【感想・ネタバレ】自分のために料理を作るのレビュー

あらすじ

「自分のために作る料理」が、様々な悩みを解きほぐす。
その日々を追いかけた、実践・料理ドキュメンタリー。

【磯野真穂さん(文化人類学者)推薦!】
食べることは生きること。
なのに、自分のための料理は億劫。
それはなぜ?
料理を愛する著者が贈る、これまでにない料理本。

* * *
著者のもとに寄せられた「自分のために料理が作れない」人々の声。「誰かのためにだったら料理をつくれるけど、自分のためとなると面倒で、適当になってしまう」。そんな「自分のために料理ができない」と感じている世帯も年齢もばらばらな6名の参加者を、著者が3ヵ月間「自炊コーチ」! その後、精神科医の星野概念さんと共に、気持ちの変化や発見などについてインタビューすることで、「何が起こっているのか」が明らかになる――。

「自分で料理して食べる」ことの実践法と、その「効用」を伝える、
自炊をしながら健やかに暮らしたい人を応援する一冊。
* * *

【目次より】
料理は大変だと思っているあなたに
Stage1 料理の問題たち
1 料理についてこんがらがってしまっていること
2 自分のために料理するのって難しい?
Stage2 実践!自分のために料理を作る
Stage3 自分のために料理を作る七つのヒント
絶対に自炊して欲しい、なんて言えない
おまけ・本書で紹介したレシピ
しょうが焼き
ワンパンで作れる「トマトツナパスタ」
レンチンで作れる「シーフードカレー」
好きな野菜で作れる豚汁
カブの葉とじゃこの炒め物
カブとしらすのサラダ

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Posted by ブクログ

誰かにシェアする話でもない‥今日いいことがあったという誰にも奪われない自分だけの嬉しさを味わうことって生きていていい自信にもつながる。
料理は誰からも指図されない、思うままにやっていい。成果がすぐに現れてちゃんと美味しい。料理で自尊心を保つことができる、自分を丁寧に扱う行為、自分をケアする行為なんだなという文が心に沁みた。誰かのためじゃなく、自分の為の料理が自尊心を育み、人生を生きやすくするんだ。
料理は元々好きだったけど、もっと自分の為に作って良いんだなって、誰かに許された気持ちになりました。自分が喜ぶ食材を買って自分が好きな味付けにして、ここまで自分をケアできる行為って他にないかもしれないな。

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2025年12月07日

Posted by ブクログ

料理に対する考え方を通して、生活のことや自分のケアのこと、社会のことを考えていく本。

自炊への価値観の見直しや目的の生理で、自炊へのハードルが少し下がった。
セルフケアを考えるとき、美味しいもの食べに行こうとか非日常を求めたりとか、つい、プラスすることばかり考えてしまうけど、引き算することやいまここにいることを大切にすることもケアの考え方だよね、と思える。

対話形式、オープンダイアローグの形式がとってあるところも、読み手としては新鮮でとても面白かった。

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2025年10月25日

Posted by ブクログ

自分でコントロール可能な成果がすぐ出る料理。自分で作ることは喜び、欲求のはず。ハードルを上げない。ボタンがつけられたでもうれしいけど。私の作りたいのはこれ。あなたと重なる部分があるならどうぞ召し上がれ、うちの夕食はほかにありません。自分なりに精一杯にやったけれどこれしかできないときずぼら手抜きでごめんねが自分を傷つける。誰かの目に触れるならある程度身なりを整えるように失敗を人に見せない。今の気持ちがそうしたいと思っているのだからOK.気持ちに余裕があれば自分とやり取りしながら食べるものを決める。P37-39。プロセスを知覚する。

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2025年10月13日

Posted by ブクログ

本書から、自炊料理という日常的で、個人的で、ともすれば誰からも褒められることもないかもしれないささやかな行為に悩む人達が、実はその背景に自尊感情に悩んでいたり、傷ついていたりするということが分かってきます。そして、料理が個人的な行為だからこそ、もっと自分の五感や気分に素直になって、自分自身を労ってあげても良いと料理家の著者と精神科医の星野氏は優しく説いているように感じました。

比べるのは他人とではなく、料理を楽しめなかった以前の私であり、自分が食べたい物を食べたい味で食べられるのは、健康的な人生において大切なことと思いました。明日からの料理のハードルが少し低くなった気がします。

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2025年09月28日

Posted by ブクログ

料理に対する苦手意識とか固定概念が払拭されたように思います。
以下は名言でした、心に刻まれました。
・大人になることは自分が自分の世話係になること
・健康的な身体づくりは、絶対に損しない投資
・おいしさの9割は安心感
・作る人が1番偉い

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2025年04月04日

Posted by ブクログ

みんなが悩む「自炊」について、
料理研究家の方がパッションではなく
かなりロジカルに解説された本書。

山口さんと星野さんの柔らかさ、
会話形式という方式により
非常に読みやすくなっているが
あまりに美しい因数分解に舌を巻いた。
そして驚くほど腹落ちし、とても許された気分に。
(なぜ料理が億劫なのか、料理とは、など)

