永井路子のレビュー一覧

  • 乱紋(下)

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    天がめぐろうとしている。権力をほしいままにした秀吉の立場に影がさしはじめた。

    そんな折、おごうは三度目の花嫁となった。
    嫁ぎ先は、徳川家康の嫡子、二代将軍となる秀忠―。

    秀吉の死、関ケ原の戦いと歴史の大きな転換期に到達した時、お茶々とおごうは、姉妹で日本を真っ二つに分けて対決する両陣営の頂点にいた...


    率直な感想は決して面白くない訳ではないですが、「おごうの生涯を描く」という紹介から歴史に忠実に事細かく(上と下があったので)書かれているかと思っていたのですが、そういった意味では期待はずれでした(;^_^A

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    2011年12月13日
  • 乱紋(上)

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    織田信長の妹・お市と近江の雄・浅井長政の間には三姉妹がいた。

    長女・お茶々は、秀吉の側室として権力をふるった後の淀君。次女・お初は京極高次の妻となり、大坂の陣で微妙な役割を演じる。

    そして、最も地味でぼんやりしていた三女・おごう。
    彼女には、実に波乱に満ちた運命が待っていた...

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    2011年12月13日
  • 平家物語の女性たち

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    祇王・祇女、仏御前、横笛、千手前、二后、健礼門院、二位尼……
    『平家物語』に登場してくる、名脇役から主役級までの女性たちについて、小説家・永井路子が解説してくれています。
    作中の女性たちの実在不在がどうなのか、また彼女たちの言動が虚実どちらなのかは問題にせず、「なぜその役割を担わされて作品に登場してきたのか」を検証していることがおもしろい。と思うのです。

    横笛や千手前の物語は河村恵利さんのプリンセスコミックス「歴史ロマン」シリーズでも楽しみました。
    『平家物語』のリズム感が好きで、機会があれば音読したりさせたりするのですが、物語の展開上、女性の描かれ方はあまり好きではなかったのです。地に足つ

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    2011年10月29日
  • 乱紋(上)

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    昼行灯とナンバー2を描いたら著者の右に出る者はいないと思う。こちらが実像に近いように感じます。大河は月9だと思って観ればそれなりに面白い。

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    2011年10月29日
  • 乱紋(下)

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    上巻のほうがおもしろかったかなー
    でも大河よりとてもおもしろかった( ´ ▽ ` )
    この作家さん他にも読んでみたい。

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    2011年08月10日
  • 乱紋(下)

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    天がめぐろうとしている。権力をほしいままにした秀吉の立場に影がさしはじめた。そんな折、おごうは三度目の花嫁となった。嫁ぎ先は、徳川家康の嫡子、二代将軍となる秀忠―。秀吉の死、関ケ原の戦いと歴史の大きな転換期に到達した時、お茶々とおごうは、姉妹で日本を真っ二つに分けて対決する両陣営の頂点にいた。

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    2011年05月19日
  • 乱紋(下)

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    『「江」の生涯を描いた決定版』と平積みされていた。
    大河の便乗かとみれば永井路子さんだった。
    ということは、もしかしたら読んだことがあるかな、と思いつつ、全く内容を覚えていなかったので購入。まぁハヤリだしね。

    永井路子の歴史小説は高校生の頃にほとんど読んだと思う。
    自分の日本史好きは彼女の小説から始まった。

    久しぶりに読んだら、高校生の時とは受け止め方は違っていたけどやっぱり面白かった。

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    2011年05月08日
  • 岩倉具視 言葉の皮を剥きながら

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    想像と違った内容だった。岩倉具視という題名だが、幕末の歴史観が書かれた本だ。小説というよりエッセー。作者の歴史観をどうこう言うつもりはない。岩倉具視という題名がいけないのだ。ちょっと残念。岩倉具視。500円札。懐かしいね。

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    2011年05月03日
  • 岩倉具視 言葉の皮を剥きながら

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    岩倉卿の題名の仮面の下、著者の幕末における歴史観を語っているだけのような気がして岩倉卿の物語を読みたい人向けではなかった。
    維新後の話もほとんど触れられていない。

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    2011年04月03日
  • 乱紋(下)

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    ネタバレ

     お江を中心に話は進んでいくものの、お江が何か積極的に動いたり、苦悩したりするわけではない。ハラハラしているのはいつも侍女で、最初から最後まで傍目には「どんくさい」女性、何を考えているのかわからない人、むしろ「考えたことがあるの?」という印象が残った。
     周囲の環境だけがめまぐるしく変わっていく(豊臣政権→徳川政権への時代の変化、3度に渡る婚姻)が、全てに抗うことなく受け入れることで、最終的には栄達に達したお江。
     運命に抗って生きることより、運命を受け入れて、ありのままに生きていくことへの道を示したのだと思う。
     (よく言えばそうなるが、悪く言えば、ただ運が良かったどんくさい人、という印象が

