星野概念のレビュー一覧
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心と体のバランスが悪いと自覚して心療内科にかかった経験があるので「わかりみしかない!」と心の中で叫ぶ箇所がいくつもありました。
「自分はタフだ!」と思っているような人でも、タイトル通り本当にちょっとしたきっかけでうつや適応障害になる可能性はあります。
だからこそ、精神科がどんなところでどんなことをするのか、こころの不調時に自分でやれそうなことのヒントなど、読んで知っておいて損はないと思います。
薬の処方・副作用への不安、服薬量や期間についての医療サイドの考え方、治療期間の気持ちの波との向き合い方、家族はどうすれば良いのかなどなど、とてもわかりやすく書かれています。 -
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彼女をフェミニストにしたものはなにか。
幼い頃に田舎の封建的な暮らしで経験した家父長制の抑圧であり、
「よのなか」から女の子の身体に向けられる視線であり、
それらによる個人的な傷つき体験の数々かもしれない。
あるいは不自由極まりない、
毎月の大量出血や痛みでままならない身体そのものかもしれない。
あるいはプリキュアであり、侍女の物語であり、
マッドマックス怒りのデス・ロードやアナと雪の女王であり、
レディー・ガガや(G)I-DLEかもしれない。
そしてもちろん、私かもしれない。
『あなたのフェミはどこから?』 / 平凡社
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あなたの"フェミ”はいつ、どこから始まりましたか?
文筆家、写真家、彫刻家、翻訳家、編集者、
ライター、演出家、イラストレーター、学者、
ソーシャルワーカー、精神科医など19人が、
個人的でありながらも共通する体験でもあり、
連帯する基盤ともなるフェミニズムとの出会いを綴る。
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些細なことも含めて、生きづらさを感じることは多々ある。
その正体がちょっと分かった気がした。
全てではないけど、私が女性だからという理由で生きづらさを感じていることもあるなあと再認識できた。
自分の友達や子供がジェンダーを理由に生きづらさを感じないでほしいし、
自分も「知らず知らずのうちに」「悪気なく」「良かれと思って」誰かを傷つけたくはないなと思えた。
#あなたのフェミはどこから #フェミニズム #平凡社
#読書記録 #読書感想文 -
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夫と2人暮らしで自分のためだけに料理を作る機会は少ないので、「自炊をしながら健やかに暮らしたい人を応援する」本書は今の自分にピッタリというわけではなかったけれど、学びもあった。
料理本というよりは、料理を通して自分の心や生き方に向き合い、ケアするという本。
まず「どの食材が何の役割なのか」を理解して作るということ。例えば料理酒は肉を柔らかくしたり、肉の臭みを飛ばしたりする役割とか、生姜は皮の近くに最も香りや辛味があるからむかなくていいとか。
これは有元葉子さんの本で昔より理解できているところはあるけど完全に染みついているわけではなく、だからたいていレシピにかじりつきで料理してしまう。今何のためにこの工程をしているのかがわかった方が、絶対美味しい方へ向かえるよな。
有元さんの『レシピを見ないで〜』シリーズも読み返したくなった。山口さんも、料理のロジックを教えてくれる本も書いてくれたらいいな。
そして料理の「プロセスに集中する」こと。
料理中、基本はラジオを聞いてしまって、「五感からの刺激や、変化していく鍋の様子」に面白さを見出せていないかも、とハッとした。
これって町を歩く時なんかも同様だよな。常にイヤホンを突っ込んでしまっていて、季節の移ろいを見逃したり聞き逃したりするのはもったいないかもと思った。あと情報をインプットするばかりで、ものを考える隙が失われてしまっているかも。
目の前の現実を味わう時間を、もっと意識的に作っていきたいと思った。