きっとどの料理家さんも思っていることだとは思うんだけど、他の本だとあまりにパッションだけが全面に出過ぎているイメージがあり、
「だからそこにいくまでに至ってないんだって、、泣」とずーっと胸焼けしていたので。

対談内のお二人の寄り添い方、距離の取り方が
とても心地よく、なんとなく自分を大事にできてないな〜と頭の端で感じている方にはかなりおすすめ。

はっとする金言も多数。
いやーよかったなーいい本読んだ。

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2024年11月22日

Posted by ブクログ

3か月前に実家を出て、ほぼはじめて夫と自分の料理をつくる生活に。
料理をするというと、作る=レシピというとこに注目されがちだけど、
料理をとりまくものの多いこと極まりない。
栄養、献立づくり、材料購入、食べて片付け、残り物の使い方、、、

自分が自分のために作るという部分をもっと掘り下げたいと思ってたときに出会った本。

料理することを味わえるようになる本。

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2024年05月26日

Posted by ブクログ

「女は料理ができなくてはいけない」「自炊が正義」「コンビニやインスタントで済ませるのはダメ」「食事は一汁一菜すべて揃って始める」という固定観念に自分も苦しんでいたのだなあと気づくことができて、そんな必要はない、と料理家さんに言われてそれだけで肩の荷が降りたような気分になった。自分の中の小さな自分の声に耳を傾けて、台所に立てたらいいなと思った。

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2024年04月30日

Posted by ブクログ

料理をするのが苦手、好きになれず、かと言って、「上手くなりたい」という気持ちの矛盾の中で、いわゆる「料理本」ではないものを探してました。
たまたま、「料理コーナー」で見かけたのが、本書。
心理学者の方が共著されていますが、そんなに堅苦しくありません。そして、期待通り、料理に対する「責任感」という呪縛から、「うーん、結局は楽しんで、自分の好きな味で、好きなものを食べる事が、本来の「摂取」本能であり、料理をする事の本当の価値なんじゃないか」と思えるようになりました。当たり前のことかもしれませんがー。

自分なりに、何かその時その時の「愉しさ」みたいなものを見出していけば良いんだなぁと思いました。大きくいうなら、人生論にも似ているような気がします。本当に、料理に対して気持ちが楽になりました。

良書です。また読み返したいと思います。

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2024年04月15日

Posted by ブクログ

ひさしぶりに心に響く本に出会えた。鬱で家事をする元気がなくなり、特に料理は一切手につかなくなって、なぜ料理だけこんなにもしんどいのだろう?と考えていた。全てここに答えが載っていた。自分のために料理をするのが勿体無い、考えることや済ます工程が多過ぎて複雑、自分のための料理に価値を感じない、なんなら自分に価値を感じない(ゆるりとしたセルフネグレクト)、料理をしても特に対価がない、食に興味がないなど。自炊というものに関して、根底から覆す本だと思った。途中でやめても良い、一汁一菜で十分、なんなら味噌汁を作るだけでも上出来、少し用意して食べて元気が出てきたら続きを作るなど…山口さんありがとう…とても元気が出ました。

p.59 自分のためだけに料理をするのがもったいなく感じる。料理をしたことがある人なら、誰しも1度は感じたことがある感情ではないでしょうか。料理が大好きな私でさえ、忙しかったり、他に気になることがあったりすると私一人のためだけに作るのが面倒になります。そういうときは外に食べに行くことが多いです。食事は毎日のことなので、毎度自分が満足できる完壁な食事をするのはかなり無理がありますよね。ただ、食事が後回しになってしまうことが長く続くと「そろそろいったん止まって、休んだほうがいい合図」だと考えるようにしています。
というのも、子どもの頃は親が食事を用意してくれたり、元気がなさそうにしていたら話を聞いてくれたりなど、ケアされる立場にいることが多いですよね。学校や塾でエネルギーを使ったぶん、家で食事をとり、誰かに話を聞いてもらうことでまたエネルギーが回復していく。けれど大人になると親元を離れ、自分で生計を立てていくことになります。それは、今まで親が担っていた子どもの世話係が、子ども自身に引き継がれる。大人になることは、自分が自分の世話係になることなのではないかな、と私は思っています。

