若木民喜のレビュー一覧

  • 神のみぞ知るセカイ 25

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    悪魔に協力してきた香織でしたが、ヴィンテージに切り捨てられ、彼女自身も心に穴を開けられる首輪が嵌められてしまいます。桂馬はそんな彼女を救い、さらに十年後に彼自身が体験することになる未来のための準備を進めます。

    一方元の世界では、女神を宿す栞と月夜、歩美が、桂馬のつくる未来のゆくえをずっと見つづけてきた白鳥正太郎に呼びかけられ、桂馬を元の世界へと呼び戻そうと行動を開始します。

    香織とのバトルは案外あっけなく終了となったのは、すこし拍子抜けでした。彼女の抱えていた心の闇にあまり立ち入ることなくストーリーが展開していくのは、元の世界での出来事の伏線なのでしょうか。

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    2018年06月06日
  • 神のみぞ知るセカイ 24

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    桂馬と天理が香織に宣戦を布告し、『ロミオとジュリエット』の劇で勝負をおこなうことになります。香織は、天理の心に揺さぶりをかけようとし、桂馬は彼女のたくらみをしりぞけますが、天理を巻き込んでしまうことに戸惑いをおぼえた彼は、べつのルートへ移動しようと考えます。ところが天理は、そんな彼を止めようとし、桂馬は彼女とともに未来をつくる道を選ぶことを決意します。

    ピュアな天理に心を動かされました。

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    2018年06月06日
  • 神のみぞ知るセカイ 23

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    桂馬はドクロウから、彼がこの世界へとやってきた理由を知らされることになります。争いのない未来の世界からやってきた彼が、みずから彼の存在する未来を作らなければならないというのです。

    さて、うららの心のスキマを埋めることに成功した桂馬に、次の試練がやってきます。彼の通う舞島東小の女子たちが、人気ランキングによって序列づけられることになったのです。事態をあやつっているのは6年生でランキング1位の結崎香織(ゆうさき・かおり)という少女でした。彼女が悪魔と協力していることを知った桂馬は、天理をプロデュースして香織に勝負をいどむことになります。

    敵役の香織はなかなかに奥行きのあるキャラクターのようです

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    2018年06月06日
  • 神のみぞ知るセカイ 22

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    うららの祖父の白鳥正太郎(しらとり・しょうたろう)は、4年前に息子とその妻を悪魔に殺害された恨みを晴らすため、海岸の工事をおこなっていることが明らかになります。

    桂馬はたった一人で悪魔との決着をつけようとする正太郎を救うことに失敗しますが、ドクロウの力によってふたたび時間をさかのぼり、ふたたびうららと彼女の母、そして祖父のあいだに存在する亀裂を埋めるために尽力することになります。

    10年前の世界へやってきて、一気に物語が結末へ向けて進展するのかと思いきや、ここで新たなヒロインの攻略をおこなっていくようです。

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    2018年06月06日
  • 神のみぞ知るセカイ 21

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    自殺を図ろうとするドクロウの心のスキマを埋めることに成功した桂馬は、次に白鳥(しらとり)うららという少女に出会います。彼女の祖父は舞島の海岸で工事をおこなっており、そのために桂馬たちが参加する予定だった校内キャンプが中止されることになります。そこで桂馬はうららとの交流を深めて彼女の祖父に近づき、工事に関する情報を得ようとします。

    すこし展開が唐突な気がしてしまいますが、この流れがどのように結末へとつながっていくのか見守りたいところです。

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    2018年06月05日
  • 神のみぞ知るセカイ 20

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    桂馬の活躍により女神たちが復活を果たし、ヴィンテージのたくらみは阻止されることになります。こうしてふたたび平和が訪れたかと思ったのも束の間、桂馬はまたしても得体のしれない事件に巻き込まれてしまうことになります。いつものように学校にやってきた彼は、パラレル・ワールドへと飛ばされてしまうことになったのです。

    今度の事件の鍵を握っているらしい天理に導かれて、桂馬はエルシィとともに十年前の世界へと旅立ち、そこで世界に絶望している少女と出会うことになります。

    いよいよストーリーは、セカイ系作品らしいメタ・フィクショナルな世界観の中核へと進んでいくことになります。まだどういう方向へ物語が進んでいくのか

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    2018年06月05日
  • 神のみぞ知るセカイ 19

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    ハクアとの会話をちひろに聞かれてしまい、桂馬が歩美を攻略しようとしていることが知られてしまいます。しかし彼は、与えられた状況のなかで冷静に最善手を選び、最後に歩美の「恋」に対峙しうる「本気」を見せることで、ついにメルクリウスをめざめさせることに成功します。