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今の自分に響いた言葉
・料理は元気の指標で、週3作れなくなったら疲れてきているなぁとか考えるようにする
・おいしい料理は安心が9割
・自分を抑えつけすぎない
・うまく回せない感じが当たり前になると不調に気づけない
・今やりたいと思ったことをやればいい
・ダラダラではなく、自然体
気になった本
・脳化する社会
気になった言葉
・オープンダイアログ
・ドーパミンじゃなくて、セロトニンとオキシトシン
これから、自炊するときに挑戦・気に留めてみたいこと
①自分が何を食べたいか自分に聞いてみる。
②これはやりたいことを出す。練習になる。
③プロセスに集中3作った料理をやりすぎると思う位。自分を褒める。
④下手な自分を愛でる
⑤他人と比べない。
⑥いろんな物事を味わうアンテナを持って、味わう機会を設ける。増やす。 -
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「世界自炊紀行」で好きになった山口祐加さんの本です。
皆さま、自炊に苦労しているのですね……。それに結構な呪縛に捕らわれている。これでは自炊、苦痛に感じてしまうよなぁと思ってしまった一冊です。いいじゃん!納豆ご飯で!立派な自炊じゃん!ねぎを混ぜようかな、たまごを落とそうかな。塩昆布混ぜても美味しい。そんな混ぜただけの納豆をご飯にかけただけのものを「自炊!」と言い張る私からしたら、皆さまちゃんと料理できるようになってらっしゃる。
この本で「食べたいものを自分に聞く」というのも、自然と私はできているんだな。と。今日は何を食べたいかな?お魚かな。お肉かな。やっぱり納豆だな(大好物なんです)とるんるんになれる自分はなんて幸せ者なんだろう。と思いました。ただし、一緒に混ぜるものにはこだわりますが。何を混ぜるかはそれこそ今日の「自分に聞く」をしているなぁと。納豆だけにはこだわりませんが、納豆の頻度が高いということで。他にもちゃんと料理しています。念のため
あといいなぁと思ったのが、居酒屋スタイル。まず、お腹に何かサラダとか、お豆腐とか入れておいて、それからメインを作って、メインを食べたらお腹具合によってご飯を食べるか食べないかを決めるのいいなぁと。全部一気に並べなくてもいい。居酒屋形式でいい。これは目から鱗でした。昨夜早速やってみたのですが、汁物を満足するまで食べて、もうお腹いっぱい。何もいらない。となった後しばらく経つと「あ……。なんか小腹が減った。シメの何か欲しい」と冷凍していたおにぎりをチンして食べました。こんな食事の仕方、アリのあり!今後、これで行こう。と思いました。
あと「それをやる理由」が書かれているところは、本当になるほど……。と思って読みました。酒は美味しい水、醤油は香りづけ。うんうん。と頷きながら読みました。あぁ、今まで私は醤油に頼りっきりだった。今度はもう少し塩味を塩から、香りづけに醤油を使ってみようと思ったり。こういう料理の「それをやる理由」をもっともっと知りたい!!このことだけで一冊本を出してくださいませんか?!と思ってしまったほどです。なんとなくは身についていたこれらの事柄ですが、理由が分かると更に楽しい。そんなことも味わえる一冊でした。
対談にいらした精神科医などの星野概念さん、実は別件でこの方の記事をよんだばかりだったので、とても親しみやすく読めました。途中、私と同じく双極性障害の方がいらして、一日エビリファイ6ミリのみ。でも、その薬を嫌に感じているというのがあって、「あ。私、これより数段薬多いけど全然薬嫌じゃない。だから飲み続けられるんだ。という気づきもあったり。
何より最強だと思ったのは、「まぁ、私帰ったらおいしいご飯作れるし、ここは見逃しておこう」の一言です。本当にこれ。まぁ、私帰ったら美味しい納豆ご飯作れるし。って思えるの最強かな!と。 -
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家族がいれば料理するけど、1人で食べる料理は適当になってしまうので、心持ちが変わるかなと思い読んでみた。語り口が優しく、読んでいて癒された。料理は、自分をケアするセラピーだなと思った。