お腹が空いたら何か栄養のあるものを食べさせて、夜になったらお風呂に入れてすっきりさせて気持ちよく寝かせる。おいしいご飯を食べに行くことも、花を飾ることも、自分の世話の一つです。大人になってしまうと日常的にケアしてくれる世話係はいなくなってしまうので、自分の世話をサボると心の調子が崩れやすくなるのではないでしょうか。
何をサボると心の調子に影響するかは人によって違いますが、私の場合は適当な食事を続けているとだんだんふてくされてくる感じがします。身近な人につんけんした態度をとってしまったり、家事も雑になったりと、ふてくされている自分に気づくと余計適当な自分が嫌になって負のスパイラルに突入しそうになるのです。こうなったら一度立ち止まって、自分の心に食べたいものを聞いて、作ってあげることにしています。この時返ってくるのは、「おむすびと豚汁」など素朴な料理が多いです。自分が心から食べたいものを食べさせてあげると、内側からみるみると元気が湧いて、心が整っていくような感覚になります。
「まえがき」でも書きましたが、自分の人生の主役は自分です。何かを考えるにもどこか行きたいところへ出かけるにも、身体が健康でなければままなりません。身体にスペアは用意されていませんから、身体は何よりも大事にしたほうがいいのです。そしてその身体を作るのが日々の食事です。外食や好物を楽しみつつも、ほどほどに健康的な食生活を営んでいくことは、人生の中でかなり大事なことだと思います。健康的な身体づくりは「絶対に損しない投資」のようなもので、こんなに還元率のいい投資はなかなかないでしょう。

p.65 徐々に自分好みにチューニングしていけばいいのです。
どうやってチューニングするかというと、たとえば黒胡椒は挽いてあるものではなくペッパーミルに入ったホールのものを直前に挽いたほうが香りが立って自分好みかもしれせん。肉じゃがはレシピ通りの時間だと少し硬いことがわかれば、もう五分煮て柔らかくすることができます。あるいは前日に作っておいて、翌日に食べると味が染み込んでほろほろになります。
自分による自分のための料理は、誰かに遠慮する必要がありません。好きなだけ胡椒を入れていいですし、肉二倍の肉じゃがだって作れます。唐揚げにレモンをかけるかどうか問題も遠慮せずに決められます。誰に何の文句も言われず、好きに飲み食いできるのは本当に愉快で、料理できてよかったなと感じる瞬間です。
さらに、一人料理は食べ方も自由です。たとえばお腹が空きすぎた時、私は回転寿司で寿司三皿と汁物を頼んで軽くお腹を満たしてから、家に帰ってサラダを作って食べるのをよくやります。そうすると、切羽詰まって料理しなくていいですし、寿司だけで済ませるより栄養バランスも整います。
あるいは、お腹がぺこぺこで帰宅した時、まずは前菜のような感じですぐに食べられる冷奴やサラダを作って食べます。お腹が少し落ち着いた状態でメインの料理を作ります。メインの料理にご飯が合えば一緒に食べますし、ご飯が合いそうになければ、メインを食べ終わった後にお腹と相談しながらとを何にするか考えて作ります。空腹状態で一気に作って食べようとすると途中でエンストしてしまうため、「作って食べる」を何セットかに分けてみるのです。こうすることで、レストランのコースのように仕立てられてゆったりと食事をすることができます。都度お腹の様子と相談しながら適量を作ることで、食べ過ぎ防止にもつながりますし良いこと尽くしです。
「正しい食事とはこうあるべき」という固定観念からいったん離れてみて、自由に食べられるとしたらどんな食事が理想的だろう?と妄想してみてください。食事は毎日のことなので、毎回の食事の満足度がほんのちょっとでも高くなると結果的に大きな満足感につながっていきます。

p.107 お腹がすいた時、何でもいいので栄養補給しなきゃってなるのってポジティブでは無いじゃないですか。冷蔵庫にあの食材が残っているから使い切らなきゃっていうのも事実としてはあるんですけど、最悪さよならするって言う選択肢が取れるわけですし、自分がその時食べたいものを優先したほうがメンタルには良いと思うんですよね。フードロスとかの観点で言うと良くないですけど。今1番食べたいものを食べられたら、その後やっつけなきゃいけないものにも立ち向かえると思いませんか?自分自身の中に作りたいかもって思う気持ちが湧いた時に、その気持ちを掴むみたいな感じが大事だと思います。自分の頭の中っていろいろなことが巡ってるじゃないですか。お腹が空いてきたよとか、お昼ご飯どうしようとか。何も食べないのはやばいなぁみたいな。なので、自分の中の声をもっとちゃんと聞いてあげるのは大事かなって思います。聞き方も大事だなって思ってて。何が食べたいのって言う質問にする答えが返ってくるとは、精神的にも肉体的にも調子が良い時だと思うんですよ。ちょっと疲れてるとか、モヤモヤするとか、すっとしないみたいな時に、そういう質問をしても多分答えられないですよね。そういう時は何食べたくない?って聞いてあげるといいと思うんです。そうするとこってりは嫌とか、さっぱりは今じゃないとか出てくると思うので、そこから消去法で選択肢を絞っていくっていうのもありだと思います。後私の場合、料理してて、これじゃないなと思ったら、途中でやめるっていうのをよくやりますね。

p.134 たとえば、毎朝五時に起きていたのに、今日は身体が重くて起きたら八時だった、というようなことがあると、また自分を責めてしまうのではないか。それが続くと、自分は意け者だと落ち込んでしまったり。目標を定めることで苦しくなっていく可能性がある。
でもそれって癖のようなものだと思うんです。ラジオ・パーソナリティのジェーン・スーさんがこう言っていました。「ダラダラするIl自然体でいると呼ぼうよ」と。人間ってもともとそんなにキチッとした生き物ではないはずだ、というんです。

