林信吾のレビュー一覧

  • ジパング大乱 伊達・上杉決起す!

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    まだ大筋は実際の歴史通りなので、ちょっと肩すかしな感じでした。
    なんか、1 冊まるまる使ってオープニングを書きました的な。
    続きが順調に出版されて、歴史からどのように外れていくかが楽しみというか、本当に、これだけにならないことを願います。(^^;

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    2015年06月20日
  • 大日本「健康」帝国

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    行き過ぎた健康管理を強いる今の健康行政を戦前の大本営と皮肉ってのネーミング。メタボ、メタボと騒ぎ立てる厚生労働省を痛烈に批判し、適度の喫煙であれば寧ろ健康には悪くもないとまで言い放っている。また、「セルフメディケーション」と称して少しずつ自己責任が国民に課されようとしている事実についても、決して看過できないと訴える。

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    2012年08月05日
  • ネオ階級社会はここから始まった

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    ネタバレ

    日本は明治維新以来、富国強兵の旗の下、日清戦争、日露戦争と勝利し、国際的な列強に連なる事に成功した。その後、太平洋戦争での敗北を経て焼け野原の復興。
    1949年にIMFに加入し、1ドル360円の固定相場となった。1971年8月15日ドルショックが日本を襲う。その1ヶ月前にはニクソンショックがあり、日本の米国に対する感情が変わるきっかけだったのではないだろうか。
    さらに1973年にオイルショックがあり、本来ならばここで所謂日本式システムの見直しをするべきだったが、そのままずるずると続いてしまった。
    1980年代には、パックスジャパーナに盛り上がったが、所詮バブルの夢に終わった。
    1970年代には

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    2011年09月24日
  • しのびよるネオ階級社会

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    [ 内容 ]
    いま、日本社会に格差と不平等が広がりつつある。
    「アメリカ型の競争社会を」という掛け声のもと、実際に進んでいるのは「イギリス型の階級社会化」だ。
    世代を超えて経済格差が継承されるだけでなく、意欲や希望といった内面までも生まれ育ちで規定され、たがいに交わらぬ「別世界」に人びとが生きる社会…。
    一〇年にわたる在英生活で階級社会をつぶさにみた著者が、日本の“ネオ階級社会化”に鋭く警鐘を鳴らす。

    [ 目次 ]
    第1章 あなたが知らない階級社会
    第2章 総中流からネオ階級社会へ
    第3章 格差の個人史
    第4章 つぶさに見た階級社会
    第5章 あえて階級社会を擁護する
    第6章 ネオ階級社会へと

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    2011年05月28日
  • 昔、革命的だったお父さんたちへ

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    [ 内容 ]
    日本の戦後史のなかで、団塊の世代は大きな役割を演じてきました。
    六〇年代の政治の季節では理想に燃えて行動し、八〇年代には働き盛りとしてバブルの現場を駆け回り、そしていま、大量定年を迎え高齢化社会を現出させようとしている。
    しかし、このままでいいのか?
    いまの日本社会は、かつての理想からあまりにかけ離れてはいないか?年金持ち逃げと言われるか、有終の美を飾るか。
    いま改めて、団塊のお父さんたちに挑発とエールを送る。

    [ 目次 ]
    序章 父よ、あなたは「革命的」だった
    第1章 団塊世代、かく戦えり-戦後日本と新左翼運動(団塊前史 新左翼運動の多様化 『いちご白書』でオシマイですか?)

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    2011年05月28日
  • イギリス型〈豊かさ〉の真実

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     イギリスが必ずしもいいことばかりではない、けれど、日本のようにセーフティネットがきちんとしていないのはやはり不安。

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    2010年10月16日
  • しのびよるネオ階級社会

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    改めて述べるまでもないが、
    近年、わが国の社会構造の変革は激しい。

    いわゆる『勝ち組負け組』の
    二極化構造がいよいよ顕在化され、
    後者に至っては、数も増え、
    前後の差も開き、それが常態化することで、
    『希望格差社会』とも『下流社会』指摘され、
    そんな本を書く人は人を不安な気持ちにした挙句、
    印税収入で『勝ち組』になるという、
    実に嫌味な時代風潮となっている。

