愛した。当時,信秀の家格はさして高くない。そのころ尾張に勢力があった織田と言う家の家来である。もともと尾張の守護として入国してきたのは斯波氏で,織田はその被官に過ぎない。が,室町時代の末になると,斯波氏はすっかり衰え,織田がむしろ主人顔をしはじめた。その織田もその頃は分裂し,片や岩倉に城を構え本家を名乗れば,一方は清洲に拠って守護代となり,その城下に守護館を作って斯波氏を手元に引き付けておき,大義名分はこちらにあると宣伝する,といった状態である。信秀はこの清洲織田家の三奉行

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    2012年02月08日
  • 乱紋(下)

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    天がめぐろうとしている。権力をほしいままにした秀吉の立場に影がさしはじめた。

    そんな折、おごうは三度目の花嫁となった。
    嫁ぎ先は、徳川家康の嫡子、二代将軍となる秀忠―。

    秀吉の死、関ケ原の戦いと歴史の大きな転換期に到達した時、お茶々とおごうは、姉妹で日本を真っ二つに分けて対決する両陣営の頂点にいた...


    率直な感想は決して面白くない訳ではないですが、「おごうの生涯を描く」という紹介から歴史に忠実に事細かく(上と下があったので)書かれているかと思っていたのですが、そういった意味では期待はずれでした(;^_^A

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    2011年12月13日
  • 乱紋(上)

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    織田信長の妹・お市と近江の雄・浅井長政の間には三姉妹がいた。

    長女・お茶々は、秀吉の側室として権力をふるった後の淀君。次女・お初は京極高次の妻となり、大坂の陣で微妙な役割を演じる。

    そして、最も地味でぼんやりしていた三女・おごう。
    彼女には、実に波乱に満ちた運命が待っていた...

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    2011年12月13日
  • 平家物語の女性たち

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    祇王・祇女、仏御前、横笛、千手前、二后、健礼門院、二位尼……
    『平家物語』に登場してくる、名脇役から主役級までの女性たちについて、小説家・永井路子が解説してくれています。
    作中の女性たちの実在不在がどうなのか、また彼女たちの言動が虚実どちらなのかは問題にせず、「なぜその役割を担わされて作品に登場してきたのか」を検証していることがおもしろい。と思うのです。

    横笛や千手前の物語は河村恵利さんのプリンセスコミックス「歴史ロマン」シリーズでも楽しみました。
    『平家物語』のリズム感が好きで、機会があれば音読したりさせたりするのですが、物語の展開上、女性の描かれ方はあまり好きではなかったのです。地に足つ

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    2011年10月29日
  • 乱紋(上)

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    昼行灯とナンバー2を描いたら著者の右に出る者はいないと思う。こちらが実像に近いように感じます。大河は月9だと思って観ればそれなりに面白い。

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    2011年10月29日
  • 乱紋(下)

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    上巻のほうがおもしろかったかなー
    でも大河よりとてもおもしろかった( ´ ▽ ` )
    この作家さん他にも読んでみたい。

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    2011年08月10日
  • 乱紋(下)

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    天がめぐろうとしている。権力をほしいままにした秀吉の立場に影がさしはじめた。そんな折、おごうは三度目の花嫁となった。嫁ぎ先は、徳川家康の嫡子、二代将軍となる秀忠―。秀吉の死、関ケ原の戦いと歴史の大きな転換期に到達した時、お茶々とおごうは、姉妹で日本を真っ二つに分けて対決する両陣営の頂点にいた。

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    2011年05月19日
  • 乱紋(下)

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    『「江」の生涯を描いた決定版』と平積みされていた。
    大河の便乗かとみれば永井路子さんだった。
    ということは、もしかしたら読んだことがあるかな、と思いつつ、全く内容を覚えていなかったので購入。まぁハヤリだしね。

    永井路子の歴史小説は高校生の頃にほとんど読んだと思う。
    自分の日本史好きは彼女の小説から始まった。

    久しぶりに読んだら、高校生の時とは受け止め方は違っていたけどやっぱり面白かった。

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    2011年05月08日
  • 岩倉具視 言葉の皮を剥きながら

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    想像と違った内容だった。岩倉具視という題名だが、幕末の歴史観が書かれた本だ。小説というよりエッセー。作者の歴史観をどうこう言うつもりはない。岩倉具視という題名がいけないのだ。ちょっと残念。岩倉具視。500円札。懐かしいね。

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    2011年05月03日
  • 岩倉具視 言葉の皮を剥きながら

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    岩倉卿の題名の仮面の下、著者の幕末における歴史観を語っているだけのような気がして岩倉卿の物語を読みたい人向けではなかった。
    維新後の話もほとんど触れられていない。

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    2011年04月03日