鳴海ゆきのレビュー一覧
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ネタバレシリーズ2巻目。
今回は律の話。1巻、カナンのおかげで新しい世界を知ることができた律。それ以来、カナンのことが気になって仕方ない。けれど、カナンは善の嫁候補。そんな恋心を自覚できないまま(認められないまま)ヤキモキしている所に亡き母親に仕えていたという隠密の「暗」が現れる。暗の言葉に良くも悪くも振り回される律はカナンが企画した茶会で彼女への戸惑いから酷い言葉をかけてしまい、それに怒った善は律を激しく怒ってしまう。仲違いをしてしまった二人をどうにかしたいと考えるカナンだが・・・。
規則に従い、その通りに生きてきた律がカナンと出会い世界が広がった。自由を知り、世界の美しさを知る。そんな素晴らし -
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ネタバレシリーズ1作目。
植物全般に無意識のうちに栄養を与えてしまう力を持つカナン。その力のせいもあり、生まれた頃から他者に畏れられてきた。そんなカナンを救い出したのは「異人さん」。そんな異人さんに連れてこられた大学で植物研究の助手をしながらカナンは年頃に成長する。そんなある日、遠い大国・淵の国から茶を扱う商人・善がカナンの植物に対する力を耳にし、芽吹かせてほしい種を持ってくる。その種の実は淵の国のお偉いさんの病気を治すために必要で、カナンは有無を言わさず淵の国に連れて行かれることに・・・。
キャラクターが素晴らしい。個性に富んでて被るキャラがいません。1人1人の性格も面白くカッコよく、可愛いらし -
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ネタバレ表紙に皇子が3人になって、あれ?郷の巻なのか繁の巻なのかって思っていたら、郷の巻のような感じです。カナンの八方美人っぷりがどんどん他の皇子にも伝染してしまって、5人の皇子の中でカナンに興味がないのは繁と啓だけになっちゃいました。
勝手にカナンを妻にしちゃって、夢の中で逢い引きしちゃったら、カナンも困っちゃいますよね。善に突撃していい感じになるのかと思ったら、晃の二撃で善撃沈。それでもカナンと同じ夢にいたのに、その夢の中では郷とカナンが夫婦って・・・。それを知った善は驚いたろうなぁ。
郷の姉のターチェが全裸でウロウロにも驚きましたけど、夜の生活がおしべとめしべだけじゃなく、花粉とか・・・。オ -
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ネタバレ3巻目。結構久しぶりだったので、ちょっと忘れ気味でしたが、読み始めると、独特の一人称と一人ツッコミに一気に読んじゃいました。
元女子高生で現在緋宮になった知夏でしたが、神花が咲かないという状況に、また緋剣たちの言うことを聞かずに突っ走ってます。
期待していた胡汀とのいちゃつきも、最初の方は全然なくて、どっちかっていうと、朝火とか遠凪とのいちゃつきの方が多くて、残念って思ってたら、最後にイラスト付きでちゃんといちゃついてくれてて、やっぱ、これがなくっちゃねって思いました。
遠凪へ嫉妬してたり、普段は暴君様な胡汀が何気に漏らす一言一言に、知夏じゃなくても、もだえちゃいます。やっぱ、胡汀が好き -
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つかの間の休息、知夏は緋剣の座を捨てた佐基を探すため、伊織、胡汀、未不嶺を連れてお忍びで市井に行くことに。だけど、一人はぐれてしまって。
なんか、あらすじが平和すぎる。本当はもっと容赦ないんです。
喜多みどりさんのデ・コスタ家とビーンズ文庫二大容赦ないシリーズを展開しています。
これを中学生とか高校生の頃に読んでいたら耐えられなかったな、という容赦のなさです。
胡汀といつの間にこんなにラブラブに?と思っていたのですが、その辺も明かされる一冊。やはり意味もなく、甘い展開にはならないようです。むしろ、甘いと思ったら、それを楽々上回るキツい展開になりました。
朝火さん、今はあなただけが癒しです -
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ネタバレ普通の女子高生である知夏がある日突然異世界に飛ばされて、その世界の最重要人物になるってお話。「遙かなる時空の中で」の中華版って感じがしました。
珍しい一人称なので、最初は取っつきにくく思いましたけど、私的にはそれほど気にならないレベル。知夏の将棋が強いところとか、ドリンク系の特技が生かされることがあるのかっていうのは疑問でしたけど。
知夏はちょっと頭が弱い?感じがしないでもありませんし、私の苦手な猪突猛進系で痛い目に遭う主人公なのが微妙ですが、胡汀がかっこいいので、許せます。胡汀が何気に知夏を気に入ってるところもちょっとニヤニヤしちゃいますし。
最後では知夏が緋宮になっちゃたところで終わ -
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