    本巻で女神編は締めくくりとなり、ひとまず地獄を人間界にヴィンテージの計画を防ぐことになりましたが、いくつかの謎は積み残しのままで、やっぱり続きがきになってしまいます。天理がディアナに伝えたことの内容も明かされていませんが、これもこのさきの展開への伏線なのでしょうか。

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    2018年06月05日
  • 神のみぞ知るセカイ 18

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    舞校の歴史に女神との関係があることを突き止めた桂馬は、海岸の岩にかくされた秘密をさぐり当てることになります。

    一方、ちひろとの関係性が決定的に悪化したことでますます歩美の攻略が困難になってしまいますが、なおも桂馬は彼女の攻略に希望を見いだそうと努力します。そんななか、ついにリューネが女神を宿すヒロインたちへの襲撃を開始し、いよいよ状況が切迫したものとなります。

    灯と二階堂先生の正体についても気になるところです。

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    2018年06月05日
  • 神のみぞ知るセカイ 17

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    ヴィンテージに捕らえられてしまったハクアは、二重スパイとなっていたドクロウに助けられて、ふたたび人間界へとやってきます。しかし、ヴィンテージの幹部であるリューネが本格的に動きはじめ、しだいに女神を宿すヒロインたちの身に危険が迫ってきます。

    一方桂馬は、歩美とちひろ同時攻略という難題を着々と進めていきます。ところが、リアルな恋愛感情を軽視していた彼は、ちひろの心をひどく傷つけてしまうことになります。

    思いのほか厳しい展開に、今後どのように桂馬がリカバリーするのか心配になってきました。いずれにせよ、全方位を丸く収める方法はなさそうなので、彼がどのようなしかたでケジメをつけるのかということが今後

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    2018年06月05日
  • 神のみぞ知るセカイ 15

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    月夜の再攻略に成功し、女神のウルカヌスをめざめさせた桂馬は、ハクアたちを欺いて拘束から逃れたフィオーレを相手に見事な再逆転劇を収めます。さらに桂馬は、結、栞の攻略へと計画を進めていきます。

    久しぶりのエルシィの登場になんだかホッとします。ツンデレのハクアも可愛いのですが、エルシィのボケボケっぷりに接していないと、どうもシリアス成分が強めになってしまって読んでいてもどことなく余裕を失ってしまっているような気分になります

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    2018年06月04日
  • 神のみぞ知るセカイ 14

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    桂馬は、ヒロインたちのなかに眠ったままの女神をめざめさせるために、ちひろ、歩美、栞、月夜、結の5人同時に攻略を進めていくという作戦を立てます。

    そんななか、ヴィンテージのメンバーでかのんを襲った駆け魂隊のフィオーレ・ローデニア・ラビリエリが姿を現わします。しかし、すぐに彼女の正体を見抜いた桂馬は、一計を案じて彼女の身柄を拘束し、月夜の攻略へと向かっていきます。

    ヴィンテージの側も表立った行動を開始したことで、ストーリーが急速に動き始めたような印象です。

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    2018年06月04日
  • 神のみぞ知るセカイ 13

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    アポロを宿したかのんが古悪魔の復活をもくろむ「ヴィンテージ」のメンバーに刺されて、意識をなくしてしまいます。そして桂馬は彼女を救うため、1週間以内に彼の攻略した女の子たちのなかにひそんでいる6人の女神をさがすことになります。エルシィはかのんの身代わりになって芸能界で活動をすることになり、ハクアが彼のバディとなってゲーム脳の彼に振り回されつつも、健気に協力することになります。

    ヒロインたちが攻略した後ほとんどほったらかしの状態だったので、ここでふたたび彼女たちにスポット・ライトが当たることに期待したいところです。とはいうものの、ストーリーの展開上やむをえないことですが、桂馬の態度があいかわらず

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    2018年06月04日
  • 神のみぞ知るセカイ 12

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    前半は、生物部の無口少女・倉川灯(くらかわ・あかり)がヒロインです。完璧な人間をつくりだすことを願う彼女に駆け魂の反応が見られたため、桂馬は攻略に向けて行動を開始します。しかし彼女の行動は桂馬にも読むことはできず、けっきょく彼女は桂馬たちのもとから去っていくことになります。

    後半は、舞校祭が舞台となります。以前攻略したアイドルの中川かのんに、ディアナとおなじく女神であるアポロが宿っていることが明かされます。桂馬は、舞校祭の機会を利用して、女神が憑いておるヒロインを見つけ出そうとしますが、旧地獄の復活をくわだてる「正統悪魔社」(ヴィンテージ)のフィオーレがいち早く彼女の秘密に気づいてかのんを襲