お休みの日に家でダラダラしてしまい、気づいたら四時間昼寝していた、みたいなとき、「一日無駄にしちゃった」と思う人が多いけれど、それは自然体なんだと。自堕落じゃなくて、自然体と呼んで、と。だから横山さんが理想を掲げることはすごいことだし、そこに近づけるのなら素晴らしいけれど、できなかったとしてもそれはそれとして追求しないという姿勢も大事だと思います。
横山最近では、私もできない自分をちゃんと認めようと思い始めています。私の生まれた一九八〇年代半ばは、「数字がすべてだ、結果を出せ」という風潮がかなり強く残っていた時代で。勝ち組・負け組の価値観が強く、大企業に就職した人が勝ちだし、入ってからも結果を出せるようどんどん動かなくちゃいけないと思い込んでいる。結果が出ないのは、自分の努力が足りないからだ、と。

三〇歳を過きてようやく、努力だけじゃなく、向き不向きもきっとあるはずだと思えるようになりました。今やっている広報の仕事には同世代の女性もたくさんいるのですが、彼女たちの話を聞くと、若い頃から呼吸をするように当たり前に仕事がバリバリできていて、結果も出している。聞けば聞くほど私には無理だ、とてもできないと感じて、そういうのを追求しないようにしようと思うようになりました。

すごくいいと思います。私が尊敬する仕事仲間が「世の中は壮大な役割分担」と言っていました。横山さんにも私にも、それぞれ得意なこと、不得意なことがある。それらがパズルのピースのようにぴったりハマれば、世の中はすごくうまく回るはずだ、ということです。その仕事仲間は返層も遅いし、できないことも多い人なのですが、圧倒的な人間的魅力があって愛されている。できないけど、自分の強みをちゃんとわかっていて、それを実行できる。そういうタイプの人もいれば、もっと地味で縁の下の力持ちとして重要な人もいる。
みんなそれぞれに良さがあるのであって、全員が平均点の金太郎飴みたいな社会はつまらないですよね。
横山さんが自分をいじめてしまうのは、「私は平均点にも届いていない」という気持ちになったときなのではないでしょうか。できないことについては「これは私の苦手分野だ」と諦めていいんですよ。同僚にも「これ、私苦手だから手伝ってほしい」と助けを求めるとか。
すべてができる人なんてめったにいない。できないことがあってもそれでいいという感じで生きていけると、もう少し楽なんじゃないかな。

p.192 ソースコードが辞めるってかっこいいなと思っていたんですが、多分、レシピもそうなんだと思います。外側に出ているものの裏側に、そのレシピを作った人が体感してきたロジックが並んでいるんだろうな。レシピを見ないで作る人の料理の裏側にはそういうロジックが流れている。私はそこに今憧れているんだろうなと思います。今はまだよくわからないことも多いので、とにかく切って、貼って、ウェブサイトを作っている状態に近い感じだと思うんですけど、少しずつ自分で作り上げてやっていくことができるんじゃないかと言うことが、料理だけではなくて、仕事や人生にも活かしていけるんだろうなって感じています。

p.209 袋麺を食べるときは必ず野菜を乗せなきゃいけない、と無意識のうちにルール化されていたようです。その無意識のルールを客
観的に眺める作業をしたことで、野菜がなくても食べられるようになった。藤井さんの場合は、普段の生活でしっかり野菜はとれているのだから、たまには炭水化物だけの食事があっても、健康貯金が若干目減りするだけのことです。全然いいんじゃないですか、とお伝えしたんですよね。

このレッスンを始めて感じたのは、そもそも「自分のために料理ができない」と悩む人は、実はすこく「考えている人」なんだな、ということです。コンビニ飯や冷凍食品ばかり食べていて心も身体も平気な人、それが普通で特に問題ない人は、たくさんいる。その一方で、パートナーに作るのは苦にならないのに、自分だけだと作るのが億劫になることに悩む藤井さんのような方もいる。
星野僕も自分のために何かを作ることに対して腰が重いのですが、それはちゃんとしたものを作るべきだと思っているからかもしれません。実際には適当でもいいはずなのに。
山口パンを焼くとか、アルミの皿に入って売っている鍋焼きうどんをコンロにかけて卵を落とすのだって、自炊ですよ。
人間は日々、食べていかなきゃいけません。食事作りは、非常に外部化しやすい家事です。
外食もあれば惣菜を買ってくることもできるという選択肢の広さや頼りやすさがある。だからこそ人それぞれに「これ以上は外に頼りすぎだ」というラインがあって、その線を超えると自分が嫌になってしまうのだと思います。

p.210 自分はそんなにご飯が好きじゃないのかもとおっしゃっていました。食べることへの情熱が強くないせいもあるのかもしれません。必要性があればしっかりやるけど、と。でも、自炊の事はずっと課題として考えてきたともおっしゃっていた…。

