夏原武のレビュー一覧

主人公が正直に仕事をしてうまくいってるように見えて、
じつは別の人物が暗躍してたり、主人公の知らない事実があったり、と話の内容にバリエーションは出ているのだけれど、あまり爽快感はない。

なろう系の中でも面白いに値する作品で読めてよかった。前世がおじいちゃんな最強ヤクザ。これは無駄な設定でなく、転生後の魔物とのアクションシーンでも生きているからなかなか好ましい。
私が今まで読んできた異世界ものと大きく異なったのは、転生する瞬間をハッキリと描いていたことだ。前世で死にいたった後、目を覚...続きを読むますと転生していたという描き方がスタンダードな異世界転生だと思うが、これは身体が受肉する様子がたしかに伝わる。ここが特に面白いポイントだった。

弁護士なのに嘘のつけなくなってしまったジムキャリー主演の映画ライアーライアーの不動産版。
嘘だらけの不動産業界にて正直をウリにした営業マンがのしあがっていけるのかというストーリー。
私は長いこと不動産業界で働いているので頷けるところもあればフィクションや大げさなところもあり、手放しに賞賛は出来ない。...続きを読む
具体的には媒介に関する考え方や専任媒介の取り方は一緒。物件の囲い込みも実際にある。
仲介手数料は確かに上限のみ決まっているだけ。
しかし、大手なら特に値切ることは難しいでしょう。
内見の客まで雇う不動産屋はまずいないだろうけど金額の高い店舗系のテナントならあるのかもしれないけど自分はお目にかかったことはない。
こんな感じです。誰かの参考になれば幸い。

テンポ良く面白かった。
ただ、不動産に関する話がくどくて難しい…
そこが売りだから、仕方ないのかな…
もう少し分かりやすくしてくれるといいな。

このマンガを読んで思うのは、不動産取引のリスクを全て洗いだして、完全に納得した状態で物件を買うのは、素人ではほぼ無理。

詐欺師を騙す詐欺師、通称クロサギ。
ビジネスの穴、心理の穴、契約の穴を突き、華麗に金を掠めとる。
後追いになる法律の限界、事件が起きないと操作できない警察の限界、自分だけは詐欺にかかるはずないという人間心理の限界を描く。

不動産屋の裏とか本音が知れて面白い。月下さんの素直で真っ直ぐさが気持ち良い。仕事をしていく中で何が大事か考えさせられる部分もあった。正直故に損をすることもあるけど、結局は正直が一番という結末であってほしい。