    みんな言われなくとも分かっているのに、
    わざわざそんな嫌な社会について書く人は、
    新聞社の人間も含め、本人は安全な立場に守られ、
    そのくせ本気で心配しているような口ぶりで
    書いているところが本当に厭らしい。

    そんな中また1冊の本を見

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    2010年04月15日
  • ニッポン不公正社会

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    この本も購入してから長らく積ん読してあった一冊。斎藤氏の主張は、他の著作でおおよそ分かるが、林氏の本は読んだことがなかった。

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    2011年08月03日
  • イギリス型〈豊かさ〉の真実

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    医療費がただ。学費も公立ならば大学もただの国 イギリス どういう経緯で高負担高福祉の国になったのか。それ対して日本はどうなのか。低負担低福祉でよいのか。国民が安心して老後も生活できると考えるイギリスと年金不払いや国民皆保険の破綻が心配される日本も見習わなければならない点が多いとされている。しかし、それには消費税の引き上げは必要とされる。

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    2009年10月04日
  • ニッポン不公正社会

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     「日本社会が目指しているのはアメリカ社会の一部になるということ」というのは納得。そのアメリカ社会の基本原理は新自由主義であり、それは社会ダーウィニズムと同義だというのもうなづける。対談形式のこの本が一貫してテーマとしているのが、不公正な競争原理に支配された格差社会であり、それはイギリスのようなストレートな階級社会よりも問題があるということ。そして現在の格差社会が進むと日本も再び階層分化が進み、イギリス的な階級社会になるだろうと指摘する。
     「ジャーナリストは権力に逆らうことをもってアイデンティティがある」という斎藤氏のジャーナリストとしての著作を今度は読んでみたい。「わかりやすさ」が第一の価

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    2009年10月04日
  • しのびよるネオ階級社会

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    斜め後ろからケンカを売るような語り口が癇に障るものの、内容自体は納得できる。
    でもなあ。スタートラインが違うまま競争にかりだされている子は現代日本にもいっぱいいるよ。ジェンダーに無頓着なのも残念。

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    2011年05月09日
  • しのびよるネオ階級社会

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    例えばイギリスのフットボールに憧れる。生まれた瞬間に一生応援するチームが決定され、どんなにチームが苦境に陥っても決して離れることはないというその心に。

    だがそれは、サッカー的にはいいけれども、社会としてはどうなのだろうという提言(と僕は読んだ)

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    2009年10月04日
  • 反戦軍事学

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    著者によると、「ちゃんとした知識を持たないと、建設的な議論をすることができない」と、全くその通りで、その意味で反戦論者も軍事学を学ばないといけないというのも正しいと思う。この本からまずは軍事というものの知識が得られたし、論点の取り掛かりを得た。

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    2009年10月04日
  • しのびよるネオ階級社会

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    階級が固定された社会は必ず活力を失い衰退する。なぜなら、非エリートと位置づけれられた若者たちが、将来に希望をもてずモラルを喪失するから。
     労働者 パブ、 中産階級 サルーン 入り口も店内も2つにわかれている
     イートン校 王侯士族の子弟が多くおっとりしていて礼儀正しい
     ウィンチェスター校 秀才ぞろいで皮肉っぽく慇懃無礼
     ハーロウ校 ブルジョアの子弟が多く、無作法だが抜け目のない
     大学は一発の筆記試験ではない。願書を受け取った大学が面接をする。大学の伝統にふさわしい、大学がもとめるような志願者であれば低い条件が提示され、そうでない志願者には高い条件が提示される。非上流階級出身者にはハード

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    2009年10月07日
  • しのびよるネオ階級社会

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    イギリス滞在経験から学んだことをつらつら書いているが、いまいち説得力がない。一般の人の階級感を偏見と排除するが著者の見解も偏見だらけな印象を受ける。特に日本の教育批判は。最近の本であるにも関わらず、ニートに関する言及がないのも不満。ただ、日本社会の階級固定化の懸念という指摘だけは汲み取ってよいかもしれない。

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    2009年10月07日
  • 昔、革命的だったお父さんたちへ

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    結局の所、団塊の世代とは、人材的に谷間の世代と言うべきかな。戦後の日本を立ち上げたのは、段階前の世代だし、その後の世代は苦境にたたされている。一番美味しいところを持っていったおじさん世代だね。昭和二十二年から二十四年生まれくらいが一般的に言われている年代です。

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    2009年10月04日