お二人の話を聞きながら思い出したのが、仕事だとできるということです。私は普段片付けや整理整頓が好きでは無いのですが、会社の総務部に勤務していた時は、社内の片付けをきちんとしていたし、経理の仕事もできていた。人のために料理を作るのは、自分にとっては仕事なんだろうと感じています。

会社での労働には賃金、家族のための家事には感謝や愛情と言う対価があるけれど、自分のためとなると対価がないと感じてしまうのかな。

対価がないのに加えて、責任がないということですね。私が食事の支度をしなければ妻が困ると言う状況に対して、1人の時は困るのは自分だけですから。あまり自分を大切にできないということなのかもしれませんね。質のために作るのは好きなのだと思います。以前は自宅でホームパーティーを開いて、それこそこれよりや形式で作ったりもしていました。

藤井さん、ご自身は、何かしらの対価を設定して、自分でも作れるようになりたいと思いますか?

困らなくなりたいと言うのはありますね。今日も午前中の仕事がなかなか終わらず、お昼12時ごろからお菓子を食べ始めてしまって。これはまずいと切り上げて、ラーメンを作ったんですが、それでちょっと落ち込みました。忙しくない日でも昼食が2時3時になってしまうことがあって。そうならない方が、自分の幸福度が高い事はわかっているので。


『週3レシピ 家ごはんはこれくらいがちょうどいい。』

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2024年03月29日

Posted by ブクログ

料理は今ここに集中させてくれる、嫌なことに思考を飛ばしにくくなるというのに納得。
確かに料理は疲れるけれど、作った後に「意外と大丈夫だったな」と思ったりもする。

山口さんが他の本でも書いていた「自分に合う料理を見つける」。
私の場合は、身体を温める料理、時間差で食べてもおいしい料理なのかな?
無理なく、自分を大切にできる料理をしていきたい。

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2024年03月18日

Posted by ブクログ

とてもいい本だった。

しらすとカブのサラダも、大根バージョンで作ってみたけれど、とても美味しかった。
レンチン シーフードカレーも作ってみたい。
でもこれは、レシピ本ではない。

料理家の山口さんが、なんでか自分のためには料理を作ることができない人と対話しながら、
「なんで人のためには作れるのに、自分のためになると面倒になって作れないのか」を考える本。

相談者はいろんな人がいる。
まずは「死ぬまで生きる日記」の土門さん。
レシピ通りじゃないと作れないのはなぜか、という悩みや、妻のためなら作れるが、自分のためには作れない男性。

仕事はバリバリこなし、パートナーにも料理をすることを求められていないが、これで良いのかと
苦悩する女性など、食べることや料理を作ることへの思い、考えは本当にその人その人の、人生、生き方そのものだなと考えさせられる本だった。

料理家山口さんの対話運びは、細やかだけれど、さっぱりしていて心地よく、一人一人のこだわりを解きほぐしていく。もっと自由でいいんだよと。
二回目のセッションからは精神科医の星野概念さんも対話に加わる。星野さんは精神科医であるけれど、音楽バンドや文筆業もされているようで、とても魅力的。

自分で自分のために料理をすることは、何よりの自分へのケアであり、人生を豊かにしてくれる。何よりその作るプロセスを楽しむこと。

いろんなことを教わった。
これから、新生活をはじめる人も、料理にもやもやがある人にも、とにかく作るが億劫な人にも、食べることは生きることだから、いろんな人の葛藤を読んでみることで、自分のもやもやにも向き合えるかもしれない。

最後は、パートナーに先立たれ一人で生きていくための自信がほしい、という50代女性。

ちなみに、” 塩一つまみは、これくらい ”
の写真もあってわかりやすい。この本はうまく作れるようになるための本というより、自分のために楽しく料理をできるようになったら人生楽しくなるかもよ、の本。

ただ自分のために料理を作ることこそが、ものすごく自分を大事にすることなんだな、ということに気づけた本だった。

とてもよかった。レシピも最後に載ってます(^^)

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2024年03月09日

Posted by ブクログ

今出会えて良かった一冊。
自炊の頻度が、自分の心の状態を測るバロメーターになっているなぁと改めて実感した。
受講者と山口さんとのレッスン、その後星野概念さんも加わってZoomセッションという流れも、とてもいいなぁと感じた。