・自炊は自分を労わり養うこと。自分を大事にすること。自尊心、自己肯定感を高める。
・大人になることは、自分が自分の世話係になること
・作る自分と食べる自分を分けて考える。食べたい料理を自分というシェフに作ってもらう。
・味付けとは基本的に塩味を付ける事。塩味が無いと美味しく感じない。醤油や味噌は香り付け。
・ダラダラする=自然体でいる、でいい。気楽に。
・自分が満たされることは、健康な人生に必須。
・楽しそうな人は見るだけでワクワクする。 -
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フェミニズムとの付き合い方は、人によってさまざまだ。人によって千差万別のフェミニズムが存在すると言っても過言ではない。
能町さんの寄稿が読みたくて手に取った本だが、他の方の文章も読み応えがあった。
高嶋鈴さんの、男性の先輩とのエピソードは、よくあることだよねと思いつつ、その強烈な傷つきにもまた共感できて、世の中に蔓延る不条理を少しでもマシにするために、理論を学び、語る技術を身につけねばと、決意を新たにする彼女の姿に、自分もぼんやりしてちゃいけないなぁという気持ちにさせられた。
人それぞれのフェミニズムだが、出会いのきっかけとして、ベル・ブックスの『フェミニズムはみんなのもの』とジュディス・バトラーの『ジェンダー・トラブル』を挙げている人が多く、自分も読んでみなくてはと思った。
私にとって、つねにフェミニストでいることは結構しんどいことだ。少しの諦めと多くの怠惰から、楽なほうへと傾いていってしまうことも多々ある。正直なところ、高嶋さんを絶望させた先輩のように、「私はこのままでいいんだけどな…」と思うこともないわけではない。だが、そのときの自分が、権威を笠に着て弱者を抑圧する側に回っていないかということを、つねに点検しないといけない。
松本事件や中居事件を見ると、怒れる気持ちはまだまだ持ち合わせているし、世界はまだまだ「このままでいい」状態になってはいない。だからこそ、自分は「そっち側」にならないように、まだまだ踏ん張っていかないといけない。 -
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「料理は複雑で、高度な家事スキルです。」
最初に言いきっている。
これだけで他のいわゆる普通のレシピ本ではないということがわかる。
俄然、根拠のない希望がもてた。
ハードルをあげている「料理とは」という思い込みをほどき、丁寧に考え方、方法を提示してくれる。
レシピ本に慣れた人には当たり前のことかもしれないけれど、それってレシピ本に書かれていなかったからこそ、料理がうまくできなかった。
コツだけでない、ちゃんと継続的料理できる言葉がある。
そこ知りたかったところ。
相談者と山口さんとのやり取りに癒される。
ケアされる。
「おいしさの9割は安心感からできている」
これも言われてみて気付かされる。
食材、調理衛生は健康、命に直結している。
料理して食べることてなんて凄いことをしているのだろうと思う。
食育環境て、子どもの時代では選択できない。
保護者の下での食事は、食育に好ましい好ましくなくても、それこそすり込み、思い込みが起きてしまう。
この本ではその環境の呪縛からの解放もある。 -
Posted by ブクログ
読み終わったけど、自分一人のためにご飯は作らないという考えが変わることはなかった。やっぱ面倒。最近、北里大の加藤先生が唱えている糖質疲労の記事を読んだので、栄養はもちろん食べ方にも「健康」を意識してしまって、楽しく食べるってことが二の次になってしまってる。ここでも、「健康的な体づくりは絶対に損しない投資」とあって、余計にハードル上がってしまった。家族の健康につながると思えば、なおのこと。これは自分を大事にしてないってことなのかな。うーん。
家族の平日の夕ご飯を用意してウン十年だけど、手際がよくないせいか時間がかかる。これをなんとかしたいが故に読み始めたけど、真逆の内容だった。茹でた野菜が鮮やかになってくる様とか、焼ける音とか味わってたらさらに遅くなりそ。開き直ってゆっくりご飯作ればいいのかなぁ。すっきりと解決とはいかなかったけど、哲学の本ってこんなもんだよね。まずは、スマホを置いて味わうことをしてみます。