白石あづさのレビュー一覧
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タイトルからいわゆるB級グルメ本かと思っていたのですが、基本的には旅行記ですね。
タイトルの通り肉料理が主体の旅行記ですが、肉の種類はジビエ系がほとんどかな?単純に日本ではほとんど食べられていない肉ってだけですが。
羊肉なんかだと、日本は北海道が中心ですが、中東域では一般的に食べられてたりしますし、さらに脳みそもしっかり食べますので。
その料理そのものよりも、料理に行き着く話が波乱万丈と言うか、トラブル多発というか、一筋縄では行かないのがなかなか良いです。
ただ、ちょいちょい「気持ち悪い」って感想が出てくるのが引っかかります。気持ち悪がり方が、そこまで嫌がらないでもとは思いました。
酷いゲテモノ系は特に無いので、食べてみたいなと思うような料理は多かったです。
トナカイ肉の霜降りは美味しそうな雰囲気でしたね。
薄くて、1項目が短いので手軽で読みやすい本でした。 -
Posted by ブクログ
本書は、2018年8月に瀬戸内海に浮かぶ屋代島で2歳の男の子が
行方不明になり、警察消防が150名体制で捜索しても
見つからない事件があり、無事3日目の朝に発見した『スーパーボランティア』で
有名になった尾畠さんのお話です。
以下、面白かった言葉とかをメモ。
高齢者ほど『キョウヨウ』と『キョウイク』が必要。
キョウヨウは、今日、用がある。
キョウイクは、今日、行くところがある。
夢だった、魚屋を始めたのが29歳の時。
65歳になったら、辞めて、今までお世話になった人に恩返しをしようと決意。
その1つ目が、66歳で日本縦断。それも徒歩で。
距離は3250キロの旅。
九州の大隅半島、佐多岬をスタートして、1日、30から40キロ歩いて、
92日目に北海道の宗谷岬に到着。
その途中で出会った、マキノさんとは東日本大震災の時に感動の再会する。
二つ目の旅は、東日本大震災から3年目に、今度は、本州一周徒歩の旅に出る。
74歳で、4100キロの旅をするってすごい。
無事、139日かけて、徒歩で回った。
現在も、尾畠さんはボランティアをしている。 -
Posted by ブクログ
無茶苦茶な存在「尾畠春夫」さんに迫るルポ。
尾畠さんの考え方、社会批評眼は、なんら奇異なところはなくストレートに修身的。圧倒される要素は何かといえば、思想のことごとくを実行に移す行動力と、行動し続ける持続力。行動力と持続力において無茶苦茶だということ。
存在自体が熱源というべきか、発光体というべきか。
尾畠さんの持論に耳が痛いばかりなので、ごめんなさいと心の中で呟きながら、人生訓の領域は駆け出して逃げたい気持ちだったが、それら身につまされる面はほどほどにお許し願いえるのが本書のテイスト。
めったにない超個性「尾畠さん」を、世の中からおかしみを切り取ることが真骨頂の白石さんが、心底惚れ抜いて中身をこじ開けようとするうちに生まれる師弟関係、友情に、ついつい頬が緩んでしまう。
良い意味でスコーンと感化されて、私自身も行動をはじめたいところだが、ボランティアはちょっと猶予をいただいて...。本書で写真が鮮やかだった「山登り」を再開したくなった。 -
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知人に面白かったとオススメしてもらい読んでみました。
お坊さんの本と聞いて、よくある怒らない穏やかな心になるには、みたいな本だと思ってました。
でも全然違った!!ものすごい波乱万丈な人生を送ってインドで仏教を広める活動をしている、エネルギッシュな猛烈おじいちゃんなお坊さんの本でした!
こんなすごいおじいちゃんがいるなんて全然知りませんでした。
秀嶺さんの奇天烈な人生と今の活動を綴っているんだけど、それが私の価値観を飛び越え過ぎて驚きの連続でした。
インドが好きで興味があり、少し知識をつけてきていると思ってたけど、本当の宗教事情をちゃんと分かっていなかったことも分かりました。
なぜ仏教発祥の地なのに、今はほとんど信仰されてないんだろう?と少し前から疑問に思ってた事情も描かれています。
改めてインドの広さと混沌さを垣間見たよう。
いろいろ考えさせられることもあるけど、かなりぶっ飛んでるので取り敢えず、うわー!!ってなりながら面白く読みました。 -
Posted by ブクログ
まず疑問に思ったのが、日本大学藝術学部卒でヌードデッサンなど絵を学んでいたのに、なんでこんな絵がかけない初心者みたいなイラストを描いてるのか、謎すぎる!ここまで言い切りたくなるのは、私が小学生時代に書いてた猫のイラストが著者のイラストとそっくりだからである。一昔前の自分が書いたのかと思った。最初に世界地図の上にどこでなんの肉を食べたかというイラストと文字が並ぶ紹介ページがあり、全て読み終えた後だと理解できるのだが、初見の時はなんじゃこの見づらい文字は!と突っ込みたくて仕方なかった。
もちろん、写実的な絵と、ゆるい抽象的な絵とは全く異なるものであるが、それでも私の周りの美術系卒業生はそういうゆるいイラストも上手いので、どうしても偏見の目で見てしまう。
読んでいるうちに違和感もなくなり、むしろ微笑ましく感じるようにはなってきた。
また、著者の肩書きとしてフリーライター、フォトグラファーとあるのに、肉の写真が全くないのも謎である。
本を読み終わった後、内容も確かに面白いが、それより著者の経歴が気になって仕方なかった。
ネットで調べたところ、大学卒業後に地方新聞で働き、27歳から世界旅行へ3年行って、あとは具体的な雑誌名などはないがどこかしらで執筆するフリーライターとなり、本も出版して連載もするようになったとか。それ以上の詳細は全く出てこなかった。
現地の人とアクティブに会話しており、英語そのものについてはほとんど触れていないが、コミュニケーション能力の高さもそうだが、言語力も相当あるのだろうなと感じた。
通常の旅行記のように、この順番で国をまわった〜というものではないため、変わった動物の肉そのものの印象は残ったが、それがどこの国だったかとなるとあまり印象に残らなかった。
せっかく食べ物の紹介をするのだから、自分で撮った写真が用意できなければ料理の写真だけどこかから拝借するとか、イラストで料理を描くとか、視覚的なアプローチがもっと欲しかった。
たまにこういう世界旅行系のエッセイを読むと、ちょうどいい刺激が得られて有難い。