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    2018年03月17日
  • 神のみぞ知るセカイ 11

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    巨大化した檜が実体化し、人びとにその姿が見えてしまったため、街は大混乱に陥ります。ノーラたちが駆け魂の暴走を取り押さえようと努めるもかなわないなかで、桂馬は檜の心の隙間を埋めるキー・パーソンである楠をともなって、檜の心のなかに入り込みます。

    後半は、強力な駆け魂の登場により、みずからの無力さを感じて落ち込んでしまったエルシィを励まそうと、桂馬が努力する話です。さらにディアナの要請におうじて、彼女とおなじくどこかにひそんでいるという女神をさがし求めることになります。

    ようやく物語が進展して、今後の展開が楽しみになってきました。

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    2018年03月17日
  • 神のみぞ知るセカイ 9

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    前半は、天才将棋少女の榛原七香(はいばら・ななか)がヒロインです。天理のなかにひそむディアナと将棋の勝負をして敗北を喫した彼女は、天理につきまとい彼女に再戦をいどみます。そして桂馬は、彼女の特訓に付き合いながら、攻略のいとぐちをさぐろうとします。

    後半は、舞島市随一の名家のお嬢様である五位堂結(ごいどう・ゆい)がヒロインです。家のプレッシャーから自由になれない彼女は、自分の心を封印して、吹奏楽部を辞めますが、そんな彼女の心のなかに駆け魂の巣くう空虚が広がっていくことになります。攻略は容易かと思われましたが、桂馬と結の身体が入れ替わってしまうというハプニングが起き、そのために桂馬の思考回路はし

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    2018年03月17日
  • 神のみぞ知るセカイ 8

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    陶芸家の祖父の家を訪れた桂馬とは、夜になると墓場に現われる幽霊少女の日永梨枝子(ひなが・えりこ)に出会います。ヒロイン攻略のカギとなる「心の隙間」とは何かという問題に、ちょっと違った角度から迫る物語です。

    後半は、ラーメン屋の娘である上本(うえもと)スミレがヒロインを務めます。父親の経営するラーメン店を継ぎたいと努力する彼女ですが、父は彼女がラーメン店を継ぐことに反対します。そんな親子の愛情を桂馬の視点から描き出しています。

    今回は単純にヒロインを攻略するだけでなく、彼女たちの生き方そのものが印象的に描かれていて、おもしろく読めました。

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    2018年03月10日
  • 神のみぞ知るセカイ 7

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    桂馬が、幼なじみの少女・鮎川天理(あゆかわ・てんり)と再会を果たしますが、彼女は駆け魂にとり憑かれているのか、人格の不安定な変化を示します。しかし、やがて彼女のなかに住んでいたのは、駆け魂ではなく、女神のディアナという少女だったことがわかります。

    ところが、そんな天理をねらって、ノーラ・フロリアン・レオリアが桂馬たちに襲いかかります。桂馬はノーラの襲撃を避けつつ、天理とディアナの二人を救おうとします。

    今回は初の長編ストーリーですが、神と地獄の関係が暗示されていて、今後の展開の布石という意味が大きいように思います。正直ストーリーよりも、天理の可愛らしいキャラクターのほうが印象的でした。

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    2018年03月10日
  • キング・オブ・アイドル 1

    ネタバレ

     主人公が巨根なのはいただけない。
     男の娘は小さい方が良い。

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    2018年03月04日
  • 神のみぞ知るセカイ 5

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    前巻で登場した教育実習生の純は、四六時中ゲームにのめり込む桂馬を「更生」させようと熱血ぶりを発揮します。桂馬は、そんな彼女のカン違いに辟易しながらも、彼女の駆け魂をつかまえるために「攻略」に乗り出さざるをえなくなります。

    後半は、人間の世界の醜さに目を背けて生きようとする九条月夜(くじょう・つきよ)がヒロインです。

    今回はあまりヒロインが魅力的でないこともあって、少し期待外れでした。設定がおもしろいだけにもっと高く評価したいのですが、第1巻のクオリティが安定的に維持してほしいというのは叶わぬ願いなのかもしれません。

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    2018年01月21日
  • 神のみぞ知るセカイ 3

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    第3巻では、武道家の春日楠(かすが・くすのき)と、エルシィと同じく駆け魂を捕まえるために地獄からやってきた優等生悪魔少女のハクア・ド・ロット・ヘルミニウムがヒロインです。

    楠についてはお決まりのパターンですが、今回はもう一人の悪魔であるハクアの登場で、少し物語の厚みが出てきたような気がします。

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    2018年01月21日