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    2011年02月19日
  • 乱紋(下)

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    ネタバレ

    結局、ごうの侍女目線のお話でした(笑

    戦国時代、、時代に翻弄されて今の私達に置き換えて考えられないような人生を送った江、、、
    自分を捨てずに生き抜くために自然と身にまとった性格(って言うんでしょうか?)
    長年傍にいる侍女おちかの平凡な目線がおもしろかったですね。

    でも、、、一体ちくぜんって何者だったんでしょう?(笑

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    2016年05月25日
  • 乱紋(上)

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    旬ですよね(笑
    大河ドラマ「お江」が始まりましたので、読んでみました。
    大河ドラマと内容が違ってるので、、どっちが史実に基づいてるんだろう?と楽しみながら読みました。

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    2011年01月27日
  • 乱紋(上)

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    江の生涯を知りたくて読み始めた。大河ドラマとどう描き方が違うのか興味がある。
    最初は段落の切れ目がなくて、だらだら書かれているように感じながら読み進めたが、後半から面白くなってきた。江の人間像は実際どうだったのか本当に興味深い。ぼーっとした中に強さとひたむきさを持った江がどうなるのか〈下〉を読みたい。
    大河ドラマとはまったく違う。大河はいやらしいほど作者の創作だとしか思えない。「そんなことないだろう…」というようなエピソードが多すぎる。

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    2011年04月25日
  • 流星 お市の方(上)

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    女性の心理描写がメインの戦国は始めて読んだので新鮮でした。
    戦国時代の女性の生き様が感じられて面白かった。
    織田と浅井の狭間でどちらにもなりきれず苦悶し、愛していても感情のままだけでは長政と向き合えないお市がせつない。
    ただ、ところどころ挟まるカタカナ混じりの説明が雰囲気ぶち壊しで果てしなく微妙。
    感情移入して読んでただけに…

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    2011年01月14日
  • 乱紋(下)

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    浅井三姉妹(茶々、初、江)の江メインの話。
    自分の人生を切り開く茶々と、自分に与えられた道を進む江。その対照的な人生を作者独自の目線で展開した小説。

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    2011年03月29日
  • 乱紋(下)

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    浅井三姉妹の仲は決して良いわけではなかった。

    それを前提に江姫の侍女である おちか を主人公として物語は進んでゆきます。

    結果として、骨肉の争いに至らんばかりの渦巻く煩悩に振り回されるおちかのストーリーにドロドロ感を否めない内容となっていますが、逆にリアリティさはヒシヒシと伝わってきます。

    この小説は江姫をメインで描いているものではありません。

    が、浅井三姉妹の茶々、お初、そして江姫のそれぞれの人生のなかで、江姫を中心に彼女たちの周りで起こった出来事を深く理解することができました。

    また、永井路子さんが独自の視点で展開をする、

     『歴史のたられば推論』

    には、思わず目を見張るもの

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    2012年05月08日
  • 流星 お市の方(上)

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    信長の妹、お市の方の物語。
    お市の視点から見た歴史物…と思いきや、どちらかというと、歴史解説(解釈?)の部分を多く感じた。
    例えで、当時の武士同士の関係を現代のサラリーマンに置き換えたり…。小説の世界にどっぷりハマりたい私にとってはちょっと興ざめしてしまった。

    この作者の解説本として読めばよかったのだろうけど、ちょっと、世界に入れずところどころ読み飛ばしながら(戦とか)になってしまった。

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    2010年12月25日
  • 歴史をさわがせた女たち 外国篇

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    日本編を読んだので、外国編も。
    スケールが違うな、なんかw いや本当に、政治家的な女性が多い気がしました。

    ただ、神話はそれはそれで分けていただけたほうがおもしろかったかも。好きだけど、神話も。

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    2009年10月04日
  • 歴史をさわがせた女たち 日本篇

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    すいすい読めた。
    もっとひとつひとつが長くて詳しく書いてあった方がもっとよかったなー。

    次はこの人の歴史小説を読んでみようと思います。

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    2009年10月04日
  • 歴史をさわがせた女たち 外国篇

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    ルクレツィア・ボルジアが載っていたのがうれしかった。あとカテリーナ・スフォルツァも。
    でもちょっと勉強不足!とも感じた。

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    2009年10月04日