マルチをぶっ潰したカモネギの次の研究対象は、更なるというか真のというか、やはりマルチ。カルトに近いものがあるのかな。
強敵倒した後に、もっと強敵が現れるというのは、少年漫画の展開で良い。
2巻最終話の笑顔の怖さ。
マインドコントロールされているからとかではなく、自分の行為が完全な善意のみであるから
...続きを読む、相手にも受け入れられるということを疑っていない喜びの笑顔。
こういう人って、距離感が違うので怖いのですよ。善意を遠慮したとしても、それが拒絶と捉えられて急に激発するから怖いのです。
善意の押し付けになっているのだよなぁ。それが一欠片も理解できていないというのが、他者との不理解につながっているというのに。拒絶されたことを持ち帰って相談する仲間も、同じような思考の人たちなので、善意の押し付け拒否されていることに気づかず、より圧力を増して帰ってくるという始末。
自分達と違う思考を排除してしまうから、理解されない。気づくことができないのは、同じ思考回路の中にしかいないからなんだよなぁ。
全くの善意というものは、悪意よりもタチが悪いです。自分の見たいものを見てしまう、という精神の気持ちよさは抗いにくいです。
どんな手法でマルチをぶっ潰してくれるのか。俄然続きが楽しみになってきた2巻でした。