泥ノ田犬彦のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
勉強もバイトも続かず、将来に対してあきらめ気味なヤンキー高校生・小林大和。ある日、彼のクラスに“普通”が不得手な転校生・宇野啓介が入ってくる。宇野は、たとえば「立て続けに話しかけられると硬直する」「複数のことを同時に行うのが苦手」など、周囲とは違った困難を抱えている。 
ある日、小林が先輩から勧められた怪しいバイトに巻き込まれかけたところを、宇野に助けられる。この出来事をきっかけに、ふたりの距離は少しずつ縮まり始める。 
宇野が日常生活で工夫して生きている姿や、彼のメモ(ノート)を使って行動の手順を管理する、というスタイルを知るにつれ、小林は自分の弱さや限界と向き合うように。バイト先で -
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良作
当初読み始めた時は、「なにこの絵、しかも変わったキャラだし」と思った。
タイトルからして、「宇宙飛行士を目指す少年たち」のようなイメージを勝手に持っていただけに、よりそう思えたのかもしれない。
が、よく読んでみると全然そんな話ではなく、「軽度の知的障害」(この言い方が正しいのかわからないけれど)や「コミュニケーションが苦手」な少年たちの心温まる友情話という事がわかる。
この手のジャンルのマンガは過去にもいろいろあるが、高校生あたりで、しかも前向きに青春しつつ…という作品は珍しい。
この時点で高評価。
絵は冒頭こそクセが強く感じたが、1巻の後半あたりでは作者・読者とも慣れてきたのか気になら