現状7巻目まで一気読み。マンガ大賞第8位、このマンガがすごい!オトコ編第7位。絵柄からはキャピキャピしたアイドルものの様に見えるけど、実はかなりリアルな芸能界の実態を描いている。
最初からぶっ飛んだ設定をぶっ込んでいる。有名アイドルがお忍びで子供を産みに来たら、その産科医は大ファンだった。ところが、彼は誰者かに殺され(?)、アイドルの産んだ赤ちゃんに転生(!)する。産んだのは双子だった。その片割れも、産科医の元患者でそのアイドルのファンだった。夢のような3年間を経て、母親アイドルはストーカーに殺されてしまう。居場所を教えた影の首謀者を探しに、元産科医の双子の息子アクアは16歳になって芸能界に入り込み、もう一人の娘ルビーもアイドル活動を始めるという展開である。
そこまではあり得ない展開なのに、そこからは子役問題、アイドル経済事情、恋愛リアリティー番組の裏側、エゴサに拡散に炎上、漫画原作のドラマ改変問題、2.5次元舞台制作問題などリアル路線へ。怒涛の「思いっきり取材しました」感が凄い。
芸能界に憧れたり、その裏側を知りたいと思っている若者はかなりいるはず。その人たちの要望に、これでもか、というぐらい寄り添った作品だと思う。あと20年後に懐かしく振り返ってもらえる「今」を切り取った作品。最初の頃の「謎」解明は、今のところ完全に忘れ去られているけど、7巻の後半から舞台が全ての始まりだった宮崎に移りそうだし、そろそろまとめにかかっているのかもしれない。
‥‥ところが、第5巻。漫画家の吉祥寺先生は言います。
「編集の仕事って、2つあるの。なんだと思う?」
「売れる漫画を作らせること」
「正解。一つ目はそれ」
「2つ目は何だろ‥‥、セリフ入れるとか?宣伝とか?」「ふふふ正解は〜♪」
「売れた漫画を終わらせない事」
‥‥最近はジャンプといえども、あまりにも売れた漫画は(私の推察ですが)炎上を恐れて漫画家の要求通り終わらせているが、この作品のように、メディアミックスに入るかどうか今が踏ん張りどころのような作品は、終わらせないでしょうね(←おそらくそれを知って敢えてこの作家は書いている。何方がしたたかなのか)。
果たして第六章「プライベート」編で全ての「謎」を解いて終わらすのか?多分ないだろうな〜。