そして、この本を読み終わった後、ネットでぬか床をポチっていた。

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2023年12月13日

Posted by ブクログ

「世界自炊紀行」で好きになった山口祐加さんの本です。
 皆さま、自炊に苦労しているのですね……。それに結構な呪縛に捕らわれている。これでは自炊、苦痛に感じてしまうよなぁと思ってしまった一冊です。いいじゃん!納豆ご飯で!立派な自炊じゃん!ねぎを混ぜようかな、たまごを落とそうかな。塩昆布混ぜても美味しい。そんな混ぜただけの納豆をご飯にかけただけのものを「自炊!」と言い張る私からしたら、皆さまちゃんと料理できるようになってらっしゃる。

 この本で「食べたいものを自分に聞く」というのも、自然と私はできているんだな。と。今日は何を食べたいかな?お魚かな。お肉かな。やっぱり納豆だな(大好物なんです)とるんるんになれる自分はなんて幸せ者なんだろう。と思いました。ただし、一緒に混ぜるものにはこだわりますが。何を混ぜるかはそれこそ今日の「自分に聞く」をしているなぁと。納豆だけにはこだわりませんが、納豆の頻度が高いということで。他にもちゃんと料理しています。念のため

 あといいなぁと思ったのが、居酒屋スタイル。まず、お腹に何かサラダとか、お豆腐とか入れておいて、それからメインを作って、メインを食べたらお腹具合によってご飯を食べるか食べないかを決めるのいいなぁと。全部一気に並べなくてもいい。居酒屋形式でいい。これは目から鱗でした。昨夜早速やってみたのですが、汁物を満足するまで食べて、もうお腹いっぱい。何もいらない。となった後しばらく経つと「あ……。なんか小腹が減った。シメの何か欲しい」と冷凍していたおにぎりをチンして食べました。こんな食事の仕方、アリのあり!今後、これで行こう。と思いました。

 あと「それをやる理由」が書かれているところは、本当になるほど……。と思って読みました。酒は美味しい水、醤油は香りづけ。うんうん。と頷きながら読みました。あぁ、今まで私は醤油に頼りっきりだった。今度はもう少し塩味を塩から、香りづけに醤油を使ってみようと思ったり。こういう料理の「それをやる理由」をもっともっと知りたい!!このことだけで一冊本を出してくださいませんか?!と思ってしまったほどです。なんとなくは身についていたこれらの事柄ですが、理由が分かると更に楽しい。そんなことも味わえる一冊でした。

 対談にいらした精神科医などの星野概念さん、実は別件でこの方の記事をよんだばかりだったので、とても親しみやすく読めました。途中、私と同じく双極性障害の方がいらして、一日エビリファイ6ミリのみ。でも、その薬を嫌に感じているというのがあって、「あ。私、これより数段薬多いけど全然薬嫌じゃない。だから飲み続けられるんだ。という気づきもあったり。
 
 何より最強だと思ったのは、「まぁ、私帰ったらおいしいご飯作れるし、ここは見逃しておこう」の一言です。本当にこれ。まぁ、私帰ったら美味しい納豆ご飯作れるし。って思えるの最強かな!と。

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2025年10月15日

Posted by ブクログ

家族がいれば料理するけど、1人で食べる料理は適当になってしまうので、心持ちが変わるかなと思い読んでみた。語り口が優しく、読んでいて癒された。料理は、自分をケアするセラピーだなと思った。

・自炊は自分を労わり養うこと。自分を大事にすること。自尊心、自己肯定感を高める。
・大人になることは、自分が自分の世話係になること
・作る自分と食べる自分を分けて考える。食べたい料理を自分というシェフに作ってもらう。
・味付けとは基本的に塩味を付ける事。塩味が無いと美味しく感じない。醤油や味噌は香り付け。
・ダラダラする=自然体でいる、でいい。気楽に。
・自分が満たされることは、健康な人生に必須。
・楽しそうな人は見るだけでワクワクする。

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2025年08月29日

Posted by ブクログ

忙しい毎日の中で、これからますます料理は「自分でやらなくていい家事」になっていくのかもしれません。

このまえがきに、びびっと。自分のためだけでなく家族のために料理をすることとなった今、自分、そして家族の身体を労われる逞しい妻となりたいと思った。

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2025年03月22日

Posted by ブクログ

プロセスを大事にする、というのを一番やってみたいと思った。
野菜の切り方とか知れば面白いんだろうなあとも。

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2025年01月04日

Posted by ブクログ

もっと早くこの本を読めばよかった…!

疲れたときはお惣菜に頼るけど、なんだかいつも味にしっくりこない。おいしいと感じたことがあまりない気がする。

そういうときでも、えいやっと料理をすればよかったんだ。なぜか自分の作るものは自画自賛で、大体おいしく感じる。

なんでこんなに自画自賛なんだろう?
っぱりプロセスの有無?それとも自分が自分のために行動してくれるのが嬉しいのか?

また読み直したい一冊。

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2024年05月26日

Posted by ブクログ

「料理は複雑で、高度な家事スキルです。」
最初に言いきっている。
これだけで他のいわゆる普通のレシピ本ではないということがわかる。
俄然、根拠のない希望がもてた。

ハードルをあげている「料理とは」という思い込みをほどき、丁寧に考え方、方法を提示してくれる。
レシピ本に慣れた人には当たり前のことかもしれないけれど、それってレシピ本に書かれていなかったからこそ、料理がうまくできなかった。
コツだけでない、ちゃんと継続的料理できる言葉がある。
そこ知りたかったところ。
相談者と山口さんとのやり取りに癒される。
ケアされる。

「おいしさの9割は安心感からできている」
これも言われてみて気付かされる。
食材、調理衛生は健康、命に直結している。
料理して食べることてなんて凄いことをしているのだろうと思う。

食育環境て、子どもの時代では選択できない。
保護者の下での食事は、食育に好ましい好ましくなくても、それこそすり込み、思い込みが起きてしまう。
この本ではその環境の呪縛からの解放もある。

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2024年05月01日

Posted by ブクログ

タイトルを見たとき、そうだよなあって共感した。
『自分のために料理を作る』って意外と難しい。
そして大切なことなんだ。
私は普段は家族のために料理を作っているのだけれど、一人で食事することが多い昼食は、ここ最近、冷凍パスタかパンがほとんどだった。
それが、昨日、本書を読んでいたら、むくむくと、自炊をやる気がでてきて、めっちゃ久しぶりに自分のためだけに料理をした。
前夜の夕食の豚丼の汁に前日買った焼き鳥の残りとしめじと玉ねぎと玉子入れて親子丼。
半年ぐらい放置してあったさつまいもをレンチンしてレモン味のサラダ。
どちらも美味しくて、自分やるじゃん、と、嬉しくなった。
本書は「ケア」という観点から「自炊」を見直して、新しい視点で、「料理をするということ」が捉え直されているのが魅力。
そもそも、自分で何かを達成できる、ってすごいこと。
目玉焼き焼いたり、具なし袋ラーメンを作って食べることも「自炊」
「自分で料理をして食べること」は、自尊心を育むことにも通じる。
あと、ホッとしたのは著者の山口さんの言葉「(食べる人じゃなくて←筆者註)作るひとがいちばんえらい」。
山口さんと、精神科の医師の星野概念さん、山口さんがリモート自炊レッスンした「自分のために料理ができない人」たちとの個々のセッションも、面白かった。
星野さんは臨床医だから当然かもしれませんが、山口さんもカウンセラーのように、お話を引き出すのがお上手。
レッスンを受けた方たちも自己分析が鋭い。
こうやって、ふだん、話さないことを話すことも、「ケア」なのかもしれない。

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2024年03月26日

Posted by ブクログ

自炊料理家の山口裕加さんは、単なるテクニックを超えて料理初心者が料理をできるようにするための考え方、そしてそれに付随するテクニックを教える独特のスキルが面白いと思っていた。

そんな山口さんが、自炊をしたいのだができないという6名の参加者に3ヶ月間、コーチとして伴走し、さらに終了時に精神科医の星野概念さんを交えたインタビューを行い、自炊という行為を通じて心と身体の両方でどのような変化があったかをまとめたのが本書である。

山口さんの自炊術というのは、ある種のセルフケアの要素を強くはらんでいると前々から思っていたのだが、まさにその点が強くフォーカスされており、具体的な6名に様々な変化が表れた点に、自炊という行為の可能性を改めて実感した。

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2024年01月14日

Posted by ブクログ

自炊がテーマの本ですが、読み進めていくとかなり深い内容だな、と思いました。自炊って学校で教わるものでもないし、いつの間にか「料理」そのもののハードルもあがっていて。山口さん曰く、きゅうりに味噌をつけて食べるのも料理。なるほど。
本の構成も、まずは参加者の方と料理をして、その後対話していくのですが、そこでも様々な気づきがありました。

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2023年12月31日

Posted by ブクログ

自分のために料理をつくることが出来ない人がそんなにいるのか!?というのがびっくりしたところでした。
私はむしろ自分の分だけ作るなら作れるけど、誰かの分もつくる…となると途端に億劫になるタイプ。自分のためには料理をつくれない人の対極にいる…のですが、気になって読んでみました。
筆者が繰り返し、無理に自炊する必要はないのだと言っているのが印象的でした。
自炊に関する呪いを解いていく本でした。

料理すること食べることは生きることと繋がっている。料理への悩みは生き方の悩みと通じていて、料理を通してセルフケアを考えていきます。

料理は日常の中で手軽に「出来た!」と自分で自分を喜ばせることが出来る行為、という記述になるほどと感じました。
そんな風に考えたことがなかったのですが、確かにそうだなぁと。

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2025年04月01日

Posted by ブクログ

あくまでも「作ることは好きだけど、自分のために作るのは気が進まない」人のための本で、自分のように料理が苦手な人のために書かれた本ではないなと感じた。

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2025年01月05日

Posted by ブクログ

料理ができない訳でもない、むしろ作りたいものは作れる方。誰かの為なら毎日料理もできる。でも、自分のための料理は億劫で作れない。そんな悩みを抱えている人が私以外にもいたのね!と本を読んでまず安心感を覚えた。
この本は心と自分に優しい料理と生き方の本。

自分が自分の世話係になり、何が食べたい?って聞いてあげると言うのは目から鱗でした。
いままでは、あーー面倒くさいなぁと言っていただけだったから。今まで自分を蔑ろにして面倒くさがってゴメン。反省。

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2024年12月19日

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料理も食べることも好きだけど、自分のためだけにやることに気力と時間をかけるメリットを感じられない。やる心身健康メリットは分かってはいるんだけど…

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2024年07月10日

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料理はわりとするのだけれど、自分のために、となると面倒で仕方なくて
ってまんま私のことじゃないか!
と思って手に取った本

読んでたら、料理したくなってきました
おかげで、2品も作り、材料もあれこれ買ってきてしまう始末

面倒、と思うことは沢山あるけれど、私は料理することは嫌いじゃないんだなと再確認

料理のハードルを下げてくれます
なんだ、私の料理はちゃんと料理だったんだなって
きゅうり切ってマヨネーズかけただけでも料理なんて、そんなこと思わなかった

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2024年02月20日

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自炊料理家・山口祐加さんの著。
「自分のために料理をつくる」に注目して、様々な人とのレッスン内容、その後のインタビューを纏めた一冊です。

 『自炊からはじまる「ケア」の話』という副題がついているので、読む前は「何かしらケアを必要としている人が、自分自身をケアするために料理を作るという内容なのかな?」と思っていましたが、それほど深いものではなく、むしろカジュアルに、「人が自分をご機嫌にするために料理をするにはどうしたらいいか?」について語る本でした。

 全て読んでまず思ったのは、「この人(著者)、本当に料理が好きなんだな」ということ。
 そして「この人(著者)は料理に矜持を持っている、だからこそ、時々何かしら私にはヒリヒリするものがあるな」とも感じました。

 参考までに言うと、私は料理をほぼしません。女性が料理を担当するということに負い目を感じて生きてきて、トラウマの影響もあり、食べることそのものに興味があんまりありません(ときどき、そのせいで食事が苦痛になることも)。外食する場面では好みの食べ物を選ぶことはあれど、「あれが食べたい」と思うことが日常の中ではほぼありません(本書内で誰かの夫が似たようなことを言っていましたね)。

 そういう私から見て、著者は本当に料理の楽しさを知っている人だなと感じましたし、と同時に「私料理できるからさ」と唐突に言い放たれたような気持ちになりました。

 これは決して著者が傲慢だとか言いたいのではなくて(あとがきで触れられている通り、著者は「誰かを傷つけてしまっていないかといつも考えるようになりました」と述べておられます)、料理というものはいつも、出来て当たり前の位置づけになって、それに輪をかけて「こうあらねばならない」という呪縛によって下支えされている存在なのだと、改めて感じたということです。
 本書では料理のプロセスを味わうことを推奨されていますが、このことについても「(時間や予算などに)追われている状態」では考えられないですし、「自分で気づけなければ~」というようなことを言われていますが、気付ける余裕のある人が一体どれだけいるだろう? と思うと、やっぱり料理というものについて語れば、意図とは無関係に傷つく人は出てきてしまうのかもしれないと思いました。
 楽しめない人もいる、生きる為だけにしか食べられない人もいる。でも、著者のスタンスとしてはできれば少しずつ、料理に親しんでもらいたい。そういうことなのかなと考えました。

 学びの多かった一冊でした。
 ありがとうございました。

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2024年01月11日

Posted by ブクログ

土井先生からの家庭料理のハードルを下げる潮流の実践的な内容になっている。ちゃんとした料理を作らなければいけないというプレッシャーを軽くするのと同時に、他人の評価を気にせずに自分が食べたい料理を自分に問いかけ、匂いや手順を大切にしながら自分の好きなように作れる幸せという自律的な軸を打ち出している。
によってどこで引っ掛かって悩んでいるのかが違うようで、自炊の相談に乗るだけでうまく回るようになる人もいて、たしかにケアのような側面もあるし、そもそも料理ではない部分で落ち込んでしまっている人もいる。忙しすぎるのだ。
全体的に繰り返しが多いし、星野概念さんもぽんと出てきた感じでこれでいいのかよくわからないが、具体的に役立つ部分は多く、書いている内容が話題にもなりそう。

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2024年01月08日

Posted by ブクログ

私は料理が苦手なので、人のために作るなんてハードル高すぎる、と思っていた。こちらに出てくるレッスンを受けた人々は普段から料理をしていたり仕事にしている人が、自分のためには作れない、と真逆のことを言っている人が多くて興味深かった。まあ、そういう人でも作る気しないのなら、作りたくない時が多くて当然か、と思えた。

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2024年01月07日

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