泥ノ田犬彦のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ個人的にはこの4巻が一番刺さったし泣けた。
前半は3巻から続く夏祭り編。
宇野くんのお姉ちゃんがどれだけ弟を大切にしてきたか伝わる。でも大切にするって箱入りにする事とは違うんだな。宇野くんと小林くんが友達になってお互いいい作用をして、そしてそれがお姉ちゃんにも伝わって良かった。
そして後半、体育祭編。
運動がちょっと苦手な宇野くん。でも宇野くんの挑戦したい気持ちを尊重してくれる先生、手伝ったり協力したりしてくれる友達。温かい。現実もこんなだったらいいのにな。
何事も「ダルい」「面倒い」と思っていた小林くんが、部活対抗リレーで宇野くんの応援に押されて本気になり、全力で走った後には「なんか面白かったな」となるシーン、胸と目頭が熱くなった。
宇野くんも小林くんも、まだまだ成長していける。生きるのに人よりちょっと不器用な二人だけど、引き続きこの二人を応援していきたいと思った。
あとこの漫画は診断名とか病名でカテゴライズしないのが一番いいですよね。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ勉強もバイトも続かないヤンキー高校生の小林は、自分と同様に苦手なことが多いが様々な工夫をして頑張っている宇野に感化され、自分も変わろうと動き出した。夏休みの天文部の活動に参加するため、久しぶり(?)のテスト勉強に挑む!家だと集中して勉強できない小林は宇野と一緒にカフェで勉強をすることに。しかし、いざ勉強を始めようとしても何から手を付けていいかわからず全く進まない。そんな彼のもとにバイト先の先輩・山田が声をかけてきて…。
宇宙規模で考えたら人間なんてちっぽけで悩みの一つや二つは誤差で気にすることはないってよく言うけど、
理屈は理解できるけど全く心に響かなくて
それが宇野くんも小林くんも一緒だってわかって安心したな~
そのちっぽけな問題から目を背けずにいられるのは誠実なんじゃないかな。
バイト先の山田さんとドーナツ屋で勉強するときに面立ちの宇野ですって挨拶してるところジーンと来ちゃう!
胸を張って言えることの嬉しさを考えたらね‥ -
Posted by ブクログ
ネタバレ勉強もバイトも続かないドロップアウトぎみなヤンキーの小林。ある日彼のクラスに変わり者の宇野が転校してくる。小林が先輩から怪しいバイトに誘われているところを宇野に助けられ、その出来事をきっかけに2人の距離は縮む。宇野のことを知れば知るほど彼の生き方に惹かれ、自分も変わろうと行動する小林だったが…。「普通」ができない正反対の2人がそれぞれ壁にぶつかりながらも楽しく生きるために奮闘する友情物語。
臨機応変な対応ができず、許容範囲を超えてしまうとパニックを起こしてしまう宇野くんと何をしてもうまくいかずにいろんなことを諦めてきた小林くんの二人が自由で息のしやすいところへ歩いていくお話。
宇野くんはパニックを起こさないように、胸のポケットに大事にしまってあるテザーで日々を過ごしているけどそこには今まで生きてきて躓いたこと悔しかったことうまくいくためにどうすればいいかの道順が事細かに書いてあって宇野くんにとっての命綱。
その中身は自分を規制するためのものが多く、今までどれだけ嫌な思いをさせられて我慢して生きてきたんだと悲しい気持ちになりました。
と、同時にどうすればその気持ちとうまく付き合っていけるかしっかりと考えていてすごいなえらいなって思いました。
クラスのこと話すときのメモに涙の痕があって悲しい思いをしたんだなと泣いちゃいます。
宇野くんの気持ちもわかるしクラスの子の気持ちもわかるし、、
たくさん諦めるしかなかった宇野くんが健気で抱きしめたくなっちゃう。
まずそのことに気付けることが素晴らしいし、直そうと諦めないところが素敵。
そんな宇野くんと出会った小林くんは所謂勉強を諦めたヤンキー。
小さい頃はできないことも頑張っていたけど、大人に見放されることが増え自然と自分自身も雑に扱うようになってしまう。
嫌な思いをしたら逃げればいい、やめればいいそんな逃げの思考になっていたところを宇野くんと出会い、少しずつ自分の気持ちと向き合って、楽しい気持ちも悔しい気持ちもどれ一つこぼさずに受け止めていけるようになっていく。
一見するとタイプが違う二人に見えるけど、実は同じ諦めという気持ちを持っている。
宇野くんは相手に迷惑をかけないために相手を諦める。
小林くんは自分を諦める。そんな二人が出会いどんな明るい未来が待っているか楽しみ。
宇野くんとは少し別だけど、30年生きてきてやっと生きにくいなと思い、自分の内側と向き合うことができました。
めちゃくちゃ年下だけどみんなと同じように生きていくために頑張って工夫している2人に勇気をもらい、強くなろうと思えてます。
出逢えてよかった本の一冊です。 -
匿名
購入済み宇宙
タイトルの意味が分かった時、なんだか泣きたい気持ちになりました。
時代設定は平成、と作者さんが書いておりました。
宇野くんのような子がクラスにいたけれども、変わった子だね、の一言に括られることが多かったと思います。
いまは『特性のある子』として広く認知されてきているけれども、それでも生きにくさを感じる人は多くいます。
カタチは違うだけで、誰もが宇野くんのいうテザーを持っているはず。
人と違う、その生きにくさの中で眩く成長する2人から目が離せません。