しずまよしのりのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ久しぶりに面白いと思えた青春物の作品だった。宇宙までいけるロケットを作る為に奮闘する主人公たちの姿に読んでいるこっちまでワクワクしてきたし、専門的な話は理解できなかったけれどかいつまんだ説明でも楽しむには十分に理解できたと思う。
ただ、ところどころで出てきたニコ動とかその他の用語にはちょっと・・・って思ったし、終盤の同級生たちの急な態度の変わりようにも納得できなかった。確かに影から自分たちが操られていたと知ったらあんな事もしてしまうかもしれないしそのあたりのことは主人公が更に自分を追い込んだのでわかるが、急に何故あんなに協力的になったのかが理解できなかった。しかし
それを差し引いてもすばらし -
Posted by ブクログ
「子供社会をドロップアウトした連中ばかりが集まる高校で、クラスの調整役をしていた主人公は、同じくドロップアウトした自分のトラウマの源泉である少女がクラスにやってきたことをきっかけに、宇宙を目指すロケットを作るハメになり、そして嵌って人生を変えていく」というようなお話。
これはタイトル買い。
宇宙開発ライトノベルですから。で、かなり楽しめました。
痛い思春期とか、凄く狭い自分の世界とか、イジメとか、正直わざわざ見たくない部分も多いし、主人公もヒロインも好ましくないところも多いのだけど、やはりどん底からはい上がって高みを目指すって言うのは、燃えるのですよね。
じんわり来るところも何度もあり、
実 -
Posted by ブクログ
「私の”友達”を宇宙に返して!」
美少女転校生、久遠かぐや。
彼女は何故か俺の弱みを握っていて―いや、原因は俺だが―
それを使って脅迫的にプロジェクトに参加させられた。
そう、そのプロジェクトとは、
「携帯電話をロケットに乗せて宇宙へ飛ばす」という馬鹿げたものだった。
そうして始まる俺たちのロケット作り。
目指すは衛星軌道。秒速7.9kmの世界。
「We are Go for Launch!!」
「「リフトオフ!!」」
タイトルで衝動買い気味に買いましたが
良作です。
主人公に共感できる部分も多々あります。
そういう点では田中ロミオさんの「AURA」に近いモノがあると思いま -
Posted by ブクログ
ネタバレ重いものを背負ってるアホとクレバーかつ男気あるアホのバカップル、大好物です。 元ラスボス系の重力ヒロイン、大好物です。 特に読む前のイメージの通りの言動から放たれる、イメージからかけ離れた挙動をするネモが中々良いのです。姉御とのイグニスについての交渉の段階でギャグの裏でめっちゃクレバーな挙動するネモにおやおやとなったけど、その後の奇跡に対する無能力での頭脳戦が凄く良くてコイツ好きです。 イグニスは思ったより闇が強いものの想定通りのわかりやすく好みなヒロイン。このキャラデザでネモとアホなやり取りしてるの良いよね。 まだ世界観全体はちょい情報少ないけど、物語的には伏線の貼り方が上手いし、キャラ以外
-
-
-
-
-
Posted by ブクログ
ネタバレ女の子の願いを叶えるため冴えない高校生達がロケットを自作し、衛星軌道に乗せるために奮闘する。と書くとド直球な青春物語に聞こえるが、そんなにむず痒くはない。電波・オタク・中二病ネタ満載で古傷が疼いて痛くはなるかも。
####
東京都から南下したところにある太平洋の孤島、イトカ島。そこの私立イトカ島学園高等学校には、日本全国から落ちこぼれやワケありの生徒が集ってくる。古い人間関係を捨て、新しいスクールライフを送るために。
電波なオタクだった褐葉貴人は、そんな過去を封印し、今はクラスのお調子者としての居場所を確保していた。表向き平穏な日々を過ごす彼の前に、美少女転校生久遠かぐやが現れる。実はか -