アラン・ピーズのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ同じ考え方に六回接すると、脳は新しい考え方を受け入れるようになり、やがて心の奥までその考え方が浸透していく。
「望むこと」だけを考え、「望まないこと」は考えないように、くれぐれも申し上げておきたい。
まずは「何を」したいのかだけを考える。人生で自分の望みをかなえることができないのは、たいていの人の場合、どうすればそれをかなえられるのかに気を取られてしまうからだ。
成功するコツは、とにかく始めること。
目標リストを「つねに読み返す」
目標を心に決めると、それに関係する情報が次々に目や耳に入り、くわしいことを知ることができるようになる。
生活をシンプルにして、いろいろなものを -
Posted by ブクログ
だからセックスのとき、女が「イッた」振りをしてもばれないのだ。
このフレーズが全てを物語っていると感じた。
男女の違いは構造的なものであり、理解しようとする努力は必要ではあるが、相手とそもそも違うという認識を持っていなければ理解できるはずもない。
テストステロンの働きによって変わるのだから、男らしさ・女らしさという固定観念で一括りにしてはいけない。
この本を読んで、アクセンチュアでのDEI見直しを思い出した。一部の社員、特に男性社員の間で「違和感」や不公平感を生んでいる側面があったらしい。
性別で差別することは許されないが、会社である以上は透明性のある評価であって欲しいと思う。適正に合わせ -
Posted by ブクログ
1999年初版刊行。
「男脳と女脳の違い」をテーマに書かれた本。
世界的に売れた有名な本。
男は探し物を見つけるのが下手で、相手の話をただ聞くことができない。
女は縦列駐車が下手で、感情抜きに議論することができない。
男は、力と達成とセックスを求める。
女は、関係と安定と愛を求める。
このような男と女の違いを挙げればきりがないが、違いを生み出すのは育てられ方や社会条件ではなく、脳の構造の違いである。
例えば、話をしている時の脳の状態を見てみると、言男はもっぱら左脳を、女は左右両方を使っている。
だから、男から見れば女が直感や感情で話しているように思える。
また、女は話す時に特定の脳の領 -
Posted by ブクログ
ネタバレこの本を読んで一番強く感じたのは、「男と女は違って当たり前」ということの科学的な裏付けが、とにかく膨大かつ説得力がある点です。読んでいると、これまで「どうして?」とイライラしていた異性の言動に、「ああ、そういうことだったのか」と腑に落ちることが何度もありました。
現代社会は「男女平等」が大前提で、「能力に差はない」とされているけれど、それでも私たちの行動の裏側には、太古から受け継いできた脳やホルモンの構造がしっかりと根を張っているのだと実感しました。まさに、地図が読めないのも、話を聞かないのも、ただの性格や努力不足ではなく「進化の必然」だったんですね。
たとえば、男性は一度にひとつのことに -
Posted by ブクログ
右脳と左脳、男女のホルモンの差による行動や考え方の違い等に関しては、色々な本が出ているし、どれも少し極端に書くことで面白さを際立たせているが、だからといってつい頷いてしまう自分に気付き、飽きることはない。
自分だけが特別なのではないことを知るだけでも有難いものだ。
最近は特にLGBTQへの差別廃止に向けての取り組みが盛んだが、妊娠初期に男性ホルモンであるテストステロンの分泌が異常の場合、性的指向も変わる傾向があると言う。また遺伝子による形質の遺伝や一定割合で起こる染色体の異常でも発生する割合が高くなると言う。
精神論でそれが変わるものではないことは、為政者にも理解してもらう必要があるな。