白石あづさのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
日本で親しまれていない食べ物を食べるのは勇気がいるし現地に行く時間やお金はありませんが、この本を読んでいると白石さんと一緒に旅行に行っている気分になりサラサラと読めました。
可愛らしい絵や親しげのある文章がさくらももこ先生を彷彿させる本だと思いました。
「こんな物も食べるの!?」と言うものがたくさん出てきましたが、それが彼らの生活の一部であり日常を豊かに過ごす大切な文化だと思いました。
最近はコロナウィルスの原因が日本では食べることがない野生動物だと言われています。「こんな動物を食べるのは気持ち悪い」「人間としておかしい」とコメントされていますが、それは彼らの自尊心を傷つけることになりあまり -
Posted by ブクログ
知人に面白かったとオススメしてもらい読んでみました。
お坊さんの本と聞いて、よくある怒らない穏やかな心になるには、みたいな本だと思ってました。
でも全然違った!!ものすごい波乱万丈な人生を送ってインドで仏教を広める活動をしている、エネルギッシュな猛烈おじいちゃんなお坊さんの本でした!
こんなすごいおじいちゃんがいるなんて全然知りませんでした。
秀嶺さんの奇天烈な人生と今の活動を綴っているんだけど、それが私の価値観を飛び越え過ぎて驚きの連続でした。
インドが好きで興味があり、少し知識をつけてきていると思ってたけど、本当の宗教事情をちゃんと分かっていなかったことも分かりました。
なぜ仏教発祥の地な -
Posted by ブクログ
ネタバレ書店でとにかく薄いヤツを探していたら目に飛び込んできたお手頃そうな本。新刊が平積みされるなか、たった1冊ひそやかに書棚にましましていたから何年前の本だろうと思ったら、令和元年とあるじゃあないか。憂き目ともいうべきこの扱いが果たして納得できるものなのか読んでみましょう。
面白い。肉を食べ歩くだけの旅ではありません。むしろ肉はオマケの楽しい旅行記です。食べ物が目の前にあればたとえ人が注文したものでも食っていい国とか、鍋でガチョウを撃退するおばちゃんの姿とか、ワラける。
私も食べてみたい肉というのはありません(笑)。「澱んだ川で釣った鯉の味」とか「大味の白子みたいな味」とか、要らんから。
正味 -
Posted by ブクログ
世界を旅して食べたゲテモノお肉を紹介する本。
大学生の時に読んでいたら、もっと海外旅行行きたくなってたはず!
著者の白石さんの行動力がめっちゃすごい!しかもなんでも食べる!
食のことだけじゃなく、旅で出会った人達の話もコミカルに紹介さており、イラストもかわいいので一気に読んでしまいました。
美味しいお肉ばかりのはずもなく…
わたしがびっくりしたのはライチョウ。
日本では天然記念物なのにヨーロッパではライチョウって食べられるんだ…しかも苦いんだ…
文庫版なので最後に解説が付いていますが、なんと丸山ゴンザレスさんが書いています!クレイジージャーニー大好きなので、嬉しいおまけ付きでした! -
Posted by ブクログ
カザフスタン
アスタナ 白い墓
アルマトゥイよりロシア国境に近くに首都移転 黒川紀章が都市計画
世界(の建築の要素)を取り込む 150万人の都市へ発展 夏は40度冬は-40度
トリシュ渓谷 海底が隆起して岩が坂を転がって2m以上のストーンボールに
シェルカラマウンテン トゥズバイル塩湖
トルクメニスタン 中央アジアの北朝鮮
85%が砂漠 地獄の門 天然ガスの穴
ウズベキスタン 古都ヒヴァ ブハラ サマルカンド
ミナレット
タシケント 1996年の地震で町を造り替え
タジキスタン
中央アジア最貧国 9割山岳地帯 ドウシャンべ=月曜日 綿花の産地
ヤグノブ渓谷 自給自足 -
Posted by ブクログ
ネタバレ食べるのは、愛なので。
世界中を旅してきた著者が、世界の様々な場所で味わった肉について、そしてそこで出会った人々について語る。
どんな肉を食べたことがあるだろうか。牛・豚・鶏あたりは多くの人が恒常的に食べているだろう。お正月などで羊・鴨・猪、ところかわれば馬・うさぎ・アヒル、海も入れれば鯨など。ここまでは自分も食べたことがある。ジビエに親しむ人なら鹿や熊も食べたことがあるかもしれない。
日本だけでもこれだけバリエーションがある肉食である。世界を眺めれば信じられないものを食べている。アルマジロが一番驚いた。そんなの食べられると思わないよ…と。不味かった肉もあるようだが、著者は怯まない。見つ -
Posted by ブクログ
佐々井秀嶺師の現地インドでの活動を追ったドキュメント。当然のことながら、その生い立ちからインドに行くに至った経緯もざっと触れられている。ただ、山際素男氏の著書『破天』を読んだ者としては、すこぶる物足らない。あの迫力が全然感じられないのだ。この本の中で、佐々井師が「これぞ儂の遺書だ」と述べたそうだが、少々甘いのではないか。佐々井師の現在のインドでの行動や、現地仏教徒の同師への傾倒ぶりが活写されているから、読み物としては面白い。それにしても、50万人足らずのインド仏教徒を1億5千万人余に増やし、なお増やし続けているとは、佐々井秀嶺師は桁外れの人物だ。読みやすいので、是非若い人に読んで欲